共通テスト2日前
2022年1月13日 05:32
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
今日は木曜日、いよいよ共通テストまでの日がなくなってきました。
このブログも、だんだんと読者層が大人化しており、高校3年生でのぞき見に来ている方は少ないと思いますが、共通テスト関連の話をします。
1)共通テストは、受験生に心優しい制度設計である。
もともと、国公立大学入試用に作られているこのテストは、一連の国公立大学入試の中間発表・中間審査です。これは優しい入試制度だと思って下さい。大学入試の途中で、自分の“立ち位置”がわかるのです。合格可能なポジションなのか?それとも進路変更をした方がよいのか?全国の受験生がどのように分散しているのか?受験ビジネス各社のデータをよく読み込んでいけば、合格にたどり着くことは、国公立大学を目指している受験生ならばそれほど難しいことではない。受験生に優しい制度だと思ってのびのび受験してくださいネ。
2)国公立大学の受験は、合算である。
一部の特殊な大学を除いて、合否は共通テスト&個別試験の合算で決まります。共通テストは資格試験ではありません。大学入試の一部です。したがって“より多くの持ち点”を携えて個別試験に臨んだ方が、より有利に決まってますが、受験ビジネスのデータ分析が発達している今、共通テストのB~Cランクのゾーンに受験生が集中します。感覚としては10点差~20点差あたりに60%~80%の人が存在していると考えていいでしょう。
したがって、次の個別試験の1問~2問の出来不出来で簡単に逆転されますし、逆転できます。共通テストで一喜一憂してはいけません。
「ひやっ~~、出来た。出来なかった」などの感想は、翌月曜日の午前中の自己採点時だけで十分です。
そこからの約40日間の勉強が、本当の合否を決めます。
ここからが本当の勝負です。もう大学受験に望む基礎学力は身についていますから、ここからはその基礎学力をどのように「個別試験の点数」に結びつけていくかが鍵となります。共通テストで高得点をとった受験生ほど、安心して個別試験用の勉強を怠けてしまう危険性が高い。
3)国公立大学のランキングは、個別試験の問題水準である。
実際の国公立大学個別試験の合格者平均点はだいたいが65点(65%)ぐらいです。一流の大学でも65%、普通の大学でも65%程度。どんなに共通テストで高得点をとっても個別試験で65%程度の得点をゲットできなければ合格できません。自分が、どの大学を受験するか?を決める最終の段階は、「この個別試験で65%程度を40日後に得点できるかどうか」です。
「せっかく、共通テストで高得点をとったのに、先生からは別の大学を薦められた」と不満を持つ受験生がいつもいますが、それは、受験生の“受験学力”を個別試験対応力で判断した結果です。決して共通テスト判定だけで受験校を選んではいけません。
4)業者判定は、確率ではない。
共通テスト受験後、受験ビジネス各社は、総合判定とか称して、A・B・C・Dのランキングを生徒に突きつけます。そして、その横にA判定は80%、B判定は60%、C判定は40%・・・・などと書かれています。これはくじにあたる確率ではありません。80%だから、このレベルの受験生では5人中4人が合格はします。でもその4名の中にあなたが100%確実に存在するわけではありません。D判定は合格確率20%と考えられます。10枚のおみくじの中に2枚の大吉があって、それを引き当てる確率ではありません。10人受験して8人を蹴落として、その上のc判定B判定の人物を軒並み蹴落として合格を勝ち取った人物が2名くらいいた、というだけです。
だから、ABCD判定は、次のように理解しましょう。
A判定=個別試験で、みんなが出来る問題を一問できなくても合格できる。
B判定=個別試験で、みんなが出来る問題を普通にできれば出来る。みんなが出来ない問題は出来なくてイイ。
C判定=個別試験で、みんなが出来る問題は普通に出来て、みんなが出来ない問題を一問出来る。
D判定=個別試験で、みんなが出来る問題は普通に出来て、みんなが出来ない問題を2問出来る。
したがって、大学選びは個別試験の問題水準で決めるべきなのです。
5)「受験に強い」という評判の学校(学習塾)は、日頃の勉強で、「個別試験の問題水準」が判定できるのだ。
A~Dの判定が出そろったところで、いざ出願をするのですが、出願時間は10日しかありません。個別試験の問題水準をそこからじっくり調べましょう、などと言っても時間的に無理があります。日々の学習の中で、「個別試験の学力対応リサーチ」が済んでいる高校は、中間テストや期末テストの出来不出来で、おおよその学力水準を計ることができます。だからこそ、高校の先生の定期テストなどの「作問能力」が重要になってくるのですね。
6) 要するに、
共通テストは、“運命の日”ではなく、“自分の学力を測る日”です。そして、“学力に応じて選択する期間”です。ここで人生が決まるわけではありません。自然体で臨みましょう。
受験生の皆さんは、友人の中でA判定をゲットして楽々に大学合格を手にいれた〇〇君を一瞬羨望の目でみるでしょうが、その大学にトップの成績で入学するということは、「その大学には自分より頭のいい学生がいない」ことになります。それは、決して幸せなのかどうか?解りません。その大学にビリで入学したした生徒は周りの学生が全部自分より頭がいいことになります。むしろその方が楽しいかも?
生徒に常日頃言っているのは、「受験は、大人の選択である」ということです。いつまでも夢や希望だけで生きていけるわけではありません。時には“損切り”だって必要です。“大人の選択”ですから、学力だけでは決められません。学力・得意不得意科目・適性・財力・家族の力・パーソナリティ・・・・全てを含めて“選択”するのです。
この選択は、“面白い”ものです。