三島市議会を傍聴 市役所移転に関しての勝手な意見
2025年6月20日 10:47
全国の毒舌ファンの皆様 こんにちは Tommyセンセ(現 立憲民主党静岡県第5区総支部長)です。
ということで、6月19日(木)、猛暑の中、すごく涼しくて快適な三島市議会6月定例会を傍聴してきた。暑いゆえの避難ではなく、最初から決めていたことだ。
三島市は市庁舎移転で揺れていて、つい最近、“位置条例”が否決されてニュースになった。
築65年の市役所の移転新築に“待った” 三島市議会が関連条例を否決 市長「断念しない」(静岡新聞DIGITAL) - Yahoo!ニュース
位置条例って、市役所の番地を移すことを指すらしい。もちろん、三島市長は移転に積極的で、↑の記事でも、悔しさがにじみ出ている。今日は、移転反対派の筆頭(というよりもむしろ、移転プロセスに反対している)の議員さんの一般質問があった。
これも記事に書いてあるのだが、(偏りがないようにしての)市民一万人を対象にしてのアンケートを実施し、そのアンケートでは、6:4で移転を可とする人数が上回った。
もしかすると、このように市庁舎の建設場所をどうするかまで、争うような新庁舎建設問題は、相当珍しいのではなかろうか?一般的には、新庁舎建設予定地が決まっていて、その土地をベースにした建築コンペが行われ、いろいろなデザイン事務所が応募するものだ。
日立市の例
04506_20120928_0004.pdf
隠岐の島町の例
kawarabann.pdf
傍聴して一番気にかかったのが、旧庁舎の土地を新設計して立て直す場合と南二日町に移転する場合を、同じ工法・同じ外観・同じ規模で、費用だけを比較したアンケートであるらしかったことだ。南二日町の方が安く出来上がるらしい。ちなみに、南二日町案は、旧三島南高校跡地(現市民グラウンド)であるから、静岡県東部地区の住民ならば少しはわかるかもしれない。(つまり、土地取得費用での違いはない)
さて、ここで地図を載せる。
見えにくいので、スクショ追加
さて、ここからが本題。
今の三島市庁舎は、全国でも名の知られている名刹三島大社から歩いて3分の好立地。新幹線も止まる三島駅からも10程度の、古代からの交通の要所にある。三島大社は東海道五十三次にも美しく描かれているところだ。
移転予定とされた場所は、国道1号バイパスに隣接していて、交通の便がいいようにみえるが、実は片側1車線の一般道からしかいけない所、でも伊豆箱根鉄道の二日町駅からは歩くと簡単に行ける。
もし、あなたが建築家だったら、この2つの場所で、同じデザインの図面を引けるか?
建築って、将来の風景を決定する美術作品である。(どれだけ金をかけるかは別問題だ)しかも、市庁舎だ。単なるマンションではない。町のモニュメントであり、ランドマークだ(これも大きければいいというものでもない)。
したがって、その町の風景に溶け込まなくてはいけない。
もちろん、昭和初期の帝冠様式のように、いかつい歴史的な建造物を作って欲しいわけではない。
もしワタシ(建築は好きだった)が、設計を任されたら、 三島大社にごく近い市庁舎は、屋根のついた和風にする。(多少の狭さは我慢してもらう)
古代から交通の要衝だった三島に相応しい設計をする。
お手本は、
三島大社の宝物館
逆に、南二日町に新設するのならば、徹底的に機能的で斬新なデザインのビルを作る。(これぞ三島市役所だ!!!!!)という設計をしてやる。
ところがだ
これが三島市民へのアンケート。
つまり、市役所のデザインコンセプトが全くないアンケートとなっている。
市役所の新庁舎建設に関しての、デザインコンセプトも何もないまま、アンケートを実施しているようでは、三島市の新しいモニュメントにもならず、ましてや22世紀にも誇れるような市役所ができるはずがない。
ワタシは、新庁舎の建設は、その町の風景・景観・意識・英語風にいえば、アイデンティティを再構築するスタートにもなる大問題だと思う。新しく三島市のランドマークを作るのか? 今の街並に溶け込んだ中心街にあえて残すのか?
参考までに山口県防府市の街づくりプラン
75144.pdf
三島市民は、これらをどう思う?