プロ野球ウエスタンリーグの新チームとして、静岡市に本拠を置く「はやて223」の参加が、ほぼ決まりそうだ。
ウエスタンリ-グとイースタンリーグは、日本プロ野球機構のセパ12球団が持つ2軍チームによって構成されている。
「はやて223」は2軍チ-ムだが、その上に1軍のチームを持たない。
という事は、将来的に1軍に昇格して、セリ-グかパリ-グに合流し、ペナントリーグを戦う可能性がある。
オ-ナ-会議が了承したという事は、将来セパ両リーグはチーム数を増やしていこうという構想を持っていることだと考えられる。
静岡市に本格的なプロ野球球団が出来ることは、喜ばしいことだが、不安材料がいくつもある。
まずは、2軍チームのまま、途中で潰れてしまわないかという懸念だ。
新興会社が持つプロチームなので、財政的な基盤が弱い。
入場料収入だけで球団は、まず維持できない。
1軍であってもパリ-グでは、過去多くのチームが長年にわたり赤字経営だった。
オーナ-の道楽でやっていたようなチームもある。
今では信じられないが、ロッテオリオンズや日本ハムファイタ-ズは、オーナ-社長の懐からの持ち出しで維持していた。
それでも、とうとう近鉄バファロ-ズは、オリックスに吸収されてしまった。
サッカ-のJリーグでも1チ-ムが吸収合併されている。
エスパルズは、今でも鈴与なしには維持できない。
「はやて223」は、普通に考えても、かなり長期に渡って赤字経営になるだろう。
静岡市に資金援助を要請されても、すんなりとは受けられない。
そのところの微妙なニュアンスが静岡市の対応にも表れている。
「はやて223」のオーナ-が静岡市に挨拶に来たが、市長ではなくて副市長が対応している。
これは必ずしも新球団は田辺前市長の案件で、現在の難波市長の案件ではないから、と言うだけでもないだろう。
フランチャイズの球場は庵原球場の予定だ。
庵原球場は規模だけは大きいが、シャビ-な(みすぼらしい)球場だ。
県や市が予算を組んで大規模な改修や、スタンド増設もする必要がある。
それよりもエスパルス専用球場のほうが、優先されるべきだ。
静岡市は今はエンタメよりも、災害から市民の命を守ることに予算を使いたい。
だが、なんと言っても「スポ-ツは勝てば官軍、にわかファンが湧いてくる」ので、やってみないと解らない。
田辺前市長の置き土産は、静岡市のお荷物となるか、瓢箪から駒となるかは、暗中(庵中)模索である。
これ掛詞で、庵中とは旧制清水中学、今の清水東高校。