全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
「国公立大学・私立大学どちらを選ぶのか」の第3弾です。
本当ならば、厚生労働省の改竄問題とか
厚労省も統計書き換え 毎月勤労調査のボーナス(共同通信)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
国土交通省の長年にわたる不正統計とか
<朝日新聞スクープ!>アベノミクスの“成果”はすべて虚構! 国交省不正統計13~19年度も巨額カサ上げの衝撃(日刊ゲンダイ) 赤かぶ (asyura2.com)
の方で「世相を斬りたい」ところですが、
当初から、この続き物を3つに分けてお話ししておきたいと考えていたので、「国公立大学と私立大学の違い」について、もう一つのテーマで掘り下げていきたいと思います。
それが、大学偏差値です。
これは、受験生の大学選び・大学受験の基準として大きな影響力がありますし、大学受験の利益関係者ではない一般の人々にとっては、「とりあへず他に比較するものがないので」とばかりに、大学の(全体の価値としての)ランキングの最重要な指針となってしまうものです。
では、大学の偏差値とは何か?
大学受験の偏差値はどう見ればいい?正しい見方から上げ方まで | 明光プラス (meikogijuku.jp)(余りなじみのない、明光義塾さんのサイト)
<コピッペ>
塾や予備校などが公表する大学の偏差値とは?
塾や予備校などでは「〇〇大学は偏差値60」など、大学ごとに偏差値が公表されていますよね。これは大学側が公表したものではなく、その大学の合格者が模試で獲得した点数から算出した偏差値の平均です。
偏差値60と公表されている場合は、「偏差値60以上の受験生の50%が合格する」ことを表しており、その偏差値に達していれば必ず合格するという意味ではないのです。あくまで合格の目安として捉えるようにしましょう。
<コピッペ終了・太字&下線部はワタシ>
となります。
ここに、大きなトラップ(仕掛け・罠)が潜んでいます。
偏差値の大きな罠:その1
第2弾でご紹介した、大学の入試科目に絡んできます。一般の国立大学ですと、その大学合格者が模試で獲得した点数から算出しますので、5教科7科目の平均偏差値から算出します。一方私立大学ですと、「入試科目として必要な」3科目の平均偏差値から算出されます。
つまり、国公立文系大学の入試偏差値は(さほど得意でもない、数学や理科までも含めた)5教科の平均で算出され、私立文系の入試偏差値は(力を入れてきた得意な)英・国・社の3教科偏差値で算出されます。
なので、同じ偏差値「57」であっても、それが学力の目安にはなるものの、大学に進学した生徒の学力とは言えない部分が多いのです。大学入試を偏差値ランキングで示した場合、国公立大学と私立大学を同じ基準で比較することは、まったく無意味なものであり、総じて国公立大学の方が低く算出されます。これは文理とも同じ理屈で、
私立大学理系は、英・数・理の偏差値ランキング、国公立大学理系は、英・国・数・理・社のランキングになります。
したがって、現場で「国公立・私立、両方合格したけれど、どちらを選ぶ?」という基準と、大学偏差値ランキングは全く違うものとなります。
大学偏差値ランキング - 受験情報なら大学偏差値ノート (class-note.jp)
このサイトは、とにかく偏差値順だけでランキング化したサイトなので、よく観察すると、大学受験を指導している教員にとっては、“笑っちゃうランキング”に見えてしまいます。
例えば、

偏差値57のところに、日大文系群が並んでいます。
おなじ偏差値57には、

静岡大学の文字もあります。
基本的に、生徒は日大と静岡大学を比較した場合、絶対に静岡大学を選びます。日大の学生やOBを悪く言っているわけではありませんが、この選択は肌感覚で皆さんも納得してくれると思います。
もっと高い偏差値になると、

ノーベル賞学者を輩出した東北大学工学部は偏差値62です。

GMARCHの一つである、学習院大学文系も偏差値62です。
この比較でも、肌感覚で、“東北大学の方が遙かに凄い”と思いますよね。
このサイトや偏差値が、イイの悪いのを論じているのではありません。偏差値とはそのようなものなのです。
そして、案外気づかれない、もう一つ罠が偏差値ランキングには隠されています。
<もう一度コピッペ、しかも色文字>
塾や予備校などでは「〇〇大学は偏差値60」など、大学ごとに偏差値が公表されていますよね。これは大学側が公表したものではなく、その大学の合格者が模試で獲得した点数から算出した偏差値の平均です。
偏差値60と公表されている場合は、「偏差値60以上の受験生の50%が合格する」ことを表しており、その偏差値に達していれば必ず合格するという意味ではないのです。あくまで合格の目安として捉えるようにしましょう。
<コピッペ終了>
注意点は、偏差値の算出が、大学合格者で行われていること。
です。
国公立大学の場合、合格して辞退する受験生は極々わずかです。したがって、
合格者=入学者
なのです。
しかし、GMARCH(学習院・明治・青学・立教・中央・法政)といわれる都内6大学は、併願校として入試に欠かせない大学なので、多くの受験生が併願先として受験します。そこでの合格者と入学者は
合格者>入学者
になり、併願先であるので、「偏差値の高い合格者は入学しない」という図式になります。
残酷な言い方ですが、私立大学で実際に入学する学生の偏差値は、大学ランキングの偏差値とはほど遠い。となります。
注)私立大学には、内部進学という「受験を経験していない学生」も少なからず存在する。(これはあまりにもセンシティブでここには露骨に書けない)
つまり、安易に偏差値だけで大学を決めてはいけないということですし、市井の方も「大学の価値を偏差値だけで判断してはいけない」ことになります。
第1弾から第3弾までの結論。
結果的に、国公立大学を礼讃する記述となっていますが、受験を冷静に見つめると、このような結論に至るのは当然のことです。ただし、ワタシは高校の教員ですので、入学までの考え方はプロフェッショナルと自負してますが、“入学後”に関しては、「聞き取り・・・OBやOGからお報告」以外に判断する術を持ち合わせていません。大学入学後、どのような進路・就職なのかを統計的に判断することは出来ません。(学力以外にもっと複雑な要素がからんできますので・・・)
ここでは、大学入試にどれほど詳しくない一般人を対象としての、大学入試レクチャーのつもりで書いています。
国公立大学と私立大学では、①学費、②入試科目、③偏差値に関して、大きな差と大きな誤解があるのです。それを忘れないように書き留めておきました。
(高校の先生方、参考にして下さい)
受験生へ、
とはいうものの、結果として、「合格通知を出した大学が、君にとって一番イイ大学」であることは100%以上の事実です。合格通知書がなければ、大学生になれません。卒業証書がなければ、大学を卒業したことになりません。
大学に入ることは人生の手段であって目的でもなんでもありません。
自分の能力をフルに使って、最終的に「勝ち組」として納得してくれればいいのです。
人生って、一寸先は闇かもしれませんし、扉を開けたら楽園だったかもしれません、答えがないから面白いのです。
ちょっと違うな。
「自分で答えを見つける過程が面白い」のです。
受験を楽しめない人は人生も楽しめない。