全国の毒舌ファンの皆様 Tommyセンセです。
ということで、何回となく続いている、ウクライナ紛争に関する記事の続き。
そういえば、一番冷静にウクライナ侵攻の状勢を伝えてくれるYoutube動画を発見した。
(42) 真・防衛研究チャンネル - YouTube
ただし、この動画サイトもウクライナ目線だ。はっきり「ウクライナ応援動画」のような作りをしている。
ワタシは、それほどの軍事オタクでもなく、思想的には反自民党で、反グローバリスト(アメリカの世界覇権を一番忌み嫌う)なので、ウクライナ侵攻の経緯で一番注目しているのは、日本のメディアである。
そういえば、卓球界を引退したばかりの水谷準氏もニュースバラエティ番組のひとつ「ひるおび」にコメンテーターとして出演していた。スポーツ関連の出演ならば理解でいるが、紛争や外交などの件でコメントを求めるのはどうかと思う。芸能人であれ元スポーツ選手であれ、自分では正確な状勢判断ができないものだから、最終的な結論は、「一番被害を被って苦しむのはウクライナ市民です。」となる。
(他にこれといった番組がないので)毎朝見ているのは、テレビ朝日系列の“グッドモーニング”である。見所は新井恵理那アナだけの情報バラエティ番組で、このウクライナ紛争に関しては、廣瀬陽子教授(慶應大学)なる人物が解説している。彼女の最近の経歴は以下の通り。(ウィキより)
<貼り付け>
2016年4月 慶應義塾大学総合政策学部教授
2017年3月-2017年3月 フィンランド・ヘルシンキ大学・アレキサンテリ研究所の客員研究員
2017年10月-2018年3月 米国・戦略国際問題研究所(CSIS)の客員研究員
2018年7月-2020年3月 国家安全保障局顧問
<終わり>
慶應大学・アメリカシンクタンクCSIS・国家安全保障局と、明らかにアメリカべったりの政府系論壇の人間だ。(CSISは、日本の笹川財団と癒着している)
したがって、アメリカ追従一辺倒のコメントばかりになっている。こうやって日本はどんどん洗脳されていくのだろうなあ。
反政府系の論客の筆頭である植草一秀氏は、
ウクライナ戦乱:三つの留意点: 植草一秀の『知られざる真実』 (cocolog-nifty.com)
の中で、ハッキリと次のように述べている。
「 だが、西側メディアによる、ロシアが悪魔でウクライナと米国が正義との報道を鵜呑みにすることも適切でない。」
で、具体的には、
<コピッペ>
2004年の政権転覆で親ロ政権が破壊され、反ロ政権=親欧米政権が樹立された。
大統領に就任したユシチェンコ氏の妻は米国国務省勤務経験者である。
米国と直結する工作員と言えるサハシヴィリ氏とも極めて関係が近い人物。
米国が背後で糸を引いた政権転覆であったと考えられる。
ところが、2010年の大統領選で親ロ派のヤヌコヴィッチ氏が大統領に選出される。
このヤヌコヴィッチ政権を破壊したのが2014年政変である。
米国国務省はウクライナの極右勢力と結託して暴力革命を主導し、政権転覆を図ったと考えられる。
これに対してウクライナの親ロシア勢力が行動を起こし、東部に共和国を創設、クリミアではロシアへの編入を決めた。
これに対してウクライナ政府は軍隊を出動し、東部ドネツク、ルガンスク州で内戦が勃発した。
その内戦を収束するために締結されたのが「ミンスク合意」である。
合意形成にはドイツ、フランスも関与した。
ミンスク合意は国連安保理で決議され、国際法の地位を獲得した。
2019年に大統領に就任したゼレンスキー氏は東部の平和確立を公約に掲げたが、大統領就任後にミンスク合意を踏みにじる方向に転向した。
ミンスク合意を踏みにじり、ロシアと軍事対決する方向を鮮明にした。
その結果として今回のウクライナ戦乱が発生している。
そのゼレンスキーの最大の支援者がウクライナ・オリガルヒのイホル・コロモイスキー氏。
このコロモイスキー氏がウクライナ極右勢力最有力支援者の一人。
すなわち、ネオナチと呼ばれるウクライナ極右勢力とゼレンスキー大統領が表裏一体の側面を有しているのである。
これらの事実を認識した上でゼレンスキー氏に対応することが求められる。
<コピッペ終了>
ウクライナ報道の中で、一番重要な言葉は、
“ウクライナの極右勢力”である。彼らが、ウクライナ東南部のロシア系住民の多いドンバス地方を軍事的に制圧していた張本人達であり、ウクライナ正規軍とは違う指揮系統をもっているのだ。
プーチンが、この戦争の目的の一つに、“ウクライナの非ナチ化”を掲げているが、極右勢力=ナチ化している組織である。
