還暦老人静岡県の高校野球を語る
2024年8月7日 06:58
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、確か今日から夏の甲子園大会の開会式。
バーチャル高校野球(夏の甲子園) - スポーツナビ (yahoo.co.jp)
このクソ暑い中(特に関西は日本中で一番暑い、毎年)、前近代的な甲子園球場だけを使って決勝までは、なんと16日間の競技日程でいわゆる甲子園大会が行われる。世界中からメジャーと言われる様々な近代スポーツ競技のトップアスリートが集まって行う、オリンピックだって16日間だ。しかも、なんと学生限定の試合なのにだ。
この甲子園大会に関しては、どこの大手メディアも、教育関係者も、「おかしい?」と批判しないのが不思議だ。高校生を16日間も、ホテルで隔離して家に帰さないのは、虐待に近い。(国際人権団体はどうとらえるのだろう)しかも、甲子園球場だけで試合をする関係上、すべての出場校が試合をするまでに1週間もかかる。普通なら2カ~3日間、いったんは家に帰って休養すればいいのに、甲子園出場校は家に帰ってはいけないらしい。近所の高校であっても家には帰れない。理由は、公平性を担保するためだと聞いたことがある。それならば、甲子園球場以外にも試合をして日程を短縮する方が合理的だ。大阪ドームも神戸のほっともっとスタジアムも使えば良い。
この非合理的(不条理な)な試合形式は、野球がオリンピックに採用されたことで露骨に現れた。本来、大人数で行うボールゲームは、一対一で対戦する格闘競技などと違って、「番狂わせ」がとても起こりやすい競技である。したがって、予選では必ずリーグ戦形式で行われる。サッカーもバレーも7人制ラグビーも最初はリーグだったはずだ。また、せっかく全国大会(オリンピックではオリンピック)にまで出場したのに、はかなく1試合だけで帰国(帰宅)させられるのは可哀想という思想も働き、一対一のの競技であってもオリンピックでは、だいたいが2回の出場チャンスが与えられる。(敗者復活戦など)
人権問題(生徒の健康面も含む)や、スポーツ競技としての合理的配慮の問題を無視して、極めてへんてこな全国大会が今日から行われる。
この特殊性に関して、「日本の伝統だからさ」とか「特別なんだ甲子園は」という理屈だけで、終わりにしてほしくはないのだが、なんと言っても、日本一の大手メディア(朝日新聞社とNHK)が支配しているゆえに、甲子園批判をすると多くの関係者の仕事がなくなる。
甲子園に一番批判的なジャーナリストは、玉木正之先生である。
玉木正之公式WEBサイト『カメラータ・ディ・タマキ』 (tamakimasayuki.com)
そういえば、野球こそは、戦争礼讃の日本語を普及させた張本人で、捕殺(フライアウト)とか、犠打とか、打撃(別に人を狙って球を打ち返しているわけではない)、切り込み隊長(一番バッター)とか、主砲(4番バッター)とか・・・ 原爆の日で「核兵器のない世界」を訴えたメディアが次の日には平気な顔で「切り込み隊長が出塁し、主砲がきれいな放物線を描いた打撃を見せた」とアナウンスするのは可笑しくないか?
まっ ここまでは高校野球全般についての“敢えて書いた批判記事”、本当のワタシは、野球が好きである。自分自身も高野連に少し関わったし、子どもも高校野球にどっぷり浸かった。(そうとう深いところまで関わったと)
昔は、こういう記述によってモンスターペアレントとか、クレーマーとかトラブルメーカーとか言われたもんだ(今となっては、プチ自慢)。
だから、ここからば頑張れ静岡県代表の掛川西高校の応援記事。
さて?、今でも静岡県のことを『野球王国』と形容するのだろうか? どうやら静岡県静岡市で天覧試合が行われた頃の言葉だだろう。
<ウィッキより>
1930年(昭和5年)5月29日、静中校庭において天覧試合(対静岡商)が行われた。両校ではこれを記念し、翌1931年より毎年5月に定期戦を開催。中断2回、対外試合自粛3回、中止1回[6]を挟み、1931年(昭和6年)以降の戦績は46勝27敗(2024年5月末)。
<終わり>・・・・・学校の校庭で天皇陛下が高校野球をご覧になられる、というのもスゲーなあ。やはり高校野球だけは特別なんだろう???
