選挙に関心持って!!!!!!
2025年5月25日 07:24
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセ(元高校教師、現立憲民主党静岡県第5区総支部長)です。
ということで、党勢拡大の仕事中(要するに自分や立憲民主党の売り込み)、その時によく質問されるのが、「参議院には出ないのですか」との単純な質問。
「静岡県では、国民民主党の榛葉幹事長が出馬するので、立憲は候補者をだしません。」と普通は回答するが、実はこれがかなりややこしい。
今朝、こんな記事がでた。
選挙に関心持って 投票所の作業に高校生60人、島田市長選と市議選
・・・・高校生が、島田市長選と市議選の選挙事務を手伝った、という記事だ。記事の中では、低迷する若者に少しでも関心を持ってもらうのが狙いと書かれているが、読者の皆さん、勘違いしないでくださいネ、これはボランティアではなく、チャンとした賃金が発生するアルバイトです。そして、投票日(日曜日)に割と簡単な作業をするだけで、かなりのバイト代が発生します(当然、最低賃金よりは高い)。
選挙のボランティアと考えるのではなく、「かなりワリのいいバイト」だと思って、バンバン参加して下さい。
元高校教師(しかも、専門は政治経済)として、自分の教育技術のなさを棚に上げて、厚顔づらして書きますが、日本では、選挙に直結するような授業はほとんど出来ないのが現状です。今のカリキュラムで選挙に関心を持たせるようにすることは不可能です。
選挙や政治、経済に関心のある大人の方から、説教がましく「もっと学校でしっかり教えろ!!!!!!」と叱咤されますが、時間的になかなか難しいのです。(しかも、中立の立場で教えなければならないのですからね)
さて、今年の7月に迫った参議院選挙、このややこしい選挙のことをじっくりお話しします。
まずは、
「選挙とは、一滴の血も流さないで起こすことのできる革命」だということを認識して下さい。
人類の歴史の中では、必然的に権力を握った国王がその土地を支配することになってました。しかし、財力をもった市民達が力をつけて、自分たちの財産を勝手に徴収する国王に対して戦うようになり(市民革命)、多くの犠牲を払いながら、自分たちを代表する政治家やその国の制度を選ぶようになりました(革命成立)。
そして、今度は、その革命を、平和の内に達成するように選挙の仕組みを整えました。人類の1600年代~の歴史を大ざっぱに説明するとこうなる。
なので、選挙の仕組みは、政権交代を速やかに行うことが大前提となります。
「今の政治はダメ」なので、「合法的に変える」ことが選挙です。(これもダメなら、また変えればいい)大統領に任期があり、衆議院や参議院にも任期があるのはその為ですし、日本人が中国をそれほど尊敬できないのは、習近平などの指導者が選挙で選ばれていないからだと思います。
ところが、日本の参議院選挙は、どうしても与野党逆転が出来ない(難しい)選挙です。
その典型的な例が静岡県選挙区のような2人区の存在。
一般的に与党と野党(複数も可)が対立していると、選挙民にはどちらかを選ぶことが強制されます(一人一票ですから)でも、結果的には与党と野党で議席を分け合うことになります。
具体的には、7月の参議院選挙静岡選挙区は、自民党一人(現職牧野さん)・と野党一人(現職榛葉さん)になるでしょう。
もし、野党が政権交代を目指して、自民党を倒しにいくとなれば、もう一人(現職榛葉さん以外)を立候補させ、自民党の票を奪わなければなりません。でもこのような戦いをすると、野党の2人が、票を奪い合いになり、共倒れの可能性もあります。現に、静岡県選挙区では6年前にその状況になって、立憲民主の候補者が敗れました。
つまり、参議院選静岡選挙区は、選挙権のある人々に向かって、「自分の信念で、次の政治はどちらがいいかしっかり選びましょう!!!!!」と宣伝しておきながら、「この選挙では政権交代は至難の業で限りなく不可能に近いですよ」と、全く正反対のことを言うことになります。
もう賢明な大人は、この選挙では政権交代が起きないことを知っているのです。(したがって投票率も低下します)
この参議院選挙区の制度は、どうしても政権を交代させたくない人達の策略です。
なぜでしょうか?
これは、選挙についての数学的無知から来ています。
考えてくださいネ。
問題です。
静岡県のお隣、Y県は有権者が少なく、100万人とします。なので、Y県の選挙での定員は1名です。
静岡県は有権者が200万人なので、Y県と一票の格差を同じにすべく、定員を2名としましょう。
そして、東京都。
東京都は、有権者が800万人なので、Y県や静岡県と一票の格差を合わせて、定員を8名とします。
・・・・・・これが現在の参議院選挙のやり方です。
ところが、これは、「一票の格差」「一票の価値」について大きな誤解に基づいた考え方です。
上の例題を「一票の価値」として考えてみて下さい。
Y県の「一票の価値」は、有権者100万の中の一票ですから、1/100万です。
同じように静岡県は、有権者200万の中の一票ですから、1/200万です。
同じように東京都は、有権者800万の中から一票ですから、1/800万です。
なんと、一票の価値は、8倍なんです。
数学的に誤りがあるから、政権交代もおきない、したがって関心も薄い、つまらない選挙になるのです。
ではどうすればいいのでしょう。
衆議院のように、選挙区制は完全に小選挙区制(定員1名)にして戦わせることです。(静岡県を例にとれば、静岡県を安倍川あたりで2つにわけて、選挙を行うことです。すると自民2人、野党ゼロもあれば、自民ゼロ野党2名もあり得ます)
もっと、しつこく数学にこだわれば、静岡県の有権者には一人2票、東京都の有権者には一人8票を与えればいいのです。
Y県の「一票の価値」は、有権者100万の中の一票ですから、1/100万です。
同じように静岡県は、有権者200万の中の2票ですから、2/200万です。
同じように東京都は、有権者800万の中から8票ですから、8/800万です。
ほらね、完璧な「一票の価値」の平等が実現します。
もし、静岡県の有権者が2票を行使することになれば、「自民自民」も「自民野党」も「野党野党」も可能です。
この参議院選挙が静岡県ではそれほど盛り上がらない理由は、このような数学的なことです。
参議院無用論の根拠の一つにもなります。
もし、静岡県で、一人2票が可能ならば、牧野候補×、榛葉候補〇、鈴木候補(共産党)〇になる可能性だってあります。(となれば、間違えなく自民党は候補者を一人追加しますから、保革伯仲の凄まじい選挙戦が行われます)
「いいか、お前ら18歳なんだから選挙にいけよ!!!!!」「とにかく、選挙権は行使しろよ18歳なんだから!!!!!」「選挙に行かないと政治は変えられない!!!!!」とは言いながら、“実は、国政においては、数学的に誤った政権が変わらない選挙が行われている” という事実があることを薄々知っている。
・・・・・こんな大人の声を、若者は聞きません。
大人の皆さん、選挙の仕組みかえら変えましょうか?(ワタシの主張の一つです)