ノーマルビュー

Received — 2021年11月22日 tommy先生の「世相を斬る」

テスト作成ウィークの地獄

著者: tommyjhon
2021年11月22日 05:46
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。

 ということで、またもや月曜日に突入。
我がIC高校は2年生が一足早く「期末テスト」に突入。2年生は来週から“修学旅行”なんです。
とりあへず、2年生の「政治経済」のテストは作成が終了。あとは解答用紙を印刷してできあがり。


 さて、ここからが大変。あとは1年生の「現代社会」を作らねばならないのだが、中間テストから期末テストまでの期間に学習した範囲は、
・カント・ヘーゲル・マルクス・ニーチエ・キルケゴール・ハイデッガー・レヴィストロース・フーコー・レヴィナス・ハンナアーレント・アドルノ・デューイ・Jロ-ルズ・Jベンサム・JSミル・Aスミス・マイケルサンデル教授、とここまで。


 これで、どうやってテストを作ればいいのか皆目見当がつかない。教員生活34年目にして、大きな試練である。
そもそも、彼らの原典をほとんど読んでいない。生徒に教えているのは孫引きの3乗程度の知識であって、ワタシが作成する模範解答が、ほんとうに正解なのかの自信もない。
 いつもは、“困ったら大学入試問題”てなことで、大学入試の問題を参考にしているが、ここの分野って、余りにも難解すぎて、大学入試問題の例もあまりなければ、やっと見つけても、模範解答が“省略”なんて出ている。


 たぶん、明日の勤労感謝の日は、ずっと「彼ら哲学者を巡る問題作り」を勤労として行わなければならない。はたして、ワタシの勤労は誰に感謝されるのだろうか?一生懸命作れば作るほど、生徒には嫌われる。


 そうだ、困ったときの内田樹先生にヒントをもらおう。
道徳の本 - 内田樹の研究室 (tatsuru.com)

・・・・内容は、よく理解できる。そして、この一文にも、今回のテストの題材になりそうな箇所が随分とある。
<一部をコピッペ>
もちろん、道徳にも辞書的な定義はあります。たとえば、手元の新明解国語辞典にはこうあります。
「社会生活の秩序を保つために、一人ひとりが守るべき、行為の規準」。
 なるほど、その通りですね。でも、ここにも書いてありますね、「一人ひとりが」って。一人ひとりが守ることであって、「みんないっしょに」守るべきものではない。ということは、僕たちの一人ひとりが、自分で、自分の責任で、その「行為の規準」を定めるわけで、どこかにいる誰かが僕たちに代わって定めてくれるものじゃないということになります。誰かが僕たちに代わって定めてくれる、一般的な「行為の規準」であるなら、それは「みんなで守る」べきものであって、「一人ひとりが守る」という限定は不要です。あえて「一人ひとりが」と書いてあるのは、決めるのも自分、守るのも自分、ということです。

<コピッペ終了>


どこも、問題に出来そうではある。例えば、
「一人ひとりが」って。一人ひとりが守ることであって、「みんないっしょに」守るべきものではない。

という考え方も、哲学的には、誰かがもうとっくの昔に見抜いていることなのだろうけれど、誰がどう見抜いていたのか思い出せない。
次もおなじ、
誰かが僕たちに代わって定めてくれる、一般的な「行為の規準」であるなら、それは「みんなで守る」べきものであって、「一人ひとりが守る」という限定は不要です



これも、どこかで誰かが指摘しているはずだ。何となくヘーゲルの「人倫」あたりで決着がつきそうなのだが、それが正しいか否かを判定できそうもない。イギリスの功利主義での解答は難しい気がするけれど、もしかしたら功利的に正解かも知れない?


決めるのも自分、守るのも自分

・・・これは、カント先生だとは思うのだが、サルトルも同じ事を言っていたと思われる?????


ハイ、ということでまるまる一週間、このテスト作りに全頭脳を使いそうです。








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