大学入試と高校入試では、受験生に対する情報公開の姿勢に大差がある。
国公立大学も公立高校も入試の合否発表後に、受験生が請求すれば科目別の得点を文書で回答してくれる。
と同時に大学は学部学科別に合格最低得点を公表する。
得点開示の点数を見て、自己採点と明らかに異なる点数の受験生が大学に照会(問い合わせ)することで、毎年のように採点ミスが発覚するが、多くの場合その受験生は救済措置を受けて繰り上がり合格する。
大学は当然の措置をしているわけだ。
ところが公立高校入試では、合格最低点は一切公表されない。
県教育委員会は非公表の理由を明らかにしていないが、次の理由であるのは間違いない。
①一般入試では3段階選抜のため、各段階での合格最低点が異なる。
特に2段階目では学科試験の得点が合否判定に使われないので、一般入試の中では合格最低点が最も低い。各学校の裁量にゆだねられる合否判定のため、疑惑が生じやすい。
特別枠とはまた別の、監督推薦枠がこれだ。
②特別枠と呼ばれるスポ-ツ推薦入試では、学科試験の合格最低点が極端に低い。
静高では一般入試の最低点が160点に対して、特別枠は75点でも合格する。
野球部は半分以下の得点でも合格するのはさすがに問題があると批判が起こるのは当然だ。
③採点ミスは必ず起こる。
合格最低点が公表されると、自己採点で合格最低点を上回っている生徒が抗議をしてその結果、採点ミスが発覚すると大騒動になる。
得点順位が入れ替わるので、再度合格発表をやり直す羽目になる。
3つとも高校側の不都合を覆い隠すためで、生徒の都合は考慮されていない。
だれも抗議しなければ、何も改善されない。
やはり「不合格になった生徒と保護者」が断固抗議して、合格最低点開示を要求すべきだ。