全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、もう月曜日。 日常が再開される。
ワタシは、新たに男子バレー部の副顧問になったので、この週末は、N津工業高体育館で試合を見に行った。旧知の先生方に会えてなんとなく楽しかったなあ。
さて、本日は、毎回1時間を費やしている授業はじめの自己紹介(パーポ)で使った。
「高校で勉強ができるよういなる方法」のブログ版です。パワポで行う画面展開を、ベタ打ちで表現するのは難しいのですが、教育関係者の皆様(広域的にはほぼ全員)参考にしてください。というのも、バレーの大会で他の学校の先生方とおしゃべりをしている中で、かなりの学校でワタシのブログが読まれていることが判明した。教員生活も残り3年となると、「教員→生徒」への“知恵”の伝達だけでなく、「教員→教員」のFaseも視野にいれていこう。
<参考資料>

もちろんこれ。橘例氏は、

が一大ベストセラーになって、“経済関係の本を書くお方”と思われがちだが、日本にいち早く、様々な学問の最新研究を紹介してくれる方でもある。前述の

は、もうあまりにも学説が古すぎて、最新の知見では間違っているよ。という読書案内なのです。
<Phase①>レジ袋の有料化が始まった。
昨年?とうとう日本は、「レジ袋有料化」に舵を切った。その途端に、大多数の日本国民が、レジ袋を目の敵にして、誰もがエコバッグとかお買い物バッグを持ち歩くようになった。ワタシも今回の転勤のお餞別としてお洒落なお買い物バック折りたたみコンパクト型をいただいた。ただし、エコバックは主婦でない限り使わない。男の人や学生は、エコバックも使わない。とにかく使わない。なんでも、“はだか”で持ち帰っている。
しかし、レジ袋有料化以前にもこのような取り組みが行われていた。
「レジ袋不要のかたは、お申し出下さい、3円を割り引かせてもらいます」
ただ、このサービスは全く根付かなかった。でも考えてみれば、「レジ袋3円」と「レジ袋拒否が-3円」とは数学的に全く同じ価値である。とにかく、レジ袋を拒否すれば3円お得なだけだ。
でもでも、有料化の方があっという間に浸透して、割引サービスは何も機能しなかった。これは、数学的な考えでは説明できない結果である。
なぜでしょう。
<Phase②> 遺伝子レベルの問題である。
この数学的に同値な試みで、かくも大きく差がつくのか? これは、現在の人間に深く組み込まれている遺伝子レベルでしか説明がつかない。もちろん、現代人は現代に生きているけれど、現代と言ったって、たかだか400年だ。子供を20歳で産むと考えても100年で5世代、400年で20世代しか交代できていない。(江戸時代から続く老舗の女将が、第16代目くらいになるのと同じだ)、しかし、人類は、なんと600万年前に誕生したらしい。だから、現代の人類は、この600万年を生き抜いた子孫である。生物として、生き抜くための遺伝子が確実に備わっているはずだ。
つまり、
A 動物(人類)は、一度手に入れた食料を絶対に手放してはならない。(致命的だ)
B 動物(人類)は、手に入れられない食料をいつまでも追いかけない。(無駄なエネルギーは使わない)
<Phase ③> 人間は一度手にしたお金をたかだかレジ袋ごときで失うことに必死に抵抗する
レジ袋の有料化は上記Aに該当する。たかが3円であっても、一度手に入れた貴重な財産である。この財産に見合わない買い物は絶対にしないのだ。もう一度いう「一度手にした食料(財産)は絶対に手放さない!!!!!!
<Phase④> 勉強をする高校生(人類の一形態)にとってのモチベーションでなんだろう?
もちろん、一度手にした財産は絶対手放したくない!!!!
そうなんです、たとえ、高校生であっても、一番必死になって抵抗する時は、「一度手にした財産を失いそうになった時」なのです。これは、部活動をよく観察すれば簡単にわかります。上級生が必死に練習する理由は、2年生にレギュラーを奪われそうになった時ですよね。
勉強でも同じことなんです。必死に勉強する場面とは、「勉強しないと、何かを奪われる」と感じた時なんです。
