嘱託殺人事件が起きたことで「死ぬ権利」の議論が再燃
ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者本人から頼まれ、医師二人が薬物を投与して殺害した嘱託殺人事件が起きたことで「死ぬ権利」の議論が再燃しているようだ(産経新聞、NHK、TBSNEWS、中日新聞)。
今回の事件は医師二人が患者と事件の約1年前からTwitter上で交流、薬物投与により殺害したとされる。この事件は、Twitter経由で行われたこともあって、Twitterで「死ぬ権利」で検索すると多くの意見が見られる。
時事通信の記事によれば、自らの意思で死ぬことを求める尊厳死への対応は国によってまちまちだという。欧州ではオランダとベルギー、ルクセンブルクが安楽死を合法化している。フランスでは延命を拒否する権利があるほか、自殺の幇助を容認しているスイスのような国も存在しているとされる(SWI swissinfo.ch)。
ポルトガルやスペインでは合法化への議論が始まったようだが、宗教的な理由でカトリック教会などからの反発があるようだ。ポルトガルでは医師団が治療方法は学んだが、死に導く準備はしていないといった声や、殺すな、治せというそれができたら苦労しない声もある模様。
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