中3重要 歴史の近現代史を学ぶ上でのポイント
2024年5月23日 14:02
明治以降の近現代史になると、急に苦手になる生徒が増える。
それは勉強方法が間違っているからだ。
正しい勉強方法はまず次の3点を厳守する。
①年号ごとに出来事を短文でまとめて覚える。
必ず年号は覚えなくてはいけない。単語だけ覚えても意味がない。
明治以降は、1年ごとに重要事件が目白押しで、それぞれに因果関係がある。
この年のこの出来事が、1年後、2年後のこの事件の原因となっていて、それがまた次の事件を引き起こしているという因果関係を抑えなくてはならない。
②明治以降は国内事件はほとんど外国との関係に結びついている。
明治以降は、大きな戦争はもとより、小さな軍事衝突が頻発していたが、なぜそんなに戦争ばかりしたのか??
そこには大国ロシアとアメリカの関係が強く影響している。
ロシアは昔から長大な国境線のどこかで、常に侵略戦争を継続してきた。
アメリカは太平洋の対岸にある中国への野心を抱き続けてきた。
良くも悪くも、いや悪くももっと悪くも、この2つの超大国の思惑と日本の対応について常に考えなくてはならない。
③重要な出来事の背後にある「経済的な事情」「財政的な理由」を考えてみる。
これはやや深い考察がいる。
昨日の授業でやった「地租改正」では「土地の値段の3%を現金で収める」と決めたが、そもそも土地の値段(田畑の値段)はどうやって決めたの???
江戸時代の田畑永代売買禁止令によって、長い間にわたって田畑は売買の履歴が無いから値段も解らない。
3%という地租率はどうやって決めたの??
日露戦争は巨額の戦費が必要だった。
当時は国民の9割が農民で、サラリ-マンはほとんどいなかったので給与からの天引きで税金は集められなかった。
地租の収入では、バルチック艦隊と戦う「大日本帝国海軍連合艦隊」は組織できなった。
旗艦三笠はイギリスの造船所で建造されたが、その購入費用はどうしたの?
このような経済的、財政的なテ―マを考えてみるのが「思考する歴史学習」の醍醐味の一つだ。