ノーマルビュー

英国家サイバーセキュリティセンター、用語「whitelist」「blacklist」を使用中止へ

著者: headless
2020年5月4日 19:23
英政府通信本部(GCHQ)の国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)は4月30日、サイバーセキュリティ用語としてこれまで使用してきた「whitelist」「blacklist」の使用をやめ、「allow list」「deny list」へ置き換えることをブログで発表した(NCSCのブログ記事The Registerの記事)。

現在、サイバーセキュリティの現場では「許可」「不許可」を示す用語として「whitelisting」「blacklisting」が普通に使われている。しかし、これは「white」を良い、「black」を悪いと結び付けた場合にのみ意味を成す表現であり、「allow list (許可リスト)」「deny list (不許可リスト)」と表現する方が明確だ。用語の置き換えはサイバーセキュリティから人種差別を取り除くのにも役立つという。

このような用語置き換えをする計画はないかと取引先から尋ねられたNCSCのEmma W氏は、なぜもっと前に気付かなかったかと自分の頭を叩き、すぐに変更すると喜んで回答したそうだ。W氏によれば、人種的ステレオタイプに影響を受けない人は幸運であり、悪い影響を受ける人にとっては価値ある変更とのこと。今後、NCSCはWebサイトでの用語置き換えを順次進めていく。ブログ記事が同様の変更を検討している組織を後押しすることにつながることも望んでいるとのことだ。

NCSCテクニカルディレクターのIan Levy氏は「これ(用語の置き換え)が狂ったポリティカルコレクトネスだと意見しようと思っているなら、その必要はない」と(NCSC運営委員会の全会一致による支持を受けたうえで)述べているそうだ。

すべて読む | セキュリティセクション | 英国 | セキュリティ | 政治 | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
MicrosoftのChromium採用により、Chromiumのコードベースから侮辱的・攻撃的表現を置き換える動きが進む 2019年09月07日
英国家サイバーセキュリティセンター、繰り返し使われているパスワード上位10万件のリストを公開 2019年04月27日
英政府が5GネットワークでHuaweiを使用するリスクを対応可能なレベルと結論付けたとの報道 2019年02月23日
Linuxのソースコードでコメントの「fuck」を「hug」に置き換えるパッチ、その是非が議論に 2018年12月02日
奴隷制を連想させるとして、Pythonで「master」「slave」といった単語が削除される 2018年09月14日
英国家サイバーセキュリティセンター、国家機密を扱うシステムでロシア製AV製品を使うべきではないと勧告 2017年12月05日
ドキュメント内の「he」は性差別的なので「they」に直すべき、という提案により騒動が起こる 2013年12月02日

Microsoft、Visual Studio OnlineをVisual Studio Codespacesに名称変更

著者: headless
2020年5月4日 17:26
Microsoftは4月30日、クラウドでホストされる開発環境「Visual Studio Online」の名称を「Visual Studio Codespaces」に変更すると発表した(Visual Studio Blogの記事Softpediaの記事VentureBeatの記事The Registerの記事)。

Visual Studio Onlineは昨年5月に発表され、11月からパブリックプレビュー版が提供されている。2013年に発表されたVisual Studio Onlineとは別のサービスだ。2013年版の方は「Visual Studio Team Services (VSTS)」への名称変更を経て現在は「Azure DevOps」という名称で提供されている。

新Visual Studio Onlineはさまざまな面でローカル環境よりもパフォーマンスに優れ、どのデバイスでも作業できる柔軟性や共同作業が容易な点などが高く評価されており、ブラウザー上でコードを書くだけでなく、すべてのコードを書きたい場所だという声も届いているという。「Codespaces」への名称変更はこのような評価を受けたもので、新しい名称はサービスの真の価値を表現するものでもあるとのこと。

Microsoftは名称変更に合わせてインスタンスタイプにベーシック(2コア、4 GB RAM)を追加し、今週中に価格を60%以上値下げする。これにより、さらに多くのユーザーが利用しやすいようにするとのことだ。

すべて読む | デベロッパーセクション | マイクロソフト | クラウド | プログラミング | デベロッパー | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
Visual Studio Codeの公式snapパッケージが公開される 2019年04月09日
Microsoftのマーケティング担当者曰く「Google開発者の過半数がVS Codeを使用している」、ただし根拠無し 2019年01月07日
デバッグ作業などを複数の開発者が同時に操作できるVisual Studio Live Share発表 2017年11月17日
PYPLの人気IDEランキング、1位はVisual Studio、2位はEclipse 2017年08月19日
Microsoft、「Visual Studio for Mac」をリリース 2017年05月12日
Microsoft、Windows/Mac/Linuxで動作する「Visual Studio Code」をオープンソースで公開 2015年11月20日
MSがクラウド版IDE「Visual Studio Online」を発表 2013年11月15日

特別定額給付金のオンライン申請、始まる

著者: headless
2020年5月4日 15:29
Anonymous Coward曰く、

国会での補正予算成立を受けて、5月1日よりオンラインでの特別定額給付金申請受付が始まった(特別定額給付金ポータルサイト特別定額給付金の概要Impress Watchの記事)。

