なぜ、共通テストに「情報」
2022年11月8日 05:42
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、今日は火曜日。実は、7日(月)が代休日だったので、今週初出勤。面接練習&希望者医療系講座、放課後補講、出願指導と滅茶苦茶に忙しい日々は続く。
ということで、コロナワクチンに関する話題はこのリンクだけ。
(コロナワクチンの事を書くと、SNSに警告がでる!!!!!!!)
ワクチン接種 もう限界?! | みのり先生の診察室 (ameblo.jp)
次は別の記事に対して愚痴と正論
共通テスト新科目「情報I」を配点0 国立大の予告に識者「世界からのデジタル化の遅れが発生」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース
先月あたりから、北大&徳島大が共通テストの「情報」を受験は必要だが、配点を「0」にするという情報が多くの受験ビジネス会社から流れた。
さすが、北大&徳島大!!!!!!
現役の高校教師からすると、情報を教える教員があまりにも不足していて、このままでは学区間格差がありすぎる。全国どこの自治体でも、2025年までに「情報」の専門教師を確保するのは無理でしょう。
しかし、ワタシが問題とするのは、「情報」という科目の必要性云々の話ではない。「ほとんど情報リテラシーない」ワタシでも、近い将来に「情報」という技能の習得が子供達にとって必要になることは十分にわかる。「情報」の教科を普及させる意味も理解できる。
しかしながら、その手段が気に入らない。
高校教育ではなかなか浸透しない「情報教育」の普及をターボ化させるために、共通テストを選んだことだ。
おそらく、文部科学省の偉い人達が、「情報教育」を普及させるためには、短絡的に「共通テストで必修化するのが一番だ」と考えたのだろう。
そして、全国の国公立大学志望者は、またもや、多くの科目の必修化に付き合わされることになった。共通テストは、5教科5科目時代からどんどん科目数が増え、これで6教科8科目。真冬の寒い中、土曜日日曜日と2日間、朝から晩まで「共通テスト」に付き合わされる。
ところがだ、この「共通テスト」をフルに使って高校生が目指す、国公立大学は、国立82校、公立93校の175校に過ぎない。(2021年度)
日本の大学数 2021年度は788大学|旺文社教育情報センター (obunsha.co.jp)
大学の数は約800もあるのにだ。他の私立高校は、「情報」を受験科目に入れたところですべて選択科目として使われるので、勉強しようがしまいが普通に受験できる。
日本の大学受験の現状は、一番過酷な国公立大学の、「共通テスト全科目必修」+個別試験4科目(理系ならば英数物化、東大は5科目)だが、私立大学の中には、英国社の3科目(しかも、受験時間はすべて60分)や、共通テスト2科目型まである。
別に、「共通テスト」の受験科目だから、高校生が真面目に取り組むことにはならない。
なんで、国公立大学志望の生徒の負担だけが大きくなって、私立大学の受験科目の負担が変わらないのだろう?もうしわけないが、今の制度だと、「情報〇〇学部」には、英国社の3教科型で合格できる私立大学がたくさんある。
麻生首相以外に、このような発言をする政治家&大学関係者はもちろんいないはずだが、情報よりも大切な基礎学問である数学を私立大学でも必修科目としようとする動きはまるでない。
麻生太郎「義務教育は幼稚園と小学校で十分」に賛否…「みぞゆう」蒸し返しで「説得力まるでない」の声も(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
その上、同じ文科省管轄の「研究費予算」に関しては、国公立大学はどんどん研究費を削られている。
過酷な受験に耐え、やっとの思いで入学した国立大学が、なんと貧乏のどん底にあえいでいるのだ。
しかも、授業料も“私立並み”に上がっている。
つまり、「共通テスト」に「情報」を入れることに関しては、高校生の立場や学問の立場ではなく、「情報教育の普及」の為だけに使われていて、国立大学受験生だけが、その負担を多く受けるだけということになる。日本社会のゆがみが、受験生のところで緩衝されているのだ。