2025年・新課程の共通テストは科目も時間も増加
2022年8月22日 06:07
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、今日から出勤。2学期の準備のために沢山の仕事を片付けなければならない。
9月になると、いきなり「共通テストの出願」をしなければならない。現役生の場合、共通テストは学校一括申し込みなので、ミスしてはならない仕事なのである。
この共通テストは、今年の1年生から、またまた大きく変容する
8/19に静岡県下の進学高を対象に説明会が開かれたので、河合塾のサイトを貼り付け
(新課程入試) 共通テスト 教科別コメント | 高等学校学習指導要領分析 | 大学受験の予備校・塾 河合塾 (kawai-juku.ac.jp)
読者の皆様はご存じだろうが、「情報」が必修化かされる。一般に、5教科7科目と言われてきたが、これからは6教科8科目となり、満点は1000点だ。
それだけではない!!!!!! 各教科の時間も増える。
(今度はB社のサイト)
2025年「新課程」共通テスト 実施大綱の予告・補遺まとめ|高校の問題集や教科教材、手帳の購入・制作なら、ラーンズへ (learn-s.co.jp)
国語が80分から90分になり、数学もそれぞれ70分となった。これだけで、20分の増加となり、「情報」を加えると、合計80分の時間増となる。
これは、受験生にとって相当過酷な時間だ。今でさえ、
一日目が9:00頃に入室・・・・・・最後のリスニングが終わるのが18:10であり、
二日目も9:00頃に入室・・・・・・最後の理科二科目目が終わるのが17:50となっている。
これに、80分が加わるのだ。普通に考えてもどちらかは19:00(夜の7時)を超える。
高校生が朝から夜まで、延々と問題を解き続けるのである。しかも2日間も!!!!!!
これだけ、過酷になったのは、つい最近のことである。
20年ほど前、センター試験の必修科目が5教科7科目になった。(それまでは5教科5科目とか5教科6科目)
10年ほど前、センター試験にリスニングが導入された。(リスニング30分追加)
3年前、共通テストになって、数学ⅠAが70分になった。
そして、2年後には、合計80分間、試験時間が増えることになる。
・・・・・国立大学を受験し、合格するには、相当な努力が必要なのだ。
日本の大人は、国立大学志望の生徒に対してどんどん負荷を増やし続けていく。
「情報教育が必要だ!!!!!」と訴えるのは解らなくはない。しかし、結果的に負担が多くなるのは“国立大学受験生”だけである。私立大学は相変わらず3教科3科目を主流にしているので、私立型に特化すれば、3科目を学習すればいい。
ワタシは地歴公民の教員だが、高校生に一番必要な教育は、相変わらず数学と英語と国語の3教科だと思う。特に数学は全ての学究にには必要なもので、全員が数学的思考が出来なければ次のステップにはたどり着かないと考えている。しかしながら、私立文系の生徒は、(履修はするけれど)数学を勉強しない。
とにかく、文科省や中教審(中央教育審議会)で、大学入試が議論になると、結果的に負担が多くなるのは“国立大学受験生”だけとなる。
ところがだ。
国立大学に与えられる国からの補助金は、年度ごとにどんどん減額されている。
つまり、
受験で負担を増やされていながら、国立大学生への支援は減らされているのである。
今や、国立大学受験生と国立大学補助金の関係は、国立大学生がM体質で、国の予算がS体質を見せ続けている、倒錯した構図である。
しかも、これは世界的な傾向と逆転している。
やはり、いつも通りの、年度ごとに大きく差がついた「ワニの口」現象が起きている。
「善意で、受験科目を増やす文部科学省」と「たぶん善意で研究開発費を減らす日本政府」のしわ寄せが、一番真面目で純朴に勉強をする頭の良い生徒(国公立大学受験生)に一番のしかかる構図は、もっと世の中の人が気づいてもらいたい。
・・・・国は、国立大学への研究補助金をもっと増やせ!!!!!!!
・・・・受験科目を増やすならば、補助金も増やせ!!!!!!
・・・・どちらもやらないのならば、国立大学の授業料をもっと減らせ!!!!!
上昇する学費、モトをとるのは難しい未来が待っている?|ベネッセ教育情報サイト (benesse.jp)