5月1日に開始したのは679市区町村、全自治体の39%(PDF)となっている(編注: 4日時点では全自治体の48%、844市区町村に増加: PDF)。オンライン申請の場合は5月、郵便申請の場合は6月開始のところが多い。オンライン申請にはマイナンバーカードが必要で、PCまたはスマートフォンのブラウザーでマイナポータルサイトにアクセスして実行する。

私もPCから申請してみました。Edgeも対応しているとのことだったので、Edge(Chromium)で試したところ「マイナポータルAP」というのがうまく動作せず、諦めてIEで申請しました。申請後は手元に「申請者情報の控え.pdf」「申請様式の控え.pdf」「特別定額給付金.csv」の3ファイルが保存可能です。このうちCSVファイルはBOMなしのUTF-8で保存され、エクセルで文字コード指定なしで開くと文字化けすることから、「文字化けしてる!」という声がネットで見られます。

すべて読む | ITセクション | 日本 | 政治 | インターネット | IT | 政府 | お金 | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
緊急事態宣言下における交通需給 (JALの場合) 2020年05月03日
COVID-19に関する緊急事態宣言、措置期間を1か月程度延長へ 2020年05月02日
東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県、共同キャンペーン「いのちを守る STAY HOME週間」を開始 2020年04月25日
外出自粛で昼間の電気代が急増 2020年04月24日
COVID-19に関する緊急事態宣言、全都道府県に拡大 2020年04月17日
東京都、COVID-19に関する緊急事態宣言を受けて休業を要請する施設等のリストを公開 2020年04月11日
緊急事態宣言を受け東京地裁も業務縮小、「不急の破産など申立てを控えるように」 2020年04月11日
7都県を対象にCOVID-19に関する緊急事態宣言 2020年04月08日
定額給付金の申請手続きで添付書類の不備が多発 2009年04月21日
定額給付金どう使う? 2009年02月02日
COVID-19に関する緊急事態宣言の措置期間、全都道府県で5月31日まで延長 2020年05月05日

米特許商標庁、特許出願書類にAIを発明者として記載することはできないと判断

著者: headless
2020年5月4日 13:32
米特許商標庁(USPTO)は4月27日、現行法では特許出願書類に人工知能(AI)システムを発明者として記載することが認められないと判断したことを発表した(Patent AlertThe Registerの記事The Vergeの記事USPTOの決定: PDF)。

この発明はStephen L. Thaler氏が開発したAIシステム「DABUS」を発明者として認めさせることを目的としてThe Artificial Inventor Projectが昨年7月に出願手続きを行ったものだ。「DEVICES AND METHODS FOR ATTRACTING ENHANCED ATTENTION」と題された出願書類には発明者として「DABUS」と記載されている。そのため、昨年8月には発明者の実名が記載されていないと判断され、発明者本人の宣誓書提出が遅れたことを理由に80ドルの課徴金が通告されている。出願人のThaler氏は発明者を自然人に限るべきではないと申立てたが、USPTOは法律で認められないとして申立を却下した。プロジェクトでは英知的財産局(IPO)や欧州特許庁(EPO)にも同発明を出願していたが、IPOでは出願を取り下げるべきだと判断(PDF)、EPOは出願の受理を拒否している。

すべて読む | YROセクション | YRO | パテント | 人工知能 | アメリカ合衆国 | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
中国の裁判所、AIが生成した文章に著作権を認める 2020年01月13日
AIを発明者として申請された特許出願、欧州で却下される 2020年01月07日
猿が撮影した写真の著作権侵害をめぐる裁判、原告と被告が共同提出した訴え取下の申立を米控訴裁判所が却下 2018年04月19日
AIによる作曲技術を持つ企業、ゲーム音楽のBGMを手がける 2018年02月06日
人工知能が作った創作物の権利、現行法上はどうなっているのか 2017年03月22日
インドの環境森林保護省、「イルカは人類ではない人」としてその権利保護を認める 2013年06月13日

Google、Chromeウェブストアでのスパム対策を強化

著者: headless
2020年5月4日 11:35
Googleは4月29日、Chromeウェブストアでのスパム対策を強化するための開発者プログラムポリシー改訂を発表した(Chromium Blogの記事9to5Googleの記事The Vergeの記事SlashGearの記事)。

Chromeウェブストアは最大のブラウザー拡張機能カタログとなる一方、低品質な拡張機能やユーザーを誤解させるような内容の拡張機能を公開して利益を得ようとする開発者も増加しているという。

以前からChromeウェブストアの開発者プログラムポリシーでは同じ内容のコンテンツを複数公開することや、キーワードスパム、レーティング操作などを禁じている。ただし、改訂前(Internet Archive)は「~しないように (Do not ~)」のような表現だったが、改定後は「~を認めない (We don't allow ~)」「開発者は~してはいけない(Developers must not ~)」のように変更されている。

また、ユーザーに対するスパム送信や、ユーザーに代わってスパム送信することも禁止事項に追加された。このほか、他のアプリやテーマ、拡張機能のインストールまたは起動を主な機能とするアプリを禁止する項目は、このような拡張機能を禁止