ノーマルビュー

Received — 2022年9月14日 tommy先生の「世相を斬る」

持久走と文理選択

著者: tommyjhon
2022年9月14日 05:40
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。

暑い!!!! 朝晩はともかく日中は真夏のように暑い。地球温暖化の犯人捜しは置いといて、とにかく日本人が通常考えている9月くらべて、異常に暑い。


 この9月としては異常な酷暑の中、生徒は、一生懸命に持久走の練習をしている。もう、大変だ。持久走練習のあとの授業はホントに大変なのだ。(授業がつまらないということも置いといて)
なぜ、こんな酷暑の中で、持久走の練習をするのか? 9月の末頃には、「新体力テスト」の本番が待っているからである。持久走も練習すればするほど記録が伸びるらしい。(ワタシは経験したことないが・・・)


 なぜ、9月の末頃に「新体力テスト」があるのか? それは、県の教育委員会にテストデータを期日までに送信(送付?)しなければならないからである。
県教育委員会は、期日までにデータをまとめて、文部科学省に送信(送付?)しなければならない。
文部科学省は、“年度内”に「新体力テスト」の全国集計をまとめなければならない。
したがって、これらを期日内に達成することを逆算した結果、高校の体育では9月になると、「新体力テストの練習」を始めることになる。


 ワタシは、年度内に統計データをまとめる大切さよりも、現場において、このクソ暑い中で持久走を練習を止めさせる方が、今の世の中では重要だと思う。データよりも、生徒の健康の方が重要だ。
別に、持久走だけを11月~2月の適温の時期に計測しても、世の中は何も変わらない。年度内にデータを集めることに何の意味があるのだろう?
文科省のお役人様は、かなりの数が全国の各地に出向しておられる。なんで、11月~2月に持久走をやりましょう、とご進講して下さらないのか?


同じ事が、「文理選択」にも言える。
高校生は、来年はどのように授業を選択するのかを11月までに決めなければならない。そして、11月以降は、その選択を“原則として変更することは出来ない”。
高校生の中には、「選択を間違えた???」と後悔する奴がゴマンといる。この文理選択は、基本的に人生を左右するものなので、より慎重にならざるをえないのにもかかわらず、それ以後の授業で心変わりしても取り返しがつかないのである。
しかも、11月から3月までの、「今後は選択しない授業」は全然身が入らずにどんどん「捨てられる」


なぜ、こんな理不尽な時期に選択を迫られるのか?
それは、11月頃までに、(来年度の)先生方の必要人数を確定しなければならないのである。そうしないと、様々な人事(採用とか、再任用とか、人事異動とか)に対応できないらしい。
つまり、県立高校というところは、“徹底的に無駄を省いて”何が何でも必要最小限の人数で学校を経営しないといけないらしい。
だから、ちょっと生徒の選択が変わって、授業が成立しなくなることや授業が増えることが、2月~3月に勃発すると凄いパニックになるのだそうだ。
先生方をギギギリの経営予算で使い切ることの弊害は、必ず生徒の所にマイナスのフィードバックとなってやってくる。


ICT化が思うように進まないのも、「他に仕事が沢山合って、新しいことなど、もう出来ない」状態だからである。
「お前さん、1年間は授業を半分に減らすから、ICTの普及のための仕事をしてくれ」という人事は、半永久的にやってこない。


ちなみに、11月頃には、教科書も採択しなければならない。
来年度の使用教科書も使用冊数も県に報告しなければならない。
教科書会社というのは、会社で需給見込みをたてて製品を生産するのではなく、在庫ゼロの注文生産なのである。・・・・楽な商売だぜ


もうすぐ、定年だから、この程度の暴露ならば許されるだろう。












 
❌