ノーマルビュー

中1重要 数学 多面体組み込み図は書けるようにしておこう!

2024年1月16日 11:29
昨日やった空間図形のオイラー公式は重要だ。
このレオンハルト.オイラ―は数学史上最大の天才と呼ばれる人物で、この公式以外にも高等数学で多くの公式を残している。
現代数学はオイラ―の業績の延長上にあると言っても過言ではない。
今後、高3までオイラ-の名前は頻繁に出てくる。
昨日の空間図形、特に多面体では頂点、辺、面の数をかぞえてそれらの相関関係公式を求めた。
このように具体的に数える事、しらみつぶしに数える事は数学の思考上で大変に重要である。
次にやった「正三角形を面に持つ正多面体の証明問題」も重要だ。
再度できるように復習をしよう!!
キ-ワ-ドは「1つの頂点に集まる面の内角の和が、360度になると平面になるので、頂点を成立させない。」で、証明の決め手となる重要概念だ。
最後にやった「多面体組み込み図」は、入試問題によく出てくる。
それも高校入試問題と大学入試問題の両方だ。
次回までにしっかり描けるようにしておこう!!

共通テスト平均点予想 前回よりマイナス5点だが大差なし

2024年1月16日 11:15
河合の共通テスト平均点予想の改訂版が出た。
この数値が大学入試センタ-が公表する確定値に非常に近い。
前回の理系平均点561点から5点下がって556点となったが、大差はないので志願動向に影響はないだろう。
前回予想よりも下がったのは、英語読解が―2点、数ⅠAが―1点、数ⅡBが―1点の計―2点、国語が―4点で逆に上がったのが物理+1点、化学+2点、地理+1点だ。
河合総合点は理系が556点、ベネッセ進研模試が533点と依然として23点差があり、この点差は志望校決定に影響を与える。
再度、河合のデータを信じて強気出願でいこう!!

還暦老人自己採点大混乱スペシャル

著者: tommyjhon
2024年1月16日 05:13
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。

 ということで、共通テストが行われ、全国のニュースにもなった。
大学入学共通テスト 2日目の試験大きな混乱なく日程が終了|NHK 首都圏のニュース

でも、「大きな混乱なく日程が終了」とされたのは、共通テスト本番だけであって、たぶん、15日(月)の午前中は、全国すべての高校で大混乱となっていただろう。


 何度も書くが、今年は“自己採点日”のICT化元年みたいな年で、受験ビジネス大手3社(昔、ベネッセ駿台・河合塾・代ゼミ⇒今、ベネッセ駿台・河合塾・東進)が一斉に、自己採点をスマホで行うシステムに舵を切った。紙上で自己採点をするのではなく、スマホ上で自分のマークした番号をタップし、次の問題に進む。すると、Web上で自動計算され自分の点数がわかるというものだ。
 受験大手3社は、その自動計算された点数とともに、志望校を入力させ、合否判定を行おうというものである。このIT化した現在、当然と言えば当然のことで、上手にいけば受験生も楽ちんなシステムである。(ハズだった)。
そして、我々高校側では、受験三社のどれかを行い、他2社には点数だけを入力して合否判定を頼むことになる。


 我が校は、自動計算に東進を、ベネッセ駿台と河合塾には点数と志望校を送信する順番を選んだ。(最初に東進を使うという判断は、熟慮の結果である。この判断が大きく自己採点の運命を変えたかもしれない)。
普通に生徒が入力を始めると、自己採点そのものは、40分ほどで終わった。
ここで、第一関門。
共通テストに無知な人(実は教育族ともいわれる政治家も同じ)は、すべてが「答を選ぶ方式」だと勘違いしているが、数学は違う。数学は、答を選ぶのではなく、マークして答を作る形。
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こんな感じ。
なので、自動計算システム上、バグ(不備)が起こりやすいのは、数学だと予想しやすいのだが、案の定、東進システムを使っている200人のうち3人ほど、数学の採点中にフリーズしてしまった。
先生の一人が対応すべく東進のコールセンターに電話をしたが、電話口でも大混乱の雰囲気が伝わり、修復を諦め、紙媒体で応急に処置した。


