ノーマルビュー

【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】PC値上げの正体と「マウスエフェクト」の衝撃。データが示す2026年1月市場の二極化

2026年2月4日 06:04

🤖 AI Summary

**大河原克行『パソコン業界、東奔西走』まとめ(2026年1月時点)**

- **全体的な価格動向**
- BCNが集計したPOSデータによると、PC全体の平均単価は2025年1月の12.72万円から2026年1月に13.33万円へ約2.4%(3,100円)上昇。ノートPCは約2.6%、デスクトップは約1.9%の微増にとどまる。年末(12月)には一時的に平均単価が下落しているケースも見られた。

- **メーカー別の価格変化**
- 価格を上げたのは富士通クライアントコンピューティング(FCCL)、Dynabook、Appleの3社。特にAppleのMacBook Airは12%、DynabookのT5は11%の上昇。
- 逆にNEC、レノボ、ASUSは10%未満の下落を示し、既存モデルは従来価格で購入可能なケースが多い。
- 各社の値上げ戦略はバラバラで、即時全モデルで10~20%の上昇を計画するところもあれば、新製品のみで段階的に実施するところ、2026年3月まで現行価格を維持し4月以降に値上げする方針もある。

- **「マウスエフェクト」**
- 2025年12月10日、マウスコンピューターが「できるだけ早く購入を」呼び掛けた投稿を公開。これがきっかけで個人ユーザーが殺到し、同社は史上最大の注文量に直面、全モデルを一時販売停止に追い込まれた。
- この波は他メーカーにも波及し、ECサイトや量販店でも受注が急増。部品調達・生産体制が逼迫し、品薄状態が広がった。

- **販売現場への影響**
- 販売台数指数は2025年9月のEOS前に約1.4倍に上昇し、12月末には257.5(ブラックフライデーを上回る)に達した。特に12月最終週は「マウスエフェクト」前後で急激に需要が集中し、1月に入る前の購買ラッシュが顕在化した。

- **今後の見通し**
- 現時点では価格上昇の実感は限定的だが、メーカーの多様な値上げ方針と「マウスエフェクト」的な突発需要が併存するため、2026年以降も価格変動や在庫逼迫が続く可能性がある。特に新学期・年度末需要がある3月まで価格据え置きとし、4月以降に本格的な値上げを実施するメーカーが増える見通し。

マウスの投稿で駆け込み特需、PC出荷5年ぶり1,000万台突破

2026年1月27日 11:00

🤖 AI Summary

**要点まとめ(日本語)**

- **2025年の国内PC出荷実績**
- 出荷台数:前年比 +43.8 %の**1,095万3,000台**。1,000万台突破は2020年以来の5年ぶりで、過去最高(2012年の1,127万4,000台)に次ぐ規模。
- 出荷金額:前年比 +32 %の**1兆1,725億円**。1兆円超は2008年以来17年ぶりで、過去2位。

- **需要の背景**
- Windows 10サポート終了による買い替え需要と、GIGAスクール事業による法人向け需要が好調。
- 特に2025年12月に**「マウスエフェクト」**と呼ばれる現象が発生。
- マウスコンピューターが公式X(旧Twitter)で「今が買い時」と呼び掛けた投稿が拡散し、個人ユーザーの購買意欲が急上昇。
- 同社は12月中に受注が過去最大規模となり、工場逼迫・部品不足で一部製品の販売停止・出荷遅延が発生。
- この波及効果で、他メーカーや量販店でもPCの注文が急増し、2026年1月からの価格改定前に購入したいという動きが全体に広がった。

- **月別・機種別の動向**
- 12月の出荷台数は前年同月比 +23 %の108.9万台で、18か月連続で増加。法人向けだけでなく個人向けPCも伸びた。
- ノートPCが全体の**88 %**を占め、特にモバイルノートは前年比 +76.9 %の616万2,000台と大幅増。単価は約1万8,000円下落し、GIGAスクール需要の影響が顕著。
- デスクトップは前年比 +23.3 %の131万2,000台、うちオールインワンは+16 %の15万8,000台。

- **統計参加メーカーの範囲**
- JEITA統計は自主的なもので、国内PC市場の約6割をカバー。Apple、NEC、セイコーエプソン、Dynabook、パナソニック、富士通、ユニットコム、レノボが参加。
- 日本HP、デル、VAIO、マウスコンピューター、ASUSなどは未参加。

**結論**
2025年はPC出荷が5年ぶりに1,000万台を超え、金額も過去2位に上昇。需要はWindows 10サポート終了とGIGAスクールに加え、マウスコンピューターのSNS呼び掛け(「マウスエフェクト」)が個人ユーザーの購買意欲を刺激し、業界全体に波及したことが特筆すべきポイントである。今後は部品供給と価格変動に注目が集まる。
 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、2025年(2025年1月~12月)の国内PC出荷実績を発表。出荷台数は前年比43.8%増の1,095万3,000台、出荷金額は同32%増の1兆1,725億円となった。
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