テニス世界4大大会の1つ全仏オープンが開催中だ。
その巨大なセンタ-コートの壁にはVictory belongs to the most tenacious.
「勝利は最も不撓不屈の者が手にする。」と記されている。
プロのテニス選手は世界中で5000人以上いるとされていて、ランキングは1位から3000位程度までつけられる。
毎週世界中のどこかで大会が行われるので、その結果で毎週ランキングが入れ替わる。
世界ランキングによって出場できる大会資格も定められていて、4大大会となると100位以内にいないと出場資格が無いに等しい。
主に50位以内の選手が中心となって4大大会が運営されるので、出場するだけでも至難の業だ。
tenacious=不撓不屈とは、負けないという意味ではない。
何度負けても、くじけずに挑戦し続けることを言う。
毎週行われるテニス大会はトーナメントなので、毎回1回戦で半分の選手が敗退して去っていく。
プロ選手にとって、1回戦負けは日常茶飯事の経験だ。
1回戦負けが続いて、トンネルの出口が見えない。
人生とはそういうものだ。
なぜ負けたのかを徹底的に分析し、弱点を強化し、作戦を立て直して、何度でも挑んでいく。
その永遠とも思える挑戦を何とか突破して、また次の2回戦、次の3回戦と勝ち上がっていくのはほとんど奇跡に近い。
日々負け続け、また次の大会へとさらに次の大会へと転戦していく生活の中で、いつしか選手の顔ぶれも変わっていく。
多くはその辛さに耐えきれずに、プロを諦めて去っていく。
最終勝者とは、最後まで諦めずに戦い続けた者に贈られる称号である。
不撓不屈の挑戦者に栄光あれ!!