次のトラブルは河合塾。
河合塾は、生徒のアクセスを、メール送信⇒ワンタイムパスワードで開通させる方式だったのだが、朝9時頃になって、Gmailだとワンタイムパスワードが送信されないシステム上の不備があるとのFAXと電話を受ける。
静岡県の高校は、Googleへの依存を高めており、今や静岡県の高校生全員がGoogleアカウントを取得している。来年度からは、静岡県高校生全員がGmailアドレスを学校との通信窓口にするつもりなのだ。こんな状況で、突然、「Gmailアドレスが使えない」なんてFAXされたのだ。
もう!!!!!!!!
さらに、普通ならば、softbank.comなんかのスマホアドレスを代用するが、生徒は格安スマホ故に、それもないらしい。 もう!!!!!!!
この対応を、Yahooメールでしのぐことにした。(ある先生の機転ですぐに取り入れた)



これが、河合塾問題。


そして次のトラブルが、ベネッセ駿台。
今度は、ベネッセが繋がらない。生徒のほぼ全員が、ベネッセのどこかの画面でフリーズしている。回線がパニックしていたのだ。画面上を見ながら時間だけが過ぎる。
これには、緊急3年部打ち合わせを開いて、一度、4時間目で自己採点時間を閉じ、あとはアクセスできた生徒から帰宅させるという対応した。午後になるとベネッセ駿台システムも順調に動き始めて、最終的には3時頃に一応の終了ができた。


なんとこの自己採点日、頼みにする3社が3社それぞれの問題点を抱えてしまったのだ。問題点はそれぞれ違うものの、全国50万人のアクセスが午前9時から11時に集中することがわかっていての、ベネッセ駿台システムのフリーズは情けない。


 唯一の救いは、学校の結果処理システムは、自己採点結果を学校独自のオンライン(Googleだけどね)で送信させ、自己採点データに関しては、順調に回収することができたことだけだ。(これも、事前の判断に間違いはなかった)
ただ、あまりにも各社のトラブルが多く、1.2年生の授業に迷惑をかけたのも事実である。合計3つの授業で自習対応をしてもらった。


 さて、来年はどうなることやら。 各社の下請けIT子会社さんとSEさん、頑張ってね。
そして、進路課長としての生徒自己採点動向早見表(あまりにも個人情報なので見せられない)が完成したのが5時。やっとこさ印刷して帰宅することにした。


こういう日々の仕事って、誰かが責任をもって判断しなければならない。一番難しい判断を校長が行い、校長以外でもできる判断の責任を副校長が負い、それを教頭が補佐し、その下で、かなり重たい判断をするのがワタシの仕事だった。


 もうこれらの仕事に携わって7,8年になる。、この間に、共通テスト英語外部検定騒動があり、IT化騒動(クラッシィとか)があり、コロナ(学校閉鎖、遠隔授業)があり、共通テスト元年があり、学習指導要領の新課程移行があり、科目「情報」の導入まで加わった。
総じて間違った判断はしていないと思う。
その思考のポイントは、「文部科学省の意向にすぐにはパクつかないこと」であり、「先発組の動向をよく見極めて、ゆっくりと発車すること」である。


 今週は金曜日は、“還暦老人最後の入試検討会”になる。
恙なく(つつがなく)終わるといいなあ。




























さあどっちが正しい 共通テスト平均点予想 ベネッセ駿台VS河合 

2024年1月15日 15:08
共通テスト平均点予想で正反対の予想が出た。
ベネッセ駿台の理系平均点予想は前年マイナス18点の533点、河合の理系平均点予想は前年プラス13点の561点だ。
その差は28点なのでかなり開いている。
科目別でかなり異なるのが、ベネッセ駿台の数ⅠA̠が―8点、数ⅡBがー7点の合計―15点に対して、河合は数ⅠAが―3点、数ⅡBが―2点の合計―5点と10点差がある。
英語読解もベネ―6点、河合―1点の5点差だ。
物理化学はベネ―6点、河合―2点の4点差。
この差はズバリ言って、進研模試母集団と河合模試母集団の学力差の数値である。
理系のカギを握る数学英語理科の学力が高い河合模試集団と、特に数学英語の学力が低い進研模試集団の差異が平均点予想としてはっきり出ている。
これは難関大学を受ける進学校に与える影響が大きい。
合否は最高得点から数えて順に定員数までの得点できまるので、上位層の多い河合模試のほうが正確な合否判定が出る。
どういうしがらみか知らないが、進研模試を受け続ける静高進路指導部の気が知れない。
駿台もベネッセと組んでいてもメリットはない。
さあ、入試センタ―発表の平均点が出るのが楽しみだ。
だが、平均点の確定値が出るのは遅いので、前期の出願は既に終わった頃だろう。
28点差は、特に足切りのある国公立医学科では運命を分ける。
医学科は平均点が高ければ、志願者増で足切り回避のため志望校変更、平均点が低ければ志願者減で足切り無しと見て、予定通り出願するのが安全策だ。
だが、静高生は一般にその逆の行動をするので、今回は強気の出願をするだろう。
数学ⅠAが極端に難しかった2年前は、出願決定が大混乱してパニックだった。
まだ正解は出ていないが、河合の平均点予想が正しいと判断して強気の出願でいいでしょう。


