ノーマルビュー

Received — 2025年5月27日 tommy先生の「世相を斬る」

百人一首の日

著者: tommyjhon
2025年5月27日 06:19
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。 Tommyセンセです。

ということで、本日は百人一首の日らしい。
この頃頻繁に使用するAIによる検索では、このように出てきた。
5月27日は「百人一首の日」です。1235年(文暦2年)5月27日に藤原定家が「小倉百人一首」を完成させた、とされていることから制定されました。
 日本文学愛好家の皆さんにとっては、藤原定家卿とかいわれると心がときめくだろうが、ワタシが富士高校入学以来ずっと携わってきたのは、「競技かるた」であって、百人一首の歌に関してはあまり興味が湧かない。
 10年に一度くらい、「好きな札は何ですか?」と聞かれるけれど、一応、自分の名前が入っているから、“高砂の・・・・”と答える。
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ほらね。でも、意味は曖昧だし、品詞分解も出来ず、ただ、「とやま、と書かれている札は、上の句が“たかさご”」だと覚えただけだ。
競技かるたでは、上の句が「た」出始まる札が6枚あって、「たか」と読まれれば、「高砂の・・・」の札であることが確定する。
したがって、「た」と読まれた瞬間に、畳の上の「た」の札に反応し、「たか」と読まれた瞬間には、その札を触らなければならない。したがって、競技かるたは、身体の反応スピードと“その札が何処にあるか?”を瞬時に思い出す記憶力を争う競技であって、実際は、藤原定家卿が選んだ当時のような優美さも優雅さも何もない。


 一昨日、この高校競技かるたの静岡県予選会があって、我が母校富士高校は、しっかりと優勝をとった。
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 しかし、この頃の高校競技かるた界は、昔と比べて超バブリーな展開を見せてきて、昔のように(昭和の時代)、富士高校が日本一を10年間続けるようなことはなくなった。ワタシが顧問をしていた時代(平成)も、結果的に12年顧問をやって、1度しか全国優勝できなかった。(負け惜しみだけど、準優勝と3位は5回もある)
全国高等学校かるた選手権大会|近江神宮
時は、令和。後輩の選手諸君がどのような活躍を見せるか楽しみではある。


 ただ、この「小倉百人一首競技かるた」(正式にはこういう)は名前が半分優美な感じがするので、到底、“一瞬の反応スピードを争う競技”には向かない子供達もいる。そういう子供達はなかなか上達しないのだが、団体戦(学校対抗戦)では、そのように試合には出られない弱い子達の存在が極めて重要で、富士山の頂点は広大な裾野がなければ存在しない。部活動の指導者の仕事は、強い選手を創り出すだけでなく、富士山のようなどっしりとした組織をつくる仕事もあるのだ。


 前々回に書いたことだが、部活動の地域活動への移行(中学&高校)の問題は、この組織作りにある。
(2) 内田樹(@levinassien)さん / X
もう、高校教員時代に大変にお世話になった、内田樹先生も、同じことをX上に書かれていて、とことん同意した。
<貼り付け>
部活の外部委託の最大の問題点は「外部コーチは教育者ではない」ことです。「成果を上げる」ことと「子どもを育てる」ことは一致しません。むしろ背馳することもある。それを理解しない指導者は子どもを深く傷つけるリスクがあります。
<貼り付け終わり>


 よく考えると、部活の外部委託(地域移行)の問題は、有望な選手を強化する、ことではなくて、ごく普通の子供達の居場所を創る(もしくは維持する、もしくは育てる)。ことだという結論に行きつきます。
これからの超高齢化社会、超少子化社会、どちらも“普通の人達”が活き活きと生活できる社会に変わることが必要で、まだまだ、日本はこのベース作りが出来ていません。
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 やはり、日本の教育行政は歪んでいるよなあ。
 




 




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