衆議院予算委員会で立憲民主党の岡田元幹事長が、台湾有事に自衛隊は出動するのかと質問して、高市首相が「その可能性はありうる」と発言したことに対してマスコミが騒いでいる。
台湾有事の流れを整理すると
①中国軍が台湾に軍事侵攻する
②アメリカ軍が台湾に派兵、軍事出動する。
③アメリカ軍が中国軍から攻撃を受ける。
④アメリカ政府が日本政府に援軍派兵として、自衛隊の出動を要請する。
⑤日本政府は緊急閣議で自衛隊派兵をするか検討する。
⑥安保条約規定には無いが「超法規的措置」として総理大臣が自衛隊出動命令を出す。
の6段階で推移する。
この流れの中で、まず②が大いに疑わしい。
トランプ政権はウクライナ戦争同様に「東アジアの事は東アジアで解決しろ。」などと意味不明な事を言って、関与しないだろう。
③もさらに疑わしい。
アメリカ軍を攻撃すれば、米中戦争に突入するので、中国軍は動きを止めて両軍がにらみ合いで硬直状態になる。
④は日本に自衛隊派兵要請されても、日米安保条約にはその規定がないので、無理なことはアメリカ政府は知っているが、無理を承知で強要される可能性はある。
⑤はいよいよの事態だが日米安保条約は片務的条約で「日本が他国から軍事攻撃を受けた時は、米軍は日本を守るために派兵する義務がある」だけで、その逆はない。
米軍が攻撃を受けても自衛隊に出動義務がない以上、条約を破って出動は出来ない。
⑥は、とはいえ友好国と同盟軍の危機に対して「超法規的措置」として、総理大臣が自衛隊に出動命令を出す可能性はゼロではない。
つまり、以上の流れから「日米安保条約を双務的な内容に改定する」までは、台湾有事の自衛隊派兵はない。
そんなことは政治家ならだれでも知っているに質問する岡田氏は愚かだ。
マスコミも国民が無知な事に付け込んで、視聴率目当てに煽っている。