ノーマルビュー

Received — 2024年9月23日 tommy先生の「世相を斬る」

還暦老人民主主義を語③(本当の民主主義とは何か、とうとう最大の主張を書いた)

著者: tommyjhon
2024年9月23日 05:19
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。

 ということで、38年間に身についてしまった、この「そもそも〇〇とは何か」という原理原則論やお説教臭い書き方に違和感をもたれる方がおられるかも知れない。
でも、続けます。


 前回の続き、
民主主義のお手本であるイギリスは、選挙制度が始まるとほぼ同時期に2大政党制を確立していった。その2大政党での政権交代を続ける中、経済を発展させ大英帝国を作り上げた。この辺の歴史は日本人ならばうっすらとわかる。その選挙制度は完全な小選挙区制であって、小選挙区制度によって50%程度の票が死票となることもある。これは、「民意を拾う」という大前提からはほど遠い選挙制度なのである。それでも、この小選挙区制度に固執する理由が、小選挙区制度が一番“政権交代”を起こしやすい制度だからだ。


 今回の立憲民主党の総裁選で、野田さんが、「分厚い中間層の復活」を掲げた。実は、これが政権交代の大きなうねりとしては一番重要なんだ。
同じく2大政党制になっているアメリカも同様で、政権交代が起きるとその支持層に手厚い政策が行われる。イギリスでは保守党の時には、保守党の支持層が優遇されるし、労働党の時には名前通り、労働者のための政策が行われる。したがて、この政権交代を交互に繰り返していけば,どちらの支持層も順番に利益(生活の良さ)を得ることができる。
 日本が、ずっともう30年間くらい、自民党政権が続いていた(2009年~2013年の民主党政権を除く)ことによって、日本の中間層がどんどんやせ細ってきた。例えば、
 
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明らかに、サラリーマンの賃金は、増えていない!!!!!(国民民主党の画像を拝借したけれど)
日本の中間層の生活は、何もご利益をもらってこなかった。
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これもXから頂いた画像だけれども、年収500万円(見るからに中間層)の手取り金額は、ここ30年間で30万円も減っている。


この2つの画像を比べると、やはり日本の経済政策が、サラリーマン層(中間層)を無視し続けた結果である。
もし、この30年間で政権交代が、きれいに行われていればこの惨劇はなかった。ぜったいになかった。


もう一度書く。
政権交代を交互に繰り返していけば,どちらの支持層も順番に利益(生活の良さ)を得ることができる。



 もちろん、ある政権の時に、「我慢を強いられる層」がでてくるの無理もないことでもある。次は、この「我慢を強いられる層」が逆転出来る。というのが、政権交代のシステムだ。
この頃盛んに、「女性の活躍」というワードがでている。
経済の勝ち組である自民党が「女性の登用」と称して、女性大臣をたくさん作っても、それは「自民党政権に乗った勝ち組の女性」であって、「物価高に苦しむ庶民の女性」ではない。


 イデオロギー(政治信条)の問題もあるだろうが、日本以上にこの動きっが加速されてるのがアメリカで、トランプ支持層とハリス支持層は、それこそ死にものぐるいで「自分の支持層に有利な政策」をかけて活動している。申し訳ないが、日本のメディアはトランプとハリスの対決を「人間対決」としてしか描かないので、なんとなく“史上初の女性大統領”と、“ちょっと面白いけど言動が暴力的なトランプ”の対決になっているけれど、そこには、移民に仕事を安月給で奪われて苦しむアメリカの中下層階級と、勝ち組として民主党を支持する超金持ち(企業&メディア)の大きな「支持層対決」がある。だから接戦なのだ。


 昔、高度経済成長の時代に、「一億総中流」というあり得ない言葉が作られて、日本の中間層は大きく成長していった。しかし、その時は自民党政権だった。
でもでもこの時代誰もが貧乏だったから、「勝ち組」と「負け組」の差はなかったのと同然だ。
この時のとは、もう時代が違う。企業は余剰生産力に苦しんでいるし、先端技術力でも中国に負けている。しかも、日本の人口減少は止まらないのだから、パイ(全体の利益)が急激(毎年に10%くらいの経済成長)に広まるわけでもない。


 自民党支持者に向けて「所得倍増」を訴えた岸田首相は、総理大臣に就任するやいなや、「投資倍増」と言葉をすり替えた。
要するに、「投資が出来る裕福な層」に対しての政策だけであって、投資ができないやせ細った中間層をこの「投資倍増」の経済政策のうま味を享受できない。
テレビのニュース映像で言わせれば、東京の兜町(株式投資の本場)でインタビューされている、小金持ちのおっさんが「投資がでできる裕福な層」の代表である。
<年代別・世帯人数別の貯蓄額>平均値と中央値、理想の貯金額イメージをFPが解説 - トクバイニュース (tokubai.co.jp)

ちょっと古いけれど、↑のサイトから、画像を拝借。
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このサイトから、平均値と中央値の説明をコピッペ。
<コピッペ>
「平均値」とは、総額(総数)を人数(数値の個数)で割ったもので、テストの平均点を出したり、家計の1年分の支出を12カ月で割って毎月の平均支出額を出したりと、日常でもよく使う算出方法です。


しかし平均値だと、ある1点の数値が大きかったり小さかったりすると、平均値に与える影響が大きいのが難点。そこで用いるのが「中央値」です。中央値は、数値を小さいものから順番に並べたときに、中位(真ん中)にくる数値 のことをいいます。


貯蓄額については資産状況に応じて大きな差があるため、平均値で考えるより中央値で考えたほうが、実情に近くなると考えられています。

<コピッペ終了>


ほらね、この平均値と中央値の差が、露骨な「裕福な層」と「貧困層」の分断をあらわしている。
普通の資本主義経済でいえば、平均値は中央値でなけばならず、平均値と中央値が離れれば離れるほど、勝ち負けの差がはっきりしてるということになる。(ローレンツ曲線とかジニ係数とか、少し高度な共通テストレベルの問題)


これで、
今回の立憲民主党の総裁選で、野田さんが、「分厚い中間層の復活」を掲げ、それが一番重要であることをわかって下さい。


もちろん、枝野さんや泉さん、吉田さんの主張にも、注目ポイントがたくさんある。
しかしながら、その全体はすべてが、今まで社会的な利益をうけられないまま、我慢を強いられてきた「見向きもされなかった層」に(所得を含む)社会的な利益を生み出すものだ。


おそらく、この秋か少なくとも来年の5月頃には、衆議院総選挙がある。
きっと、「あなたはどこに投票する」とか「どこの党に投票する」とかに見方が集中する。


でも、民主主義の選挙というのは、投票することで終わらない。
選挙とは、一滴の血も流さないで行う革命(名誉革命って言葉を少しは聞いたことあるでしょ)なので、
今まで無視されてきた国民全体のある階層が、これからは利益をうける立場にまわることができるようになることなのだ。


日本全体のことを考えれば、「政権交代を繰り返してこそ民主主義」なのである。


立憲民主党総裁選記念日として、真面目に高校の授業みたく、書いてしまいました。(^_^)v










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