1等賞金7億円のジャンボ宝くじが、また発売された。
発行主体は都道府県などの自治体だが、監督官庁は総務省で(旧自治省)なので政府と自治体が胴元である。
宝くじは1ユニット単位で発行されるが、1ユニットは2000万枚で1枚300円だ。
さて、1等賞金7億円が当たる確率は、いくらでしょうか??
2000万枚の内,1等は1本だけなので2000万分の1だ。
宝くじを1枚だけ買う人はいないので10枚1組の1セットで、1等前後賞1億5千万円以上が当たる確率は、
連番では1000万分の6である。(バラなら1セットで確率は1000万分の15だが、大差ない)
2等賞金1千万円の当たる確率は1枚で2000万分の3,3等賞金百万円では確率20万分の1となる。
この異常に低い当選確率を知る宝くじ購入者は、ほとんどいない。
いくら夢を買うといっても、宝くじ10枚買って、1000万分の6の確率でしか高額が当たらないのでは、もはや夢とは言えない。
手元の簡易電卓で1÷2000万を計算すると、答えは0と出た。
簡易電卓では1等当選確率は0と出る。
数学の極限値の計算と一致する。
つまり当選確率は限りなく0である。
当選確率も知らない購入者が、もっと知らない重要な数値がある。
それが「期待値」で、あらゆるギャンブルと投資の基準となる数値だ。
これを、高校1年の数学ⅠAで国民の全員が学ぶことになっている。
期待値は投資金額よりも多い数値になれば、投資する価値があるとみなされる。
ジャンボ宝くじの期待値は1枚300円の購入価格に対して147円なので49%となり、購入価格の半分以下なので当然、買う価値なしである。
実は、この期待値は、1等、2等、3等の当選確率から見ると、非常に高い。
ここに詐欺のからくりが隠されている。
期待値は全ての賞金総額とその当選数から計算するが、当選金額の少ない6等3000円が20万本、7等300円が200万本と大量に用意されている。
このことにより、期待値を大幅に押し上げているのである。
日本で一番宝くじが売れる売り場は、東京銀座の数寄屋橋販売所だが、そこで長蛇の列を作って並んでいる購入者に「この宝くじの期待値はいくらですか」と質問してみると面白い。
全員が正しく答えられない。
数学の期待値を知らないのだから、当然だ。
多くは「夢はでっかく7億円」「豪華客船で世界1周」「3億円の新築マンション」とか、能天気な回答をする。
一般大衆の無知に付け込むのが詐欺師であり、そのチャンピオンが政府だ。