問題演習(政治経済)資産=負債のバランスシート
2023年11月18日 06:02
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
今日は、学校で土曜講習を行います。
3年生の「現代社会・政治経済」の演習ですが、使用教材は、2022年の共通テスト「政経」の問題。
さあ、皆さんもやってみましょう。
問5 下線部ⓔに関連して,生徒たちは,次の図1と図2を用いて市中銀行の貸出業務を学習することになった。これらの図は,すべての市中銀行の資産,負債,純資産を一つにまとめた上で,貸出前と貸出後を比較したものである。これらの図から読みとれる内容を示した後のメモを踏まえて,市中銀行の貸出業務に関する記述として最も適当なものを,後の①~④のうちから一つ選べ。 13
メモ) 個人や一般企業が銀行から借り入れると,市中銀行は「新規の貸出」に対応した「新規の預金」を設定し,借り手の預金が増加する。他方で,借り手が銀行に返済すると,市中銀行の貸出と借り手の預金が同時に減少する。
① 市中銀行は「すでにある預金」を個人や一般企業に貸し出すため,銀行貸出は市中銀行の資産を増加させ負債を減少させる。
② 市中銀行は「すでにある預金」を個人や一般企業に貸し出すため,銀行貸出は市中銀行の資産を減少させ負債を増加させる。
③ 市中銀行は「新規の預金」を創り出すことによって個人や一般企業に貸し出すので,銀行貸出は市中銀行の資産と負債を減少させる。
④ 市中銀行は「新規の預金」を創り出すことによって個人や一般企業に貸し出すので,銀行貸出は市中銀行の資産と負債を増加させる。
金融業務に詳しい方なら当たり前ですが、答は④です。
しかし、このバランスシートの概念を高校生のうちにたたき込まれるのは商業高校で簿記を習っている人だけで、普通高校の生徒は、資産=負債 の概念がどうしてもピントこないのです。
だから、問題になるのだし、高校生にも理解させたいと思って出題させたのです。
もう一度、
④ 市中銀行は「新規の預金」を創り出すことによって個人や一般企業に貸し出すので,銀行貸出は市中銀行の資産と負債を増加させる。
これを、国債という「政府の借金」に変換しても同じなのです。
政府は「国債」を創り出すことによって市中銀行に貸し出すので,国債は国家財政の資産と負債を増加させる。
となるのです。
X(Twitter)で、
Xユーザーの羽鳥慎一モーニングショーさん: 「政府は、経済対策の裏付けとして先週、今年度の補正予算案13兆1992億円を閣議決定しました。 財源のうち、8兆8750億円は、新たな国債の発行、つまり借金です。 https://t.co/dCcj0m1evA」 / X (twitter.com)
このような画像を見つけました。
これらの報道を流し続けるマスコミは、(バランスシートの概念を知っているか知らないかは不明だけれど)、明らかなミスリードです。
明治大学田中秀明教授は、明らかに“財務省のポチ”で、緊縮財政派の頭がコチンコチンな男です。
国債とは、負債を生み出すが、資産も生み出すのです。
・・・この試験問題は、もの凄い良問なんだけれど、・・・・・
大多数の国民には理解してもらえないだろうなあ・・・この問題を教えるために、土曜日にも授業に行きます。