この数年、静高に合格する中学生が、特定の中学に集中する傾向が強まっている。
2022年の数字で見ると
①静岡附属中と島田附属中で104名 占有率33%
② ①に公立御三家の安東中、城内中、東中を加えて171名 占有率53%
③ ②に長田西中、大里中、豊田中、東豊田中を加えて213名 占有率67%
この占有率は定員が320名体制では、過去最も高い比率である。
学力検査だけで合格者を決める310名ではさらに比率は高まる。①34%②55%③69%
上位の9中学だけで約7割を占めている。
この少数中学に合格者が集中する「寡占化」の最大の理由は、島田附属中の躍進にある。
静附中と島附中の合計で100名程度という目安は、もちろん明文化してはいないが、静大の附属中で3割を超えない程度というのが「阿吽の呼吸」で定着している。
静附中は静高受験者を調整することはしないが、島附中は2校で合格者が100名程度になるように調整している可能性はなくはない。
徐々に島附中の比率が増え始めていて、同数になる可能性もある。
島附の比率が増えて100名中6割程度にまで上がることもありうる。
島附が静附同様に自由に受けていいとすれば、2校で120名程度になってもおかしくはない。
すでに中3学調の学年平均点では、島附中のほうが上である。
島附中の中学受験人気を考えれば、静高受験生がさらに増加してもいいのではないか。
島附中が躍進した理由は
①学区制が撤廃されて、高校入試は全県一区制になった。
以前にはあった学区外からの入学定員1割枠は撤廃された。
②藤枝市の市街地や住宅地が発展充実して、駅前マンションが増えたので、静岡市までの電車通学も普通になった。
②は地価が高い静岡市から藤枝市に移る若年夫婦が増えてきたためと、他府県から移動した家庭が通勤、通学、生活に便利な藤枝市駅前を選んだことも考えられる。
島田附属中の生徒は、全員が筆記試験で選抜されるので、当然ながら筆記試験がない静附中生よりも、学習習慣が身についている。
さらに校内の進路指導も徹底していて「受かる可能性の高い生徒を学年上位から厳選して受験させる。」
その点すべて自己責任の静附中とは正反対で合格率は2022年の静附中が74%であるのに対して、96%とダントツに高い。
学習習慣が身についた島附生が存在感を出したのが、今の静高2生の学年だ。
静高定員が1クラス減って、280名体制になったので倍率が高まり、優秀な生徒が集まった。
校内テストの平均点が跳ね上がっている。
今後、定員が減ることは避けられないので、島附生の比率がさらに高まり、精鋭化する予感がする。
静附生もうかうかしてはいられないだろう。
どうする静附生???