・・・・・・今まで、高校の先生方は、全く逆を指導をしていました。“夢に向かって頑張ろう!!!!”“目標を見つけて頑張ろう”ってバカの一つ覚えのように言っていました。でもね、うすうす感じているのです。いくら、「目指せ甲子園」と生徒に叫ばしたところで、生徒は上手くならないことを。・・・・・・
<Phase⑤> とにかく一度いい点をとる、一度いい順位をとる。
これが、結論です。
実は、中学生や高校生って、自分の順位とか自分の点数(偏差値)とかを異様なまでに気にするものです。
出来れば出来る奴ほど自分の順位にこだわります。一度、前任校の行事で、東大生を5、6人集めておしゃべりしたことがありますが、彼らは自分の高校時代の成績を、●年生●学期の総合●●番まで覚えていました。これは単に記憶力がよいからではないように思えます。
でも、成績の悪い奴らに、順位を聞いてみても、全然覚えていない。何も覚えていない。
勉強できる人というのは、単純に頭がいのではありません。頭がよくなってしまったのです。「自分の順位を落としたくないので必死に勉強に向かったから」です。いくら頭がいい人でも「必死に勉強に向かってない人」は勉強ができません。
・・・・イイ順位をとってみると、次もその順位をとりたくなるのです(一度手に入れた財産は失いたくないので)。
いくら“夢にむかって”などと言っても、生徒は勉強しません。そもそも、勉強が出来る奴は夢を持っていません。当たり前です。何でも出来るから・・・・
大谷翔平は、二刀流を目指して努力をしているそうですが、たぶん逆でしょう。自分はピッチャーでもバッターでも一流であることに気づいてしまった。その名声を失いたくないために必死でトレーニングをしているだけです。初めから二刀流を目指した結果ではありません。気づきが先です。
<Phase⑥> 高校3年生の結果は高校1年生の1学期で決まる。
高校生諸君、受験は3年先のことではありません。ほぼ、高校1年生の順位で決まります。みんなが気づかないうちに、いい成績をとってしまいましょう。もし、君が高校で10番以内になってしまったら、絶対に、これからも勉強ができるようになります。遺伝子を信じて下さい。600万年間生き残ってきた“人間の遺伝子”を信じて下さい。普通に勉強するようになりますよ。
<Phase⑦> 3番手高校の立ち位置。
申し訳ない言い方をしますが、ワタシが勤務するIC高校は、その地域の3番手校です。トップ進学校は、某N山高校。IC高校に進学した皆さんは、中学校の時に、N高に行く友達とどうしようもない学力差を感じたと思います。でも、3年間過ごして、進学結果を見ると、その学力差を逆転して、N高の生徒が合格できない学校に、IC高校から進学できてしまう。こんな結果は、めずらしくありません。IC高校で努力した生徒が進学していくのは理解できますが、N高校に合格できた生徒が(IC高校で合格する)大学に合格できない。という結果がどうしても理解できないと思います。もう、これは“遺伝子理論”でしか説明できません。いくらN高に進学しても280番をとり続けるている人は、勉強する気になれません。N高で100番の人が次のテストで280番になってしまったらそれは勉強しますよ。100番の順位を失いたくないですから、でも、最初から280番で最後も280番の人は、N高でも絶対に勉強していません。おそらく学習時間は0(ゼロ)のはずです。
<Phase⑧> 結論
つい最近、ワタシが気づいてしまった結論です。
勉強できる奴がイイ順位(点数)をとるのではなく、イイ順位(点数)の奴は勉強する。
これを、小学校高学年から中学高世代にかけて、徐々に体に染みこませてしまった連中が高校で完成するのです。でもでも、この“遺伝子マジック”を使えば、高一の春でも、高二でも、高三でも全然遅くありません。「一度イイ点数(順位)をとってみる」。これを実践してみてください。
高校の先生方、このような思考方法を「コペルニクス的転回」といいます。
・・・・でも、一学期最初のテストでビリの方の点数をとってしまった皆さん(数としては多数派)、いい成績をとれない場合はどうやって高校時代を過ごせばいいのでしょう?
これにも、秘訣があります。
・・・・・次回のブログをお楽しみに。