ノーマルビュー

中1夏期講習 地理 宗教編 タブ-には合理的な意味がある

2025年7月25日 09:56
イスラム教とヒンズ-教には飲食に関する有名なタブ-がある。
そのため校内テストや入試には良く出題されるが、タブ-の根拠についてはよく考察されていない。
イスラム教
①豚肉を食べることは禁止②酒を飲むことは禁止
①は理由がわかりやすい。イスラム教徒の住む地域は年中気温が高く、食肉が腐りやすいが、特に豚肉は腐敗の進みが早く、食中毒や感染症、寄生虫の原因になる。
アラビア半島でも豚肉による食中毒が広まったことがあり、予防医療からの観点で合理的な規律だ。
②は飲酒による酩酊=よっぱらうことが悪であるという判断からだ。
イスラム教は特に自己規制、自己規律に厳しく信仰を守るためには、日々礼拝を欠かさず行うことが求めらるが、飲酒をして酔っぱらうと理性を失って日々の礼拝を初めとした規律ある生活が守れない。
そこで禁止となったと考えられる。
ヒンズ-教
①牛を殺してはならない、牛肉を食べてはならない。
インドは世界一の牛の飼育頭数を誇るが、その多くは水牛である。
インドは農業大国で農作業に水牛を多数使ってきた。
農耕用の水牛を殺すなどもってのほかだという考えから、牛は殺さないことが定着してきた。
さらに水牛は乳を搾り、乳製品を提供するために欠くことのできない存在である。
インド人のタンパク質摂取は牛乳と乳製品によって維持されている。
とはいえ、インドでは牛肉の生産高が多い。
これは年老いた牛は農耕にも搾乳にも適さないので、処分しているからだ。
従来、老いた水牛は自然放牧していたが、農地を荒らすので近年は処分している。

❌