私の手元に春山陽一著の「英単語速習術」という本がある。
大学入試に必須の1000単語を速習するノウハウ本だ。
高校生や受験生にはほとんど知られていないノウハウ本だ。
この序文には「私は大学受験に必須な1000単語を、たった2日で覚える「英単語速習術講座」を全国各地で主催したが、受験生たちはよく食らいついてきてくれた。さすがに、1000単語を覚えきる生徒は1割くらいだったが、平均して半分の500単語くらいはものにして、来た時とは別人となって帰って行った。」と書いてある。
そのノウハウは工夫されたものだが、新星式でやっても、それ以上の能率で覚えられることを昨日は高2の生徒が証明してくれた。
昨日は共通テスト対策で「共通テスト必須1000単語」を1日で総確認した。
暗記率はほぼ100%で1日で1000語を完全暗記したことになる。
1000語のリストは出る順に並べてはあるが、多くは赤タンと重複する。
やり方は赤タン青タンと同じだ。
予備校でも学校でもこのような短期速習はやっていない。
学校指定の単語集をだらだらと1年かそれ以上かけて覚えていく。
時間がかかるのは「盛りだくさんの単語集」を使うからだ。
これは英語教師が陥りやすい罠で、私もかつてハマった。
単語マニアになる事が目的ではなく、英語を1日も早く速読できるようにするのが目的なので、方法論が間違っている。
英語教師の多くは単語マニアなので、当然そうなりやすい。
私も高校生の時は「静高で一番英単語を知っている」と単語マニアぶりを自慢していたが、英文読解で実際に使う単語は、知識量の10分の1以下だった。
「英単語速習術」の著者も、「英単語は時間をかけてウダウダ覚えるものではない。単語は勢いで覚えるものだ。」と書いている。
勢いをつけるのは「集団の同調圧力」「集団的熱狂」「集団催眠」などの装置が効果的である。
「赤タン100単語を2分以内で発音意味を言う」方式は、この装置である。
去年卒業の英検1級化け物女子達は、これを1分20秒くらいでやってのけた。
「1単語の発音と意味」を0.8秒で100単語連続して言えるのだ。
正直言って私も聞き取れない速度だ。
nativeの natural speedは聞き取れない速さなので、彼女達の速さは「本物」だったのである。