今回の理科期末テストは、歴代の理科テスト問題の中でも傑作の部類に入る良問揃いだ。
全体に化学反応に関する計算問題が多く、特に大問5の計算問題は優れている。
そもそも二酸化炭素を還元剤に使うという発想が、出てこない生徒が多かったはずだ。
大問8の(1)(2)は基本問題だが正答率は良くない。
(4)のバネの直列問題も、思考力を試す良問だ。
高1生に物理を教える立場からすると、バネの直列、並列は中学基礎知識として知ってるべきものだが、それさえ知らない高1生には一から教えなければならない。
さてがらりと問題傾向が変わった附中理科問題だが、想像を膨らますと将来、附属静岡中が静高と合併して静高中等部となる布石のようにも思える。
静高は物理化学の学力格差が激しく、高1の文系志願者はちょうどこの時期、物理の運動方程式が使えないので、物理から大量に離脱する。
中3で力学分野を学んだ後の期末テストでは、今回のような思考力問題を「運動方程式」で集中的に出してもらいたいものだ。
F=maという式を最初に示してから、問題に答えよという形式でもいいだろう。
大問7で高校物理で出てくるレンズの公式1/a+1/b=Dを示してから質問するのと同じ形式だ。
理科学年平均点は20点台の前半程度だが、この問題で30点代後半の得点だった生徒は静高受験でも大いに期待できる。
逆に、10点台だと理系文系を問わず静高受験の適性がかなり厳しい。