「生き残りをかけた戦い」
2022年3月9日 05:57
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、学力検査にともなう「生徒校舎内立ち入り禁止」期間が終了。今日から、普通に生徒が登校してくる。
今日は、随分前に終わっている期末テストを返却する日で、25分間の授業を7時間分行う。ワタシは4クラスを返却するので、4/7だ。かなりきつい。
その後、受験コングロマリットB社の「スタディサポート」という名のテストまでやる。
そして、成績までつけなければならない。この時期、生徒は暇だが教員は忙しいのだ。
多くの高校では、19日~21日の三連休からは春休みにしたいので、18日が終業式だろう。この正味10日間をどのように授業や学校行事を配置するかが、「いい学校」と「悪い学校」(あくまでも教員目線での話)の分かれ目になる。なぜかわからないが、我が某IC高校はメチャクチャ忙しい(あくまでも教員目線)。
ワタシは、金曜日に1年生全体の進路講話とスタディサポートを担当することになっていて、今し方まで1年生全体向けのパワポをつくっていた。コロナ時代なので、集会の形がとれず、生徒は教室でZOOM視聴となる。しかしながら、集会形式よりは、生徒の集中力が高まるので、意図を伝えるためには各教室でZOOM形式の方がいい。
今回のお題は、「生き残りをかけて」である。
大概進路系“お説教方集会”は、「希望」とか「夢」とか「進路実現」とか、「将来」とか・・・そのようなワードでいつも語られていた。某R社の進路サポートビジネスのお題も“夢ナビ”である。
悪い冗談ではなく、今の高校生にとって、進路実現とは、「夢・希望・未来」ではなく、「生き残り=サバイバル」である。
日本が経済成長を止めて30年が経った。不景気のあとには好景気がやってくるはずだが、数年後には景気がよくなるとは到底思えない。景気がよくなるというのは、雇用が増え、賃金が増え、日本全体のパイが増えることである。
ちなみに、「パイ」とはアップル・パイなどの「pie」のことで、要するに円グラフで見るところの「占有率」。パイの奪い合いとは、分け前のことなのね。
もう成長が見えないのなら、後は富の奪い合いである。日本人の将来で言えば、全体が豊かになることは絶対になく、誰かが得をすれば誰かが損をする時代なのである。子供が社会人になるということは、この奪い合い競争に参加することであって、高校から大学、そして就職という道のりは、はっきり言って「奪い合い」に他ならない。
こんな時代だからこそ、勉強や人間形成の中で、サバイバルスキルを若いうちに習得するのは当たり前の生き残り戦術なのだが、どうも高校生はピンときていない。人間誰でもそれなりの生活が出来ると思い込んでいる。(もしくは考えを停止している)
・・・・本当に聞いてみたい。「お前、どうやってこれから生きていくの?」と。
話は世界に飛ぶが、ここ10年間くらいの世界予測は簡単だ。この場合でも、世界の経済は縮小し、停滞し、衰退することが目に見えている
ウクライナVSロシアの戦いは、どう見てもウクライナに勝ち目がない。まともに戦ったらロシアに絶対に勝てない。(批判を覚悟で)国民のことを考えたら、さっさと降伏してロシアの傘下に入った方が、今後、だらだらと不服従を続けるよりはましだ(ウクライナ人の命の数で言えば)。今なら、ウクライナZ大統領の首をさらすだけで済むかも知れない。
(自由と正義の為に戦っている)ウクライナ国民には酷な言い方かもしれないが、20年ほど前からアメリカやイギリスにそそのかされて(悪魔のささやきにように)、反ロシアに回ってしまったことで「負けいくさ」が始まったのである。世界の目はウクライナのZ大統領に同情的だが、冷静に見れば、大きく失敗したのである。
絶対に負けを認めない世界の“自由&正義”体制(米英)は、ロシアを経済制裁すると言った。おそらく実行されるだろう。ただし、経済制裁で相手が大きくダメージを負い“負け”が確定するまでは、少なくても10年はかかる。
資源が皆無だった日本は、米英の挑発に乗ってさっさと勝てる見込みのない戦争に突入したが、ロシアは世界一の資源国である。石油もあれば転園ガスも売るほど余っていて、食料も輸出国だ。こんな国を経済制裁して、それが効果的だとは全然思えないのだけれど・・・・・・・
経済制裁とは、貿易の縮小を表す。貿易の縮小は世界のGNPの縮小となる。(高校3年の政治経済で当たり前のように教えることである)
世界のGDPが縮小すれば、またもや“パイの奪い合い”が起きる。
そして、経済制裁とゲリラ戦の決着は10年かかる。かつて、アフガニスタンに侵攻したソ連が結果的に自滅するまでの期間がちょうど10年だった。
つまりは、10年間は、パイが縮小し続けることになる。
日本もその真っ只中にいるわけだがら、どう考えても経済は縮小するでしょう。
そんな世界に、今の高校生は「自己責任」という名のもとで、時間とともに現実世界に放り出されてしまうのです。
こんな時代ですから、「進路指導」なんて、“夢の実現”でもなんでもなくて、“生き残り戦術”なんです。