高校再編
2025年4月30日 08:13
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。 Tommyセンセ(元高校教師)です。
ということで、世の中はGW、官公庁や学校はカレンダー通りなので、今日は平日の水曜日、ワタシは、細かな仕事はあるものの基本的には浪人中。
さて、
この年度末から4月にかけて、次々に静岡県教育委員会によって、各地区の高校再編計画が出そろって、各地区ごとの協議がはじまった。
例えば、
県立高校との差別化や私立高校への流入増加が課題「静岡市立の高等学校の在り方検討委員会」が初会合(静岡放送(SBS)) - Yahoo!ニュース
実は、高校を市単位で維持するには巨額費用がかかり、さすがの静岡市でも、この少子化のご時世に2つの市立高校は維持できない、と決断している。
同じく、市立高校を抱えている我が富士市、富士富士宮地区も大規模に再編されるらしい。
富士・富士宮の公立高 33年度までに9→5校再編案 静岡県教委「適正規模確保に不可欠」|静岡新聞DIGITAL 静岡県のニュース
まっ、地元民は大体の統廃合の見込みはついている。地域柄を活かせば、普通に決まってくる。
まずは富士宮のKとNが合併、GAKKANとイーストが合併し、富士宮市が2校体制にできる。富士市は、Y原高校とFイーストが地域的にも近く、ともに普通科中心なので統合され、某F高校は地域の進学トップ校として生き残り、岳南鉄道沿いの2校が、統合されるだろう。
さて、問題はここからである。
進学高の役割はさほど変わらない。そして、伝統的に進学高=文武両道という図式が静岡県には根付いていて、朝早くから日が暮れるまで、ここの高校生は学校にいる。たぶん学校滞在時間が10時間以上(塾もあるしね)となるだろう。
ところが、今までの「実業高校」という分野は、おそらく、単位制の総合学科になるのではなかろうか?
最低必要な教科だけを必修にして、それ以外は、情報・福祉・工業・ビジネス・・・などなどを上手に選択して、将来に活かすようにデザインされた学校になっていくと思われる。そうなると、部活動も本来の希望制となって、かつての、「野球の名門〇〇商業」とか、「ラグビー部が強い〇〇工業」とかのブランド化が難しくなる。
生徒は、8時から4時までを学校で過ごし、そこからは解放された時間となる。正直言うと、たぶん宿題はない。
遠くない将来、この午後4時以降、学校の拘束から解放された子供達が地域でどのように過ごすのか? これが、その地域、自治体、家庭、企業、すべてを含めた課題となっていくと思われる。
アルバイトもOKだ。将来の職業のために技術を磨くこともできる(ドローンの免許もとれる)、街作りのプロジェクトに積極的に参加してもいい。起業家として会社をつくっても構わない(禁止する理由がない)。もちろん、スポーツに命を懸けてもいい。(部活だけではないぞ、Xゲーム系の競技だって堂々とやれる)
さて、肝心の上級学校(大学?)への進学だが、少子化によって、どの学校に進学しても大学にも行かれるようになるだろう。今でいうAO入試が主流となれば、別に普通科の進学高に行かなければ大学進学ができないという構図は崩壊する。学び直しは大歓迎だ。
元高校教師がいうのは、お門違いと言い返されるかも知れないが、部活動を含めて、高校は生徒達をあまりにも長く拘束し続けてきた。時間で言えば、8時から8時の12時間(もしくはそれ以上)を高校で囲っていた。財政上、これ以上高校に投資ができないのであれば、この拘束時間がどんどん短縮されるのは間違いない。さあ、将来の高校生諸君(今の子供達みんな)、放課後をどのように過ごせばいいのだろう?
宿題もなくて、部活動もなくて、さあ何やる?
・・・・学校の先生の多忙化が社会問題となり、急激な少子化も社会問題となり、自治体の財政難も、企業の人手不足も・・・・こんな時、学校の拘束から解放された15歳以上の若者を、どうやって社会として育てていくのか
ワタシも、まだまだ考えがまとまらない。