ウクライナ侵攻の報道では、ウクライナ正規軍なのか、極右勢力なのか、は一番重要な視点であるにも関わらず、日本のメディア(もちろん極右勢力の育ての親であるアメリカのメディアも)は、知っているのも関わらず、その辺りを誤魔化してうやむやの言い方をしている。
このウクライナの混雑している状況を、正確に(一部からは、反アメリカ的に)伝えているのが、田中宇氏であるから、ワタシの記事の中にも頻繁に登場してくる。
ウクライナで妄想し負けていく米欧 (tanakanews.com)
今回は、このような記事が紹介されていた。
<コピッペ 太字はワタシ>
米共和党系の軍事専門家ダグラス・マクレガー(Douglas Macgregor)が、ウクライナでロシア軍が作戦をゆっくり展開しているのは、ウクライナの市民や都市を破壊しないようにしつつ、露軍を攻撃してくる敵方の極右民兵団(ウクライナ内務省傘下のアゾフ大隊など。ネオナチ)だけを潰せるようにしているからだ、と指摘している。
それなのに欧米のマスコミ権威筋は、「露軍がウクライナで苦戦し負けている」と勝手に間違った妄想を展開・喧伝し続け、「ロシアが負けているのだから米欧NATOがウクライナの領空を露軍から奪還して飛行禁止区域を設定できるはずだ」と勘違いしている、とマクレガーは言う。 (American military expert explains ‘slow’ Russian advance in Ukraine) (Macgregor: Washington Wants War To Continue As Long As Possible In Hopes To Overthrow Putin)
私が見るところマクレガーは正しい。NATO内で、米政府やNATO事務局は、マスコミの方が妄想で実は露軍が勝っていることを知っているので、「ウクライナに飛行禁止区域を設定するのは不可能だ。核戦争の世界大戦になってしまう」と言っている。だが、間違った妄想の方を軽信してしまっているバルト三国やポーランドなど東欧の政府議会、それから米欧全体のマスコミとその軽信者たちは「早く飛行禁止区域を作れ」と叫び続けている。もし今後、東欧のどこかの国が事態を甘く見誤って戦闘機をウクライナに入れようとして露軍に撃墜され、NATOの5条が発動されて米国がロシアと戦争する義務を負った場合、米国はNATO5条を無視して動かず、米国がこの不履行をやった時点でNATOの信用が崩壊する。 (NATO Unity Faltering as Calls Grow for a No-Fly Zone Over Ukraine)
マクレガーによると、プーチンは開戦時から露軍に対し、ウクライナで市民を殺したり市街を破壊することをできるだけ避けつつ任務を遂行せよと命じてきた。米欧のマスコミ側の人々は「マクレガーはロシアのウソのプロパガンダを軽信しているだけだ」と言っているが、実のところ、マスコミ側の人々の方が間違っている。ロシア人にとってウクライナ人は同じ民族に近い半同胞であり、ウクライナにはロシア系も多いので、ロシア軍ができるだけウクライナの市民や街区を破壊せずに任務を遂行したいの当然だ。 (Tell Me How Ukraine Ends)
2014年に米英が起こしたマイダン革命の政権転覆後、
ウクライナは米諜報界が軍事訓練して育てたロシア敵視の極右民兵団に席巻され、彼らがウクライナのロシア系住民を殺して街区を破壊する内戦を開始し、ウクライナ系に対しても略奪などをやり続けてきた。極右はゼレンスキー側近などウクライナ政府の上層部にも入り込んできた。米諜報界は、育成した極右を通じてウクライナを事実上植民地支配してきた。ロシアは、ウクライナの極右を退治したかったが、米国はロシアよりはるかに強く、最近まで手出しできなかった。 (8-Year Secret CIA Training Program in Eastern Ukraine Helped Prepare for Russian Invasion)
最近、米国の覇権が急低下し、コモディティのインフレも激化して、米露が対決したらロシアが勝ちうる状況になったので、今回の戦争になった。米政府は露軍侵攻の前に米欧の大使館や諜報要員をすべてウクライナから撤退して支援を突然に打ち切り、ロシアに有利な状況を作ってやっていた(米国は隠れ多極主義的だ)。この流れから見えるものは、露軍のウクライナ侵攻の目的がロシア政府の公式発表の通り、ウクライナの非武装中立化(米英傀儡からの脱却)と非ナチ化(米英に操られた極右勢力の排除)であると考えるのが自然ということだ。ロシアやプーチンの主張は全部ウソだと言っているマスコミとその軽信者(今や日米欧の人々の大部分)の方が間違っている。私が見るところ、ウクライナは以前のような米英の傀儡国であり続けるより、今回の戦争でロシアの傀儡国に戻った方が安定して平和になる。 (Putin Addresses Huge Pro-War Rally At Moscow Soccer Stadium) (バイデンがプーチンをウクライナ侵攻に導いた)
