緊急声明(川勝平太知事の辞任をうけて)
2024年4月4日 06:36
全国の毒舌ファンの皆さま おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、現在進行中の(いつ終わるかわからない)連載企画「還暦老人教員人生を語る」を休載して、先日辞任を表明した川勝平太静岡県知事に関する件を書きます。直接の原因が、県庁新職員への訓示だったので、4月1日の話となる。したがって、エイプリルフールに間に合わなかったのだが、もし、4月1日以前にこの訓示が行われていたら、ワタシ、Tommyセンセは、「次期知事選に立候補します!!!!!!」という記事をだしていただろう。
この頃の川勝知事は、舌禍問題で全国的な悪者になってしまっていた。コシヒカリとか今回の訓示とか・・しかしながら、県知事選挙では勝利し続けたように静岡県民にはひそかに愛されていた知事だったように思われる。
今日は、静岡県民として、川勝平太知事の偉業について記す。
これがリニア新幹線のルートマップである。
ルート・工事マップ|リニア中央新幹線|JR東海 (jr-central.co.jp)
ご存じの通り、リニア新幹線は山梨県にある実験線を延伸して東京⇔名古屋間を結ぶ夢の超特急だそうだ。しかしながら、区間の中で、静岡県に停車する駅はない。静岡県は、南アルプスを通過するだけである。
つまり工事中はまだしも、リニアが開通するしたところで、経済効果はゼロである。
東京都にも神奈川にも山梨にも岐阜にも新駅ができるが、静岡県はトンネルが通過するだけの県。
しかも、静岡県は東海道新幹線が貫いているが、「のぞみ」が一本も止まらない“のぞみが通過するだけ”の県でもある。
そんな静岡県の良識な県民たちの恨みや妬みを代表して、「恨み」「妬み」「怨嗟の声」を、(静岡県生まれでもないのにかかわらず、)県民を代表して発言し続けたのが川勝平太静岡県知事である。
静岡県民は、剛健進取の気風で日本を世界的な工業国に育て上げた逸材を生み続けたが、一般的には温厚で穏やかな県民だ。特に静岡市民は明治時代に朝敵徳川家の最後の将軍を優しく迎えてあげたくらいに優しく、心温かい。
そういう穏やかな県民性が災いし、国とJR東海の無礼に真っ向から反対することが出来なかった。
「リニア通してやるから、のぞみを静岡と浜松に停車させろ」というのが、普通に考えられる取引材料である。もっと激しく、「リニア通してやるから、富士山静岡空港に近い新幹線新駅を作れ」でもいい。
しかしながら、リニア開業に関して、川勝平太知事の宿敵、金子元JR東海社長は、一度も、静岡県民の意見を聞こうともせず、「国が決めたルート」「国が決めた計画」の一点張りだった。
川勝平太知事も、“のぞみ停車”を取引材料として使うことはぜず、水問題と環境破壊を主な対抗理論として戦ってくれた。川勝平太は伝家の宝刀を残してくれたのである。
水問題と環境破壊は、リニアの掘削工事とは切り離せない大問題である。もし工事中に南アルプス由来の地下水が静岡県にこなくなったら静岡県民はどうなるのか?この件に関しては、JR東海側は、完全な保障(保証も?)ができないでいる。
「こんなもの、掘ってみなければわからないよ」というのがJR東海の本音だ。穏やかで優秀な静岡県民は、それなりにわかっている。県民全体が、「掘ってみないとわからない」とわかっているところを、川勝平太知事は、真っ向から戦ってくれた。「より正確に、より精緻な、予測を提出しろ!!!!」と言って 金子前JR東海社長と戦った。
何度も言うが、川勝平太知事は、穏やかな物腰であまり本音を出さない静岡県民の代わりに、国とJR東海にケンカを売ってくれた英雄である。
もちろん、川勝平太知事とて、静岡県の反対でリニアを止めることはもうはや出来ないことは悟っている。
ウィッキには、こんなことも書いてある。
<貼り付け>
2024年3月、JR東海が川勝による静岡区間の事業不認可のために2027年までの開業を延期すると発表すると、「リニアの開業時期が延期され、自分の責任は果たした」として任期途中での知事辞任を発表した。川勝から直接辞任の経緯の説明を受けた議会議長の中沢公彦は、「(JR東海への)嫌がらせが成就したので私の役目は終わったという感じだった。」と述べた。
<終了、拡大太字はTommyセンセ>
こうやって、物言わない、だけど不満が大きい静岡県民を代表して、無礼なJR東海に対して、盛大な嫌がらせを続けてくれた現代版義民である。
川勝平太の失言に関しては、もはや「癖」の部類である。ほとんどが、聞いている人々へのリップサービスのようなもので、差別を感じさせるものではあるものの、到底、心底からの発言とは思えない。
それよりも、「のぞみを停車させろ」と一言も言わずに、この嫌がらせを成就させた川勝平太知事に、もっともっと敬意をはらってもいいと思う。
この頃、暇で、昼間のニュースをよく見るのだが、中央キー局のアナウンスメントと静岡県のローカル局の報道が、似てきたのは許せない。ローカル局ならば、もっと静岡県民側にたって川勝平太知事の“嫌がらせ”を応援しろよ。
最後に一言、
静岡県がリニアを許可したとはいえ、リニアが開通できるかどうかはわからないよ。
日本には、国道ならぬ、酷道と言われる道が存在する。一番有名なのが、国道152号線だ。
(実は、3日に少しだけ走破してきたのだが、全日土砂降りで、写真を撮らずじまいだった)
(8) 分断国道152号線 浜松→高遠間の車載動画 タイムラプス倍速 各峠、迂回路林道もあり。 【酷道】 - YouTube
リニア新幹線は、この酷道152号線と直交するようにトンネル工事が行われる。日本一の壊れやすい断層地帯を無事に掘削できるのかは、静岡県の水問題と同様に、「掘ってみなければわからない」のだと思う。
2037年開通とか言っているが、リニア新幹線の営業運転は2050年代になると思う。
若者諸君、今、ワタシがこのように書いたことを忘れないでね。