還暦老人GTEC騒動
2024年5月16日 07:44
全国の毒舌ファンの皆さま おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、清水東高校で教務主任から進路部長に横滑りしている最中に、大きく教育界を揺るがしたのは、英語外部検定の一斉採用の件である。
民間英語と記述式の導入断念 25年共通テストで文科省 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
昨年度来の自民党安倍派の裏金事件で、ようやくお気づきになられた方も多いでしょうが、文部科学大臣の椅子は安倍派の独占状態であった。
文部科学省の歴代大臣 (mext.go.jp)
しかも、統一教会臭の豊潤な香りが一面に漂っている。
安倍晋三は、教育に関してもろくなをしていない。というよりも、教育関連でどうやって甘い汁を吸おうかと日夜考えていたのだろう。
安倍晋三が死の直前まで批判にさらされていたの問題を、「モリカケサクラ」という。「モリ」も教育活動関連事案であるし、「カケ」の加計学園&岡山理科大&千葉科学大学のことだ。
堂々とさらしてやる。
安倍派支配の中で、文科省は実に不自然なタイミングで、英語外部検定を大学入試に一括導入すると発表した。不自然なタイミングとは、すでに時期教育課程は発表されており、センター試験も共通テストになることが決まっている時点での、外部検定導入である。官僚主導ならば、このどちらかのタイミングで行われるはずだから、この外部検定完全導入が、政治的な力学であるとわかる。(ワタシは発表時点で気づいていたので、この記述は決して後出しじゃんけんではない。)
教育行政に政治的力学が加えられるのは、この時に始まったことではない。教育行政の方向性を決めるのは「中教審」(中央教育審議会)という諮問機関だが、この座長に民間人が抜擢された時が危ない。特に慶応大学出身の大物が座長になると、すぐに儲け話になる。国公立大学の授業料が一気に上がったのも、慶応出身の加藤寛が主役だった。加藤寛 (経済学者) - Wikipedia
ワタシは、仕事の上では、教育コングロマリットのベネッセグループを信頼している。お世話になった方も多い。しかしながら、ベネッセグループのうさん臭さを、ある人事から見抜いた。
ベネッセ情報漏えい問題を振り返る 後に禍根を残した原田社長の記者会見を検証 | 広報会議デジタル版 (sendenkaigi.com)
この原田泳幸は、外資のIT企業や日本マクドナルドなどのCEOを歴任した人物である。こんな奴が社長になる会社とは????・・・・・・・
ちなみに、2024年においてベネッセは上場廃止となっていたのね。
この英語外部検定の大学入試完全導入に関しては、文科省グループとベネッセグループのタッグによって図られたと思う。この外部検定導入の時期とベネッセの開発商品GTECが大きくクローズアップされた時期がピッタリ重なる。
英語能力外部検定は、老舗の英検、外資系のTOEICやTOEFLなどがあるが、これらの検定は、高校での一括実施を目的に設計されていない。そこで彗星のごとく登場したのがGTECである。
ワタシ達は、進研模試を半世紀以上続けていたベネッセ社が開発したものという理由だっけで、このGTECを支持してしまったかもしれない。
ワタシは、評価が大学入試に活用できる完全版GTECを導入するか否かを決めないまま、B社の営業マンの声掛けに応じてモニター実施高校となることを承諾した。そして、モニター高校の責任者として、ベネッセグループの仕事ぶりを一日中観察していた。
そして次の日、校長宛に「観察レポート」をA4版2枚くらいにびっちりまとめて提出した。レポートの主要テーマは、情報セキュリティのずさんさであって、もし、実施高校で何らかのミスが出た場合(つまり生徒の大学入試に影響が出た)、高校側、ベネッセ側、どちらに責任が帰属するのかわからない状況だというものだった。
清水東高校は校長会の理事校なんだそうで、そのレポートは数日中に静岡県の校長連中に回覧されることになった。そして、静岡県は校長会全体として、外部検定一斉導入に反対する立場に回った。
きっとどこの都道府県でもこのような攻防が見られたと思う。結果的に、大学入試全体がベネッセのGTECを使うことはなくなった。(2024年、やはり老舗の英検が今でも主流となっている。高校時代までに英検2級を取得すると、大学入試は超お得となるよ。理系も文系も)
ベネッセ社は、GTEC導入と同時並行で、生徒&教師&学校の同時活用ITツールとして、Classi(クラッシィ)なる商品も売り込んでいた。もう学校はICTとかIOTの世界であるべきで、学校に生徒はタブレット一つで登校する時代ですよ!!!!! と強烈な営業がかけられていた。この商品、のちのコロナ&学校ロックダウン実施において、容量不足で大失敗商品であることが露呈した。
このClassi(クラッシィ)なる商品もワタシは受け付けなかった。
「ベネッセは模試と教材だけ」の姿勢を貫き通したのだ。Classi(クラッシィ)を導入しなかったのは、富士高校で今も進路課長をなされている、O村先生が、若かりし頃「すべてのIT商品はGoogleにたどり着く」と予言されていて、学校情報教育もいずれはGoogleで賄うことになるだろうと思っていたからだ。
(これも後出しじゃんけんではない)
今や、県教育委員会お墨付きのGoogleである。なんと、静岡県では、入学時より生徒にGmailアドレスが割り当てられている!!!!!!
この連載の10回くらい前、ベネッセグループ絶賛の記事を書いた。ベネッセ社には読者も多い。ベネッセは頼りになるし、受験指導は「ハイスクールオンライン」がないと成り立たない。
しかし、原田泳幸グループは大嫌いであることで、B社対応の両面作戦を敷いたのだった。
さあ、GTEC問題が片付いたとたん、進路部長のワタシが直面したのがコロナである。(全世界が直面したけどね)