マクレガーによると、露軍はすでに、あちこちにいるウクライナ側の軍勢(正規軍と極右民兵団。主に極右)のすべてを包囲し、補給路を断っている。極右は露軍に包囲された状態で、住民を「人間の盾」にして立てこもっている。この状態で露軍が極右を攻撃すると市民が死ぬので、露軍は極右を包囲したまま、ウクライナ政府と交渉して人道回廊を作って市民を包囲網の外に避難させ、その上で極右を投降させるか、潰そうとしている。だから、露軍は極右を包囲したまましばらく動きを止めている。米欧諸国がウクライナに携帯用地対空ミサイルのスティンガーなどを送る話になっているが、ウクライナの軍勢は、露軍に包囲され補給路を断たれているため、それらの兵器を受け取れない。ウクライナ空軍はすでに設備のほとんどを露軍に破壊された。米欧は、ウクライナ側が潰されかかっている戦況を変えられない。 (Kremlin Responds To US Claim Putin "Frustrated" Over Ukraine Operation, Says Military Was Told 'Avoid Storming Major Cities') (ウクライナ難民危機の誇張)
マリウポリの劇場を露軍が空爆したと米欧日のマスコミが喧伝しているが、これはたぶん意図的な誤報=プロパガンダだ。
マリウポリの市役所はウクライナ側で、彼らが言ったウソをマスコミが意図的に鵜呑みにして大騒ぎしている。
マリウポリの劇場は地下に防空壕がある。極右が劇場を占拠し、防空壕に避難した市民を人間の盾として使いつつ、極右は上階に兵器を置いて陣取り、露軍を攻撃していた。露軍はそれを知っていたのでマリウポリの劇場を攻撃していない。劇場を爆破したのは極右だ。
その後、マリウポリの劇場から無傷の市民が多数救出されたが、その一方で死者の存在は報じられていない。負傷者1人だけ報道された。ウクライナ側と米欧マスコミはロシアを極悪に描くため、死者がいたらすぐ大々的に報じるはずだ。続報しだいだが、死者数が少ないか、誰も死んでいない可能性すらある。 (Ukraine backtracks on Mariupol theater claims) (Azov battalion militants blow up Mariupol theater building — Defense Ministry)
露軍機は、ウクライナ領空に入らず、ロシア領空内からウクライナを空爆している。ウクライナ極右のもとにスティンガーが届いたとしても、それで露軍機を撃墜できない。露軍機は日々の攻撃でウクライナの領空に入っていないので、ウクライナの領空が飛行禁止区域に指定されても、露軍はそれと関係なくウクライナを空爆し続けられる。飛行禁止区域の設定を守るため、東欧諸国などのNATO軍機がウクライナ上空に来て、それを露軍が攻撃するとNATOとロシアの戦争になる。しかしすでに述べたように、NATO加盟の東欧諸国がロシアと開戦しても、米国はNATOの義務を履行せず、参戦しない。NATOが崩壊して一番困るのは東欧諸国だ。だから東欧諸国もロシアと戦わない。もう誰もロシアと戦わないが、インチキな戦争報道だけはガンガン続く。コロナのときと同様、そのうちマスコミの巨大なウソに気づく人が増えていく。 (Graham introduces resolution urging Biden to help send jets to Ukraine) ("No Such Thing As No Fly Zone Lite": Pentagon Rejects Zelensky's 'Close The Sky' Request)
<貼り付け終わり>
ということで、日本のウクライナ紛争に関する報道の貧弱さ、評論家といえる人々の視点の弱さ、コメンテーターの井戸端談義のような番組の浅はかさ(橋下徹などは論外)に対して、孤軍奮闘しているのが田中宇氏である。
もう少し、日本でも広まってくれるといいなあ。
前回は、静岡県の教職員の人事異動を記事にしたので、久々のヒット数を稼いだ。同じように、この記事もヒット数を伸ばしたいところだ。しかし、一般の人間は、自分にとって耳の痛い話(この場合は国際情勢に音痴であること)を聞かされると、自然に耳をふさいでしまうので、全然相手にされないだろうなあ。
春休みになって超ヒマ人と成り果てたTommyセンセが配信しました。