学校教育に関して、給特法改正案について、とやまかずゆきのブログ
2025年5月10日 10:42
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセ(元高校教師、現立憲民主党静岡第5区総支部長)です。
ということで、国会で、給特法改正案が成立するらしい。
給特法改正案の修正、結局は働き方改革とは逆行する「帰れ圧力」が強まるだけになってしまわないか(前屋毅) - エキスパート - Yahoo!ニュース
(これは余談だが、政治家さんとか、マスコミとか、法律名をすぐに略語や短縮形で表現するが、これも日本人の政治離れの一つであって、専門家以外に全く意味が分からなくなってしまう。音声メディアは大変だと思うが、最初くらいは「公立学校教員の処遇改善を求める教員給与特別措置法」と言ってね。)
この改正の要点は、
①教職調整額を4%から6年かけて、10%に引き上げるというもの
②平均残業時間を月30時間にまで圧縮すること。
③中学校を35人学級にすること。
らしい。
学校関係者以外の人はピンとこないかもしれないが、「教職調整額」というのは、見込み残業代のようなもので、どの教員にも一律支払われるものだ。このおかげで、教職員には、個別の残業代がつかない。(労働者の待遇に関する概念とはかけ離れているし、部活動指導はボランティアだという意見の根拠にもなる)
教員の働きすぎ問題や、教師不足問題を解決する手段としての改正案だ。
日本の教育行政は、日本人の優秀さ(昭和の一般論?)とは正反対に、世界的に見てもかなりお粗末だ。
世界の教員一人当たり生徒数(小学校) 国別ランキング・推移 - GLOBAL NOTE (このサイト、会員になろうかな?)
日本はなんと73位‼
自分も教員を38年間続けて、先輩・後輩にも知り合いが多いので、本音をよく耳にする。
ワタシもそうだったが、残業を苦としたことはあまりない。高校で部活動を指導すると超過労働時間が100時間を超えることはよくある(土日が部活動でとられると、それだけで、16時間の超過勤務)。それでも、「好きな部活動は苦にならない」のが本音。
ワタシは、高校教員だったが、教職員生活の晩年(残り5年ほど)になると流石に、部活動以外のいわゆる教育活動の多忙さに、体が悲鳴をあげた。これが本音。
それでも、教員は、高校⇒中学校⇒小学校の順番で大変になる。教員時代、いつも中学校の先生を尊敬していたし、小学校の先生はもっと尊敬していた。
高校では、ほぼ必ず、ひとクラスに2人の先生がつく。そして、週16時間ていどの授業数だ。(クラスの時間割の半分くらい)
ところが、中学校はその学年に級外(担任でない先生)が1~2人程度で、すべてをクラス担任が運営する。小学校はもっと少ない。
なぜか、日本は一番手間のかかる学校の教員が一番少なく、一番手間のかからない高校が一番、教員数が多いのだろう。「高校が一番大変だ、それは教授内容が一番高度だから」という発想は、どこかで転換すべきだったのだ。
さて、ここからが、Tommy先生のオリジナル提案。
図録▽教師1人当たり生徒数の国際比較(小中学校)
このサイトなんかも、同じことだが、 政策の基礎になる統計を調べてみると、「教師1人当たりの生徒数」しか統計がとられていない。
少しの時間だが、「学校の職員数一人当たりの生徒数」というデータはなかった。
いろいろな先生方を取材してみても、「残業代のような手当よりも人員確保」の方を要望している。
そして、自分の勤務実態からしても、授業をするという教師本来の仕事以外の雑務が、一番時間がかかった。(パソコンへのデータ入力なんかその最たるものだ) 小学校の先生方からすれば、登下校の見回り、休み時間の見回り、校舎の維持管理などの仕事の方が大変だともう。
先ほどあげた、「教員一人当たりの生徒数」というデータ自体が、学校の実情を反映していない。教員の雑務を減らす、先生以外の大人がもっと沢山、学校に存在するべきである。というのが私の主張だ。
例えば、
①高校野球の強豪校で、監督が学校の職員ではあるが教員ではない、という例は多い。
②学校の技能員さんが予算不足で雇用されず、中学校も小学校も、庭が荒れている(ぺんぺん草が生えている)
③技能不足の先生は、パソコンに関する業務で、忙殺されることがある。情報処理に関する技術者が学校に常駐しているとそうとうありがたい。
④子供の発達を考えると、「運動・体育」の活動は、絶対に専門家に任せるべきだ。
⑤清掃活動は、かなりを外注すべきだ。
などなど、
ワタシの学校教育に関する主張は、一言でいうと「教師だけで、学校を運営してはいけない」ということである。