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Received — 2024年11月12日 tommy先生の「世相を斬る」

経常収支とは? 落選ほやほや とやまかずゆきのブログ

著者: tommyjhon
2024年11月12日 06:11
全国の毒舌ファンの皆さま おはようございます。 Tommyセンセです。

 ということで、少し政局を離れて、経済の話をします。
今回は、昨日財務省から発表された「経常収支」に関することです。
元職が先生のゆえに、高校生がわかるレベルまでの話しかできません。でも、もしかすると考え違いをしている読者さんもいるかもしれません。そして、この国際収支を考えると、今の日本の状況がよく理解できるはずです。
・・・・日本は、どんな国?


 さて、まずは新聞発表のリンク。
今年度上期の経常黒字、過去最大 15.8兆円、配当金など増加 財務省(時事通信) - Yahoo!ニュース

となっています。
見出しは、
今年度上期の経常黒字、過去最大 15.8兆円、配当金など増加 財務省

見出しでは「経常黒字」となっていますが、正確には「経常収支の黒字」のこと。


 なんと、黒字が過去最大で15.8兆円もある、となっています。
しかし、これはあくまでも、“収支”のことであり、貰ったお金を使わないでそのままにしておくと黒字になります。皆さんの家計簿でも、収入が増えて、支出が減れば大きな黒字になります。
 一家の家計簿ならば収支を黒字にして将来に控えることには納得できます。しかし、国際収支に関しては、この黒字部分は、外国の金融機関(例えば、外国の銀行)に蓄えられているものですので、この経常収支の黒字がすべて日本の儲けとはなりません。


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国際収支の中身を分解すると・・・ | 加谷珪一 公式サイト (k-kaya.com)

示した図は、国際収支の基本構造を表しています。経常収支=金融収支 という数式ですので、経常収支が15.8兆円増えた、という言葉は、そっくりそのまま、対外資産(国外に預けたお金)が15.8兆円増えた と置き換えられます。べつに、日本人が儲かっているわけではありません。


もし、日本人が日本人として儲けるならば、この経常収支が均衡していないとだめなのです。
この経常収支がプラスマイナスゼロくらいの数値になると、日本が“外国から儲け分を、日本人が使った”ことになり、日本の景気はどんどん良くなります。


 景気のいい悪いは、GDPの推移を目印とします。GDP(国内総生産)=GDI(国内総所得)=GDE(国内総支出)なので、GDPを増やすには、GDEを増やせばよいことなのです。つまり、景気判断は、「国民がどれくらい使ったか?(GDEがどれだけ増えたか?)」の単純な構図になります。
先ほどの、経常収支が15.8兆円の黒字額とは、日本人は15.8兆円を使っていない!!!!! ことと同じです。


 日本の景気は、「どれだけ日本人がお金を使ったか?」に左右されます。つまりは、一般消費者がどれだけお金を使うかが問題なのですが、日本は全く将来が見通せない真っ暗な世界ですので、なかなか消費が伸びません。では、その分、どこかがお金を使えばいいのです。このどこかに関して、経済学で一番期待されていたのが、政府でした。政府が支出を増やせば、景気がよくなります。また、政府が、一般消費者がもっとお金を使うような政策をすれば景気はよくなります。
 ここでは、財政の健全化(政府が赤字かどうか)は問題になりません。日本として“お金を使うかどうか”が問題なのです。


 つまり、この経済記事の見出し
今年度上期の経常黒字、過去最大 15.8兆円、配当金など増加 財務省

は、

つまり、この経済記事の見出し
今年度上期の日本人、過去最大で15.8兆円も使えてない。(先行きが不安だから)

と読むべきなのです。




この話は長くなりそうなので、ここで一旦、第1回目を終了にします。
もし、本日も政局が、普通に何もなければ、明日に続きを話します。




 








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