共通テスト平均点 国語が上がった分だけ総合点もアップ 

2024年1月15日 10:57
共通テスト平均点には波乱はなく、国語の大幅な上昇+15点があった分だけ、総合点も13点アップしている。
国語は現代文の易化が大幅上昇の理由だ。
国語に関してはセンタ-入試に回帰する傾向にある。
数ⅠAは―3点、数ⅡBは-2点の合計-5点だが、これが地理+5点のアップとちょうど相殺されている。
理科は生物が+7点で去年のような惨状にはならなかったが、物理との差はまだ7点あり、物理選択者の優位は今後も続くだろう。
今年は現文が苦手で、地理も得意ではない理系生に優しい出題となった。
優秀な生徒はさらに高得点を取っているはずなので、軒並ボーダ-ラインは上がる。
このような年は、静高生は強気の出願をする傾向にある。
難関国立大と国公立医学科は去年よりも現役浪人とも、静高の合格者は増えるだろう。
特に去年は不振だった浜医医学科と名古屋大理系は増える予感がする。
静高生が共通テスト高得点の年は、他の進学校も高得点だが、中部ブロックには東海高校以外に全国レベルの私立超進学校がないので、今年の静高は期待できる。
難関大の合格者を伸ばすカギは地域難関大に大量合格者を出すことである。




共通テスト自己採点

著者: tommyjhon
2024年1月15日 05:40
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。

1月13日(土) 共通テスト初日ゆえ、日大国際関係学部前で、受験生の応援。集まった先生方多数、韮山・伊豆中央・伊豆伊東・松崎。この4校が目立っていた。
1月14日(日) 静岡県かるた協会主催大会のお手伝いに行く予定が、頭痛・鼻水・のどの痛み・関節の怠さ・悪寒と風邪の症状がすべて出て、急遽お休み。ずっと寝ていた。
1月15日(月) 朝(今)、風邪を治したことにして、共通テスト問題をチェック。
現代社会では、大ホームランをかっ飛ばした(まさしく、ズバリ的中)わけではなかったが、センター前ヒットなどの単打を重ねた感じ、それにしても時間がかかる問題だ。
そして、統一教会系の問題がとうとう出題された。
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この問題で、解答が④なのだが、「こども家庭庁」が厚生労働省の外局なのか、内閣府の外局なのかを、高校生が覚えておく意味ってあるの?
こども家庭庁 (cfa.go.jp)

ださいだけのトップページ。


倫理では、ピアジェとプアースタインでごめんなさい。(まともに取り扱いませんでした)


同僚のある先生の言葉
「生徒諸君、自己採点が終わったあと、出来なくてごめんなさい、って先生の前で謝らないでね。むしろ、点数を取らせなかった先生の方が謝るべきことなんだ。悔やんでばかりいないで、次の対応を一緒に考えよう」
まさしく、その通りでございます。


