昨日の浜医英語入試問題は確かに読みにくい問題ではあった。
医学の専門単語も多く出てきて、医学科志望者以外ならうんざりする。
だが、この手の英文は生涯にわたって読み続けるのだから逃げてはいけない。
脳内器官海馬の英単語は一般的にはseahorse(タツノオトシゴ)だが、医学用語では hippocampusということを知ったのは1つの進歩だ。
だがもっとも大切なことは、癲癇(てんかん)という脳内障害をもつ患者が、一切の薬物投与を受けなくとも専門医の監察のもとに保護されると、発作を起こさない期間が大幅に拡大されるという事実だ。
専門医が常にそばにいてくれるという安心感が、てんかん発作に対する最大の抑止力になるという研究結果をこの入試問題で知ることが出来る。
意識とは何かという問いから始まるこの英文を出題した浜医も大したものである。
出題の原典はマサチュ-セッツ工科大学出版会書籍で、日本で言えば東大出版会のようなものだ。
MITの大学生向けの書籍を出版する組織だ。
アメリカ最高峰、いや世界最高峰の理系大学生の読む英文をいま自分が読んでいると思うと高揚感が生まれる。
最近の共通テストでも、誰も知らない理系専門用語(解剖学専門用語)が複数出題されている。
受験生はパニックに陥っていたが、日ごろから見慣れない専門用語に慣れていれば平常心で対処できる。