ノーマルビュー

静高DXハイスク-ルと具体的な変化 カリキュラムと大学入試

2024年12月8日 10:38
DXハイスク-ルの先行モデル、つまり既にDX化が進んでいる高校の例を見ると、具体的な変化が予測できる。
顕著な例は情報Ⅱの必須科目化である。
先行事例では高3で情報Ⅱが履修されているが、それでは遅いのでおそらく高1で情報Ⅰ、高2で情報Ⅱが履修となるだろう。
現在の情報Ⅰは、デジタル社会の全般知識の学習に重点があり、本題の「プログラミング」は内容の半分程度に過ぎない。
まずはデジタル化に対するアレルギ-や恐れをなくそうという配慮かもしれないが、デジタル化そのものは中学高校生のほうがよっぽど進んでいる。
問題なのは情報Ⅰで学ぶプログラミング程度では程度が低すぎて、実用的なソフトは作れないことだ。
情報Ⅱでもやっと使えるかどうかだ。
文部科学省がぼやぼやしているうちに、プログラミングの世界ではAI化が進んで、なんとチャットGPTを使ってプログラミングができるようになってしまった。
情報Ⅱの教科書もAI化に対応した緊急の大幅改訂が必須になる。
大学入試、特に共通テストにも必ず大きな変化が現れる。
共通テストは今年から情報Ⅰが必須科目となったが、いずれは情報Ⅱも必須科目となる。
すると数学、理科、情報はそれぞれ200点ずつの配点となり、受験生の負担は大きくなる。
そこで無意味な科目の古文漢文は共通テストから除外される。
これで共通テストの総合点は元の1000点となりすっきりする。
東大副学長の太田邦史教授は「チャットGPTの利用を前提に全てを見直す。」と宣言している。
全てを見直すのだから当然「東大入試もチャットGPTを前提に変える」に違いない。
東大入試が変われば、全国立大の入試が変わる。
これは日本の入試制度の常識だ。
共通テストのみならず、国公立前期記述入試も変わっていくだろう。






 

静高DXハイスク-ルと国家戦略

2024年12月8日 10:09
2024年から静高がDXハイスク-ルの指定を受けた。
この意味を、教職員はもとより校長もよく解っていない。
これは先進諸国の中で「デジタル化」の面において、日本が最も遅れている現状に強い危機感を抱いた日本政府が、全分野に関して一気に巻き返しと逆転を図ろうとする施策なのである。
「デジタル化の遅れ」が目立つのはFA(factory automation工場でのデジタル化)分野ではなく
OA(offfice automation頭脳労働分野のデジタル化 )分野である。
いわゆるホワイトカラ-のデジタル能力が、欧米に比べてかなり劣る。
欧米のみならずアジアでも韓国、中国、インドと比べても遅れている。
特にトップエリ-トの能力差は際立っている。
これはホワイトカラ-と呼ばれる労働者の多くが、文系学部卒、特に私立文系学部卒であることと関係している。
文系学部卒でもPCやタブレットの操作程度はできるが、プログラミングはほとんど無理、総合的なシステム設計も出来ない。
企業もこの状況をを手をこまねいているわけではない。
理系学部卒の積極的な採用をしてはいるものの、メーカ-やソフト開発企業との「高度理系人材の争奪戦」で苦戦して量的に圧倒的に不足している。
ここはやはり文系学部卒でも、デジタル能力の高い人材をそろえたい。
だが、日本の私立文系学部卒は高校時代から「理数科目回避」に流れてきた層なので、一から再教育となると時間と経費の両面で膨大なコストがかかる。
そこで経済界が一丸となって政府自民党に圧力をかけ「日本列島総DX革命」のキャンペ-ンが展開されている。
文部科学省は近い将来の「高校課程における文系理系の統合」を目指している。
だからこそDXハイスク-ルは「文系理系横断的な教育」を謳っているのである。
では具体的にはどう変わるのか。






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