中体連が画期的判断
2022年3月17日 06:17
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、
浜松市の部活動について考える会さん (@hamabukathink) / Twitter
さんの投稿から、画像を貼り付けます。
正式な文書は来年度中には出すと書かれているので、具体的には再来年度から、私設クラブチームの中体連大会への参加が可能になります。
これは、教育史上かなり画期的なことです。
今や坂を転げ落ちるような少子化の中で、各中学校とも、団体競技の運動部の維持のために四苦八苦しております。
半世紀前には、日本で運動神経のよい男の子たちは、ほとんどが野球部に入っていました。他の部活動も人数に事欠くことは考えられなかったのです。ワタシは中学校の時に、柔道部の属していましたが1学年で10名は在籍していました。今や、中学校の柔道部が存命している公立中学校はほとんどないでしょう。同じことがすべての部活動にあてはまり、中学校単位では、まともな団体スポーツは活動できません。
また、スポーツの技術レベルはどんどんと向上していき、素人の先生が、偉そうに顧問となっても技術的な指導はほとんどできません。考えてみて下さい、バスケットボールのあの超複雑なルールを、未経験の大人が覚えられますか?
したがって、今の団体スポーツ競技選手の育成は、どんどんクラブチーム化しており、小学校段階では、様々な選択肢が子供たちの前に用意されていました。
ワタシは2人の息子がいますが、長男はバドミントンのジュニアスポーツクラブ、次男は軟式少年野球チームで育ちました。
しかし、中学校に入り、そのジュニアクラブと中体連の関係の中で、へんてこりんな競技歴を進まなくてはならなくなります。
我が家の場合は、2人とも中学では陸上競技部に所属し、バトミントンの場合は、名前だけのバドミントン部を作ってもらい、顧問もその場限りでお願いして大会に出場しておりました。野球の場合は、リトルシニアの活動だけが大会出場歴となります。
そして、高校入学でもしその子供が競技活動を続けるとなると、中学校時代の競技実績がかなり重視されます。重視されるというより、それだけで高校に入学できると言っても過言ではありません。
静岡県には、「裁量枠入試」という不思議な入試制度があり、野球やサッカーなどの好選手は入試において優遇されます。我が家の次男は、この制度を使って高校に入学しましたし、ワタシの前任校、S水東高校は、全国的な名門チーム(現Jリーグチェアマンの野々村芳和氏も同校OB、もちろん内田篤人も)ですので、サッカー部の入試は多方面方も注目を浴びていました。
その野球やサッカーなどの名門校裁量枠入試制度では、「所詮中体連」という言葉さえ存在します。つまり、「中学校の部活動で競技歴を続けている生徒の技量は、はっきりと低レベル化している」ことを表しています。もちろん、例外もありますが、ワタシが知りうる範囲での全体的傾向は間違っていません。
このような、中学校段階でのゆがんだ競技組織は、随分と前の時代から日本の選手育成システムの弱点と言われていました。しかしながら、社会が発展したこと、子供が少なくなったことなどから、「これはっ!!!!!」という子供をのばすために、どんどん親が力ずくで子供たちの競技歴を飾っていきました。要するに、「親の送迎力が、こどもの競技歴を支える」時代となって、この中学時代の育成システムの矛盾が表面にでないまま過ぎていきました。
ところが、今度は中学校の方がら、「顧問の任命」と「生徒減少」と2つの問題から、クラブチームへの移行が逆に促進された感じがします。軟式野球(日本独特の)などは、もう単独で9人以上を揃えられる中学校の方が少ないでしょう。
この決定は、様々な方面から歓迎されるはずです。高校現場でもクラブチーム容認の雰囲気はどんどん大きくなっています。(もう、水泳部の生徒は、ほとんど学校で練習していない)。
才能ある子供たちをしっかり育成するシステムがやっと動き出します。(才能なしの子供を、親のわがままだけで縛りつておくのはダメよ)