ノーマルビュー

附中1期末テスト 社会科採点についての生徒クレイム

2025年2月11日 12:31
中1期末社会科テストで「十七条憲法が出された目的はなにか」という問いに対して「豪族どうしの争いを抑え、天皇中心の国家を目指そうとした」という回答をバツにされたとある生徒がクレイムを出した。
彼がそう書いたのは、冬期講習でそのように塾長が解説したからである。
「十七条憲法」は「役人どうしが仲良くやっていくためスロ-ガン」ではない。
「冠位十二階とセット」になった政策で、大和朝廷の仕組みが氏姓制度による役人登用で弊害が大きくなったためだ。
大和朝廷の高位高官は、氏姓制度によって有力豪族から選ばれる。
つまり十七条憲法で「仲良くやれ」と諭されている役人とは、有力豪族そのものである。
聖徳太子自身は物部氏と蘇我氏というトップ2の有力豪族と血縁関係にあった。
物部氏は大王(後の天皇)の隣に領地を持ち、大和朝廷の財政と軍事を担当する最有力の豪族であったが、当時は渡来系の豪族蘇我氏が急速に力を伸ばしていた。
当然、勢力争いが激しくなる。
しかも当時の豪族は「私兵」を抱えていて、勢力争いは私兵どうしの戦闘にまで発展した。
権力をめぐって血で血を洗う壮絶な戦いが展開された。
「お互い仲良くやろう」などという甘いものではない。
聖徳太氏自身も武器を持って戦闘に参加している。
この内乱状態を鎮めるために「大王(天皇)中心の国家」という目標を掲げたと見らえる。
ではこの大王とは一体だれのことか?
当時の天皇代行者である聖徳太子その人である。
つまり「蘇我も物部も大伴も争いばかりしていないで、私のいう事を聞いて剣を収めろ。」
と宣言しているのである。
ついては心のよりどころとして「仏教経典を読んでみろ。」「仏の教えに従って心安らかに過ごせ。」と諭している。
「十七条憲法」が対象としている役人が具体的に誰であり、大王が実は誰なのかを知らないとこの憲法の目的は、本当には理解できない。


静岡県公立高校入試 合否を決めるこの1題 いずれYouTubeで詳しく解説するサブチャンネル公開

2025年2月11日 11:39
YouTubeで公開されている静岡県公立高校入試問題の解説をみると、単に解答速報をしているだけのものが多い。
入試問題を掘り下げて、思考力を伸ばそうという意図が全くない。
過去30年間の静岡県入試問題をたどると、この数年の傾向変化が著しい。
一言で言えば、英語を除いた科目で思考力重視に大きくシフトしている。
特に数学と理科に顕著だ。
数学は明らかに高校数学の影響を強く受けていて、大学入試共通テストでよく出る「タブレット使用の2次関数変形」が2年連続で出されている。
これは中学高校数学講座で去年、電子黒板を使ってシュミレ-ション授業を行った問題を入試問題に導入した問題だ。
定数を変更して、頭の中でグラフを変形する能力を試している。
理科も特に物理問題で、問題設定が大学入試問題に近いものが登場している。
さらに問題を解いていくと、いくつかの疑問点が浮かんできて、それをさらに追及していくと面白いテーマにつながる事が解る。
静岡県理科入試問題の作成者は、大学入試問題に精通した能力の高い高校教師で、理数科の専任教師だ。
県内に9校ある理数科で、ほしいタイプの生徒をピックアップする目的が垣間見られる。
静高と浜北は、理系クラスの生徒の学力がその理数科の生徒よりも高い。
静高浜北の学年トップクラスを選抜する問題としても有効に機能している。
理科数学の「思考力を試す良問」は、解答速報のような浅い解説ではつまらない。
いずれホ-ムページのサブチャンネルでYouTube公開したい。


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