入試科目の中で物理ほど美味しい科目はない。
美味しいとは最も高得点が取れるという意味だ。
100点を狙って100点を取れるのは入試科目の中で物理しかない。
しかも化学や生物と異なり覚える事が極端に少ない。
最小の努力で最大の効果が得られる上に、入試で一番頼りになる。
にも拘わらず、物理を苦手とする生徒が多い。
静高でも1学期の期末テストから平均がぐっと下がり、2学期の中間テストでどっと脱落者が出る。
これは文系志願者が確定するからだが、理系生でも入試で物理選択する生徒の中にさえ、脱落者が出てくる。
物理化学はテスト前に詰め込んでも高得点できない。
物理の正しい学習法を掴めば、スム-ズに学習できる。
物理で多い泣き言は
①問題を解くときにどの公式を使っていいか判らない。
である。
これはそもそも公式の学びかたが間違っているからである。
公式が出てきたら、これはいったいどういう場面の現象を表しているのかイメ-ジして図を書いてみよう。
昨日の例で言えば等加速度運動の速度公式で
ゼロ秒の時に初速があるってどういうことよ??て疑問に思うが
イメ-ジとして、水平面の等速直線運動から斜面の等加速度運動に切り変わった瞬間がゼロ秒で原点になると考えて図が書けるようにする。
さらに昨日の例題で
文章では「減速しながら直進し、一旦停止した後で、逆進するという設定」だが、この具体的なイメ-ジを描けないと、問題の解きようがない。
どの段階でその公式を適用するのか見当がつかない。
停止した後で物体が移動したと言われても、どの方向に移動しているか予想できない。
昨日イメ-ジを書きなさいと言われて書けたのは1名だけだった。
新しい公式が出てくるたびに、その具体的な場面を想像し、頭の中で物体を動かしてみよう。
これを「思考実験」とよび全ての物理学者が習慣としている方法だ。
あのアインシュタインも得意にしていた。
思考実験はいつでもどこでもできる。