本日は、ICT化元年ともういうべき自己採点日にです。「行ってきまーーーす」










高1高2中2中1 大学入試共通テスト 英語問題は画面からアウトプットして読んでみよう 

2024年1月14日 11:06
昨日行われた大学入試共通テスト1日目では、英語の読解問題が出題された。
これは河合塾のホームページの問題分析欄に現物が出ていて、パソコンプリンタ-から印刷できるPDF形式になっている。
さっそく印刷してみよう!!
新聞発表のものより活字が大きく、実物同様にページごとに印刷できる。
問題文の全てを読んでもいいが、配点が最も高い第6問を集中的に読もう。
英検準2級程度ですらすら読める英文だ。
つまり新星生の中2以上なら、満点が取れる内容である。
今年の傾向としては、第6問の語数が多くなり、時間不足の受験生が多くいたようだ。
つまりますます「速読力」が要求されるようになった。
内容的には、新星速読教材よりやや簡単な内容で、単語レベルもせいぜい青タン程度だ。
大事なことは「正確に速く読む事」で、新星速読教材でやっているスラッシュ音読の速さで読むことだ。
スラッシュ音読はかなりの高速になる。
その速さだと第6問はA、Bはそれぞれ3分程度で読める。
英文はAとBに分かれているので、両方で6分、選択肢解答に4分の合計10分で回答できる。
このペ-スだと2回読めるので、選択肢解答を再度検討しても20分間を第6問に使える。
読解編だけで解答時間は大問6題、全体で80分なので、これが第6問に使える時間の限度だ。
速読の秘訣は音読力と単語力だ。
だから、新星の高校英語授業は英単語100語2分テストから始まる。

至急中3重要 実戦問題演習で記述問題答案のどこがバツなのか その指摘をすぐに改善に生かそう

2024年1月14日 10:40
現在進行中の授業は、実戦問題の答案でバツが着く解答はどこがまずいのか、1人1人の答案を問別に分析し指摘している。
最後の詰めの段階なので、指摘された欠点を即座に改善しよう!!
バツが着く記述解答は、総じて「問題文と問の文」をよく読んでいない場合がほとんどだ。
理科の実験観察問題は、問題文、実験観察のイラスト図、表、グラフと4種類の異なる情報源がある。
この全てを使って解答をするが、「問題文と問の文」には解答に重要なポイントが繰り返し書かれている。
しかも3回も繰り返しているので、それに気が着かないはずがない。
それでもその注意点を無視して解答を書く生徒が、毎年のように附属中生にはいる。
これは、附属中校内テストの採点基準が、あいまいで独創性を重視することも原因だ。
生徒はまず自分の頭に浮かんだことを書こうとする。
入試答案で最も重要なことは「自分が書きたいことではなく、出題者が聞きたいこと」を過不足なく書くことである。

2024年共通テスト問題分析は河合がダントツ 平均点予想も河合だけ見ていればよい 駿台はやる気なし

2024年1月14日 10:17
2024年共通テストの問題分析は、河合塾が群を抜いて正確だ。
国語現代文の易化と英語読解の難化を正しく分析している。
駿台は国語英語とも「例年並みで変化なし」と、相変わらずヤル気のないコメントしか出していない。
受験生としては、今年は難しくなったか簡単になったかを、まず知りたい。
国語英語でしくじったと感じている受験生が、国語が簡単だったので翌日は取り戻そうと奮起し、英語は難しくなったので、出来なかったのは自分だけではないと安堵できる。
平均点予想も河合塾の一択でよい。
駿台は3年前も平均点予想で大外れの数値を出して、赤っ恥をかいた。
そのあと慌てて、河合の予想点に合わせて修正していた。
翌年からは、河合の平均点予想を見てから、数値を公開している。





2023年12月16日(土) 研究力発展コース アントレプレナーシップ講座第3回目を実施しました。

 静岡大学未来の科学者養成スクール(FSS)では、研究力発展コース(第3段階)の受講生を対象に第3回目のアントレプレナーシップ講座を実施しました。会場は前回と同じ静岡大学静岡キャンパス理学部大会議室です。今回のテーマは「 […]

中3重要 附中業者テスト塾内平均点220点前後 国語の漢文が足を引っ張る 2年連続業者選定のミス

2024年1月13日 14:02
附属中内の順位が解る業者テストの自己採点結果が出た。
塾内平均点は220点で全員が学年40位以内に入っているので、静高合格圏だ。
今回は、数学と理科に注目していたが、数学は去年に続いて「空間図形」と「円の証明問題」が出ていないので、業者の選定ミスだ。
さらに国語は古文ではなく漢文の出題になっていて、完全な的外れである。
静岡県の公立高校入試には漢文は一切出題されない。
国語の得点にはプラス5点、数学の得点にはマイナス5点として修正するが、総合平均点は同じ220点前後だろう。
附属中生は県外の私立高校も受験するし、県内私立高校単願者も相当数いるので、静岡県公立高校に的を絞った問題にしなかったというのは言い別けである。
県外私立高校を受けても、併願で県内公立高校を受けるので、他の公立中学同様に県内公立高校型の一択でよい。

