今年のノーベル賞医学生理学部門で、コロナワクチンの早期開発に多大な貢献をしたカタリン.カリコ氏とその同僚が見事受賞した。
mRNAに関する長年の研究が、結実した成果だ。
カリコ氏のワクチンは従来型のワクチンとは異なり、ウイルスのDNA情報がわかれば、即座にワクチンを作成できる独自の技術の賜物である。
今年の浜医医学科の英語長文は、Katalin Kariko grew up .................という表現から始まっている。
英文の原典は雑誌TIMEの2021と2022の記事である。
2022当時、すでに彼女たちはノーベル賞の本命と見なされていたので、新聞や雑誌、専門誌は記事を多数掲載していた。
ところがなぜか22年は受賞を逃した。
ノ―ベル賞は、今後何年分かの候補者リスト(waiting list)がすでに出来上がっているので、それを優先した結果だと思われる。
浜医の英語問題は、up-to-dateのテーマを取り上げる傾向が強い。
英語だけでなく理科も最先端の成果を、積極的に取り上げている。
以前のブログにも書いたが、生物の入試問題に「額の禿げた眼鏡の人物」のイラスト入りの問題が出た。
一体この人何者??と思ったが問題文中に山中氏の名前が出てきても、恥ずかしながら彼の名前を知らなった。
京大の山中教授がノーベル賞を取るよりも、かなり以前の入試問題だ。
今年の浜医医学科問題では、問題文のあとに1Pもの単語注がついている。
ほとんど単語注を付けない浜医の英語問題としては、異例のことだ。
なぜ浜医は最先端医療をテ-マとした入試問題を、頻繁に出すのか、考えてほしい。
出題者の教官,教授たちは「自分達と同じ世界を見ている若者」を仲間に加えたいと考えている。
医学科の入試が特異であるのは、入学試験であり又就職試験でもあることだ。
最初は生徒として入ってきた学生も、近い将来、大学病院で働く後輩医師となり、やがて同僚医師となる。
その時に、気が合うかどうか、関心や興味が一致するか、は重要な要素だ。
面接試験の最重要ポイントもそこにある。
ところで、今年のこの英語問題は、日本語記述問題が2問あるが、カタリン.カリコ氏のNHK特集や新聞、雑誌などを興味深く読んでいた受験生は、英語問題文を読まずに即答できたはずだ。
一種のボーナスポイントだが、最先端トピックを常にマークする姿勢は大事だ。
入試に関しては2匹目のドジョウも、3匹目のドジョウもまだまだ柳の下にたくさんいる。
では、来年、再来年のねらい目ドジョウは何だろうか??
それは当然、あれに決まっている。
高2冬期講習の最初に取り上げよう!!