全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、他にやることのない休日ゆえに、授業の教材研究でもすることにする。
ただ今、1年生の「現代社会」では、経済学のイロハを始めたところで、GDPを代表とする「国民経済計算」の項に入った。
しかしだ、
高校生がGDPを勉強しようと教科書を開いても、日本のGDPがどれくらいで、世界の中でどんなポジションになっているかが、一目でわからないようになっている。
グーグルで検索すると
成長しない日本のGDP、停滞の20年で米国は日本の4倍、中国は3倍の規模に:「ファクト」から考える中小製造業の生きる道(2)(2/3 ページ) - MONOist (itmedia.co.jp)

と、普通に日本のGDPとその他の主要国のGDP推移が出てくる。
でもでも、日本の「現代社会」の教科書には何も載っていない。
日本の高校生は、GDPを含む国民経済計算の計算式を、正確に覚え込まされている。
国民所得(NI)とは…経済のウェブ計算機 | KNN KandaNewsNetwork 4knn.tv

オールドな読者にも少し見覚えがある図(↑)
定期テストなどで必ず出題されるから、この図だけは理解できるが、1年間のGDOがだいたい500兆円で、この数値は1995年あたりから、四半世紀も変化していないことを、日本の教科書にはどこにも書いていない。
なぜGDPが必要かというと、次に出てくる「経済成長率」という数値は、このGDPの変化率であるから当たり前なのだが、日本では年次推移をしっかり教えていないため、経済成長率の感覚がほとんど育っていない。
「成長率」をはじめとする利子計算は複利計算になるために、数%の変化率で実体の数値がどれくらい変化するのかが、概算でわかって欲しいのだけれど、これを誰も教えようとしないのが、日本の政治経済の授業である。
ワタシは、師匠の一人(K氏)から、72の法則なる、“保険屋としての素肌感覚”を伝授してもらったので、授業では絶対に教えているのだが、本当に伝わっているのかどうか?かなり不安だ。
72の法則とは?
変化率(利子)が1%だと、72年で実体の値が2倍。
変化率(利子)が2%だと、36年で実体の値が2倍。
変化率(利子)が3%だと、24年で実体の値が2倍。
変化率(利子)が4%だと、18年で実体の値が2倍。
変化率(利子)が6%だと、12年で実体の値が2倍。
変化率(利子)が8%だと、9年で実体の値が2倍。
という風に理解すると速いという考え方だ。
つまり、2000万円の住宅ローンを年利3%で24年払いで作成すると、実際には4000万円を払うことになり、
200万円で利子4%で18年満期の定期預金は、400万円に膨らんでいることになる。
1960年代に日本で起きた“高度経済成長”は、8%以上の成長を9年以上続けたので、GDP(当時はGNP)が2倍以上になったということになる。
これは算数の真実なので、1990年から、経済成長率が2%程度であっても、しっかりと着々と経済成長していたならば2022年の今頃は、32年も経過しているのでGDPは2倍近くになっているはずなのである。
GDPが2倍になるということは、GDI(国内総所得)もGDE(国内総支出)も2倍になっているので、国民は30年前よりも2倍のお買い物をしているはずだし、給料も2倍になっているはずなのだ。

これは全く荒唐無稽なことではなくて、中国もアメリカも達成していることである。日本だけがGDPを増やせていないし、むしろ下げている年の方が多い。
そして、日本政府は、「高校生の教科書に(意図的に)載せない」ばかりか、このGDPの数値を、少しは見栄えをよくしようと思って改竄し続けていたのである。
ワタシは、このような日本の30年を、自民党一択で選んできた日本国民を理解できない。
ワタシに、GDP統計不正をはじめて教えてくれたのは、
今こそ「ソノタノミクス」に注目せよ - モノシリンの3分でまとめるモノシリ話 (monoshirin.com)
このサイトであって、
まさかとまたか 「アベノミクスによろしく」の著者が語る統計不正 [国交省の統計書き換え問題]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
明石順平氏である。
授業でもこのサイトをよく使わせていただいた。
書きたいことを書いたので、もう一度寝る。