これ以来、静岡県は「〇〇王国」が、「サッカー王国」「高校かるた王国」となっていった。・・・どうも王国が好きな県民なのだ。
でも、どうやら、『野球王国』という称号は、強いからではない。
高校サッカーで静岡県が『サッカー王国』と称された所以は、藤枝東・清水東・浜名・静岡工業・静岡学園・東海大付属と、全国レベルの高校が数校あってそれらの各高校がそれぞれ実績を残したからだ。
ただ単に強い高校が存在するというだけならば、今や、「野球王国」と「サッカー王国」は青森県になっていなければならない。でも、仙台育英と東北高校が争う宮城県も、健大高崎と前橋育英が争う群馬も、横浜と東海大相模が争う神奈川も、「野球王国」とは言われない。この言い争いは続く・・・・・・
どうも、静岡県の誇る「野球王国」と「サッカー王国」に関しては、違う定義が存在するように思う。
この点では、全国に散らばる読者諸氏にお聴きしたい。
この定義のヒントが、今回甲子園に出場する掛川西高校にあると思う。
静岡県立掛川西高等学校ホームページ (pref.shizuoka.jp)
以下は、HPからのデータである。
なんと、創立は明治13年 初代校長は岡田良一郎(二宮尊徳の弟子で、衆議院議員)
以後、静岡県小笠地区(中遠地域)のトップ高であり続け、昭和61年からは理数科(医学部&東大京大コース)も設置されている。
今の進学実績はこんな感じ。(国公立120名~140名、うち、旧帝国大学&医学部で20名がアベレージ)
R6ef <¶Á(HPji .xlsx (pref.shizuoka.jp)
ワタシ的にいうと、うちの女房は、この掛西の出身で実家も掛川にあった。うちの奥さんは、中学時代まではソフトボーラーであって、野球が大好きのだ。
この小笠地区(掛川地区ともいう)は、静岡ではまれな“サッカー不毛地帯”であって、野球だけが盛んな地域である。
おそらく、静岡県民にアンケートをとってもらうする。
「あなたは、静岡県でどこの高校が甲子園に行ってもらいたいですか?」というアンケートだ。
たぶん、一位は静高だと思う。(これは異論はないでしょ)
そして、第2位は、掛川西高校だと思う。それくらい、掛川市民(小笠地区に暮らしている人々)にとって、掛川西高校が野球で活躍するというのが悲願なのだ。
青森県民は、青森山田に甲子園に行ってもらいたいか? 群馬県民は健大高崎に甲子園に行ってもらいたか? 熊本県民は、本音では熊本工業か済々黌にいっておらいたいのである。
その地区の進学高が本気で甲子園を狙うところが静岡県の凄いところであることが野球王国である理由の一つだ。
また、静岡県には、パワー系&アスリート系野球部が育たないのも、野球王国である理由なのだ。
簡単にいうと、全国から運動能力のある選手をかき集めても、その強さが続かずに高校自体の雰囲気が挫折してしまい、強豪私立が育たない不思議な静岡県でもある。
常葉大学菊川 常葉橘 加藤学園 日大三島 飛龍(旧沼津学園) 東海大付属 静清高校 藤枝明誠 聖隷クリストファー など、私立の強豪はたくさんあるのだが、
どこも公立高校風の野球スタイルで、王者という称号が長続きしない。この頃常葉菊川も勝てないし、鳴り物入りで監督を招聘した日大三島も勝ち続けることが出来ない。
つまり、静岡県の私立高校は、どんだけパワー系&アスリート系ジュニアをかき集めても静岡県では勝てないのだ。・・・・不思議だね。
だから、掛西頑張れ、なのである。どうせ、1回戦の日本航空高校にパワーと運動能力で敵わない。山梨県は静岡県の真逆になってしまい、かつての名門、日川、甲府商業、甲府工業が勝てず、いつも東海大甲府か山梨学院大付属か日本航空高校の3校の争いである。(しかも、甲子園でもそこそこ強い)
でもね、山梨県民は、日本航空高校をそれほど応援していないよ。
でも、静岡県民は、(いつもは静高、静商を応援している偏狭な静岡市民であっても)君たち掛川西を応援しているよ。
ちなみに、高校野球名物の、応援団による応援風景でも掛川西応援団は全国レベルである。(バンカラの部)