肉眼でも見える?ネオワイズ彗星が飛来中
2020年3月に発見され、7月3日に近日点を通過したネオワイズ彗星 (C/2020 F3) が当初の予想を大幅に上回る1等級程度の明るさとなり、日本から肉眼でも見える彗星となっているようだ(国立天文台の記事、 Soraeの記事、 朝日新聞の記事)。
ネオワイズ彗星は当初は3等級前後と予想されていたためあまり期待されていなかったが、ここ数日輝きを増しており、8日現在は1~2等級で観測されているとのこと。空が暗ければ肉眼でも淡い尾を引いたぼんやりした姿を見ることができ、市街地や薄明/薄暮の空でも双眼鏡や望遠鏡を使用すれば見える可能性がある。
7月前半は明け方の北東の低い空で、7月中旬以降は日没前後の北西の空で彗星を観測できる。ただし、7月前半は10度程度の低い位置にあり、また中旬以降は高度が上がる(編注: 日没前後の高度。日の出前後の高度は下がっていく)ものの、徐々に暗くなっていくため、狙って探さないと観測は難しいかもしれない。
C/2020 F3はNASAの広域赤外線探査衛星(WISE)のNear-Earth Object Wide-field Infrared Survey Explorer(NEOWISE)ミッションで3月27日に発見されたことから、NEOWISE彗星という愛称で呼ばれる。NASAは太陽探査機Parkerが7月5日に捉えた彗星の写真も公開している。現在はぎょしゃ座α星(カペラ)とふたご座α星(カストル)の中間あたりに位置し、おおぐま座の方向に進んでいる。地球に最接近する7月23日前後には北斗七星のひしゃくの近くに位置することになるようだ(The Sky Live)。
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