中2重要 学調の塾内平均点は225点前後 1年時よりもかなりアップ 全員静高受験に弾み

2024年1月12日 21:06
学調の自己採点結果は、かなり好調で全員が合計220点を超えている。
採点結果が出ても、それほど下がらないだろう。
好調の要因は、数学が簡単で50点が多かったことと、国語英語が安定していた事、理科社会科でそれほど大きな失点が無かったことである。
1年時よりも全員が得点を上げている。
これで全員静高受験の弾みがついた。
とはいえ、毎年恒例の理科の失点が多い。
これは理科が思考力問題重視の傾向が強いためだ。
本番の入試理科問題は、これよりも難易度が高いので、やはり入試は理科が合否を分ける。
学調問題は科目間の難易度にバランスが取れていないため、志望校決定の資料としては、信頼がおけない。
特に数学が簡単すぎるので、難易度を上げてバランスを取るべきだろう。

高2重要 化学は有機に入る前に理論と無機のカ-ドを作ります。

2024年1月12日 13:26
化学は有機に入る前に標準問題カードを作ります。
範囲は理論と無機で330題あるので、専用ファイルが必要です。
いつものあのサイズのファイルを用意しておくこと!!
さあ、大勝負の始まりだ!!
決して諦めないこと!!

還暦進路課長最後の叫び

著者: tommyjhon
2024年1月12日 05:25
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。

 ということで、共通テストまであと1日。今日の4限目は3年生の共通テスト激励会です。
進路課長として、何かを言わなければならない。還暦進路課長としては大勢の前で話すのが最後となる。つまり人生最後の講話だ。次に生徒の前で話すのは3月末の離任式の日であって、その時は進路課長ではない。単なる一老教員としての言葉となる。


 進路課長(学年主任とか教務課長とかもほぼ同じ)という役職は、学級担任の代わりに「教員担任」みたいな感じで、生徒を動かすだけでなく教員を動かしたり教員の意識を変える(もしくは維持する)ような立場になる。なので、進路課長講話って、生徒に対する話が50%、にやにや後ろの方で聞いている教員に対する話が50%くらいの配分で用意するべきなのね。
これから進路課長(学年主任や教務課長も)になる若手教員の皆さん、「あなたの話を聞いているのは、生徒だけではなく、教員も興味津々で聞いているのよ」。


 さてと、今回の話の内容は、次の3つ。ワタシはこのブログを備忘録として使う。これが、原稿ということになる。


①君たちは絶対に共通テストで失敗する。
 もちろん土日の共通テストは全力でやって下さい。当たり前です。問題は次の月曜日から始まる自己採点です。自己採点の日、あなた方受験生は、ほとんど全員が失敗する。こんなこと毎日君たちと接していればわかることである。泣きじゃくる人が続出するかもしれない。でも、それは想定内。みんな共通テストで上手くいかなくて最悪の月曜日を経験するでしょう。
 なぜならば、君たちの「共通テスト得点に対する要求水準」が格段に上がっているからです。今までずっと勉強してきて、6月の模試なんか全然出来なくて、それでも2学期の終わり辺りから少しずつ点数が上がりだして、時にはC判定がでたりして、少し調子がよくなってきた。誰でも、「共通テストはキャリアハイの高得点をとろう」と今思っているはずです。「出来れば全科目85点、760点くらいはゲットしたい。」でもそんなに共通テストは甘くない。そんな高得点はほとんどの人はとれないのです。だから、「全員が失敗した」と思う。
 月曜日、「共通テストはダメだった」と感じるのは当然のことなんです。みんなが失敗だと錯覚してしまうのです。自分だけで落ち込まないように。月曜日は、淡々と自己採点して業者の判定を待ちなさいい。


②共通テストって、世界で一番受験生に優しいテストシステムである。
 共通テストって、考えてみればとっても不思議でへんてこりんなシステムで行われるテストなんです。共通テストのあとには個別試験がまってます。普通、2回に分けて試験が行われる場合(例えば、公務員採用試験)は、1回目のテストで学力を試し、2回目はその他の要素(コミュニケーション能力とか)を試します。なので、1回目をクリアすると次のまた違うステージで受験者を絞り込んでの勝負となる(SASUKEのように)のが普通です。
 しかし、共通テストと次の個別試験は、なんと合算。つまり、共通テストの成績が、(圧縮される場合もあるが)そのまま生かされるのです。だから、次の個別試験で難点とれば合格できるのかがたちどころにわかる。これが、日本の共通テストが唯一無二の不思議な部分です。
 しかもしかも、共通テストの出来がわかってから出願が出来る。加えて、そこには、全国の受験生の自己採点データを用いた膨大なビックデータが受験各社から提供されのです。自分の位置、相手の位置、募集人員、人気度、倍率(倍率だけでなく、どれくらいの受験者がどれくらい集まっているかという心優しいグラフまで出来ている)、
情報という目で見れば、
 これほど相手の情報がダダ漏れな試験は他にありません。たとえると、相手のカードを見ながらトランプしているみたいなもんです。
それで、みすみす負けるって可笑しいでしょ。情報を上手く分析したら、“絶対勝てる”。
 この集会に集まった(つまり我が校の受験生)中には、情報系の学部学科を志望している奴が30人くらいいます。
「お前ら、情報系を志望しているくらいなら、共通テストで与えられた情報をすべて活用して、自分の最適解を求めてみろ!!!!!! ここで思考停止してしまうような奴に情報系の学部に行く資格はない」


③ 君たちは戦友
したがって、実は共通テストよりも、その後の個別試験までの勉強の方が断然重要です。共通テストは受験校を決めるテスト、個別試験は合否を決めるテスト、なんですよ。


 ワタシは、もう齢60になりました。受験校・進学校で教えて30年くらいになります。多くの卒業生を出してきましたが、その中の誰一人として、「教え子」と呼ぶ気になれません。自分には教えた気がありません。生徒が勝手に勉強してきました。では、教えた子たちとどのような感覚で接しているのか、それは、「戦友」です。生徒と教師って、「ともに戦ってきた仲間」なんです。こんな楽しい15歳~18歳の時間を奪い、
理不尽で無意味(かもしれない)な勉強を強制させきた受験という敵に対して、
一緒に戦ってきた仲間なんです。だから、「戦友」。
一緒に辛い思いをし、一緒に喜びを分け合ってきました。


 (前からずっとそうですが)受験生と先生って、対立している存在でもないし、上下関係でカクカク(ギスギス)している状況でもないんです。これからの3月までの勉強は、一番高レベルな勉強になります。そして、一緒に戦っているのです。先生だって、大学の入試問題を必死になって問いているのです。一緒に入試問題を解いている仲間(友人)なんです。しかも、ちょっと君たちよりも経験豊富なんですね。こういう仲間(友人)を味方として持っているのです。この貴重な仲間を上手に使って下さい。遠慮はいりません。だって、「戦友」なんですから。


 2月のある日、生徒から「センセ、この問題、解き方(書き方)がわからないのですが、少し教えて下さい」と聞かれ、「あっ、ごめん。今凄い忙しいから、明日、もう一度来て」とだけ答え、その日の夜徹夜してその問題(実は、小論文だった)を解き、次の日に何食わぬ顔で偉そうに個別指導した経験が、ワタシだって何回もあります。


 英作文を指導している英語の先生は、「生徒の視線で、生徒の知識で、この英作文を完成するためには、どうするか」をいつも考えています(仲間ですから)。英作文の模範解答が、赤本の解答と似ているような先生は信頼できません。赤本の解答は、仲間(高校の先生)が書いた解答ではありません。 


 某F高の数学科では、“3年生の廊下を一人で歩いてはいけない”という鉄則がありました。もし数学の先生が一人きりでいて、受験生が難問を質問した場合、対処に困るからです。2人いれば何とか道筋が思い浮かぶ。2月の受験勉強って、先生方でも戸惑う難問・奇問・珍問がたくさんあります。問題を見て瞬時に「こんな問題、誰も解けないから合否に関係ないよ」と指導してくれる先生がいい先生なんです。
 「難しい問題を、生徒が解くように解く」。こういう教え方をしてくれる先生が、一番いいですよね。(この反対が、簡単な問題を偉そうに解く)



相当長くなりました。本番では、少し縮めて話しましょう。ここ数ヶ月のクセで、最後の方は先生方へのイヤミっぽく聞こえそうですが、ワタシを嫌う先生は、そもそもブログなんか読まないので、無視します。

 
 では、学校に行ってきます。(おっと、今日は特別なTシャツを着なくては)














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