ノーマルビュー

Received — 2023年8月16日 tommy先生の「世相を斬る」

VIVANTがやめられない

著者: tommyjhon
2023年8月16日 05:52
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。

ということで、日曜劇場VIVANTにハマっている。あらすじ|TBSテレビ 日曜劇場『VIVANT』
世帯視聴率が14%を記録したらしいので、全国でも相当ハマっている人が多いに違いない。


ワタシが、ドラマに夢中になったのはそんな昔ではない。日本史も教えていた教師でありながら、NHKの大河ドラマはすぐに飽きてしまうし、月9に代表されるラブストーリーも興味が無い。そういえば、ドラゴン桜とか〇八先生とかの学園ものも全然興味がなかった。
ドラマを録画して何遍も見るようになったのは、『半沢直樹』が放映された頃で、丁度10年前だ。


 だから、『VIVANT』も堺雅人主演、福沢克雄原作、という『半沢直樹』と同じコンビなので、今回も期待していた。
・・・第5話が終わっているのに、まだ二宮和也がほとんど登場していないというのも凄い手の込んだ演出だ。
しかも、堺雅人だけではなく、阿部寛もW主演くらいの重要な役どころである。ほぼ同年齢ではあるが、阿部寛はカッコイイ。


 もう、ここからは老人の昔話。若い世代は誰も判ってくれないだろう。
ワタシが、阿部寛が出演するドラマ(映画を含む)で、一番最初に感動したのは、NHKスペシャルとして1993年に放映された『エトロフ遙かなり』である。
TV エトロフ遥かなり (1993)について 映画データベース - allcinema

こちらは、沢口靖子主演のサスペンス(もう1人の主演は永澤俊矢という知らない俳優)で、阿部寛は結果的には旦那さんとなる役と、元島民としてエトロフ島にビザなし渡航する息子役(これがドラマのオチ)ででていた。
ちょうど、北方4島の旧島民が、北方領土に楽に里帰りできるようになった時期であったので、そのタイミングで放映されたこのドラマもかなり視聴率をとったと思う。


 その頃は、ワタシ達日本国民が、ソ連も解体したことだし、そろそろ北方領土も返ってくるかもしれない、北方領土返還の期待が最高潮に達していた時期でもある。
1993年(平成5年)から30年が経ち、
今では、北方領土が返ってくるなどという夢幻(ゆめまぼろし)を誰1人として語らなくなった。(一番熱心に宣伝していた安倍晋三はもういない)


 情けない話ではあるが、北方領土か返ってこない本当の理由を知ったのは、2000年代に入ってからである。
政治経済を教えているワタシでさえ(勉強不足は恥じている、謝ります)、こうなのだから、一般の人々はほとんど知らないであろう。
北方領土は、対ロシア(昔は対ソ連)の外交問題ではなく、日米安保条約に起因する日米の外交(占領)問題である。


 日米安保条約の第6条にはこのように書いてある。
資料70 日米安全保障条約第六条 (mod.go.jp)

第六条 日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。



 つまり、北方領土が日本国だとされると、そこにアメリカ軍が基地をつくることが許されるのだ。
ロシア(ソ連)からして、こんな危なっかしい領土を、簡単に認めるわけにはいかない。
北方領土を本気で取り戻そうとするならば、日米安保条約の改訂をしなければならないのだ。
もちろん、政府&自民党政権は、この経緯を一般の日本人には絶対に教えない。多くの日本人に気づかれるとどうもよくないらしい。


 政経を教える高校教師といえど、一般の日本人とそう変わらない知識しかなかった時代は、ワタシも全く気づかなかった。
今は、きっぱり言う。
「返せ、北方領土」といううたい文句は、戦後70年間にわたって続けられてきた、政府&自民党の巧妙なプロパガンダでした。


 ワタシは、阿部寛という俳優を見る度に、『エトロフ遙かなり』というドラマと、この北方領土問題を思い出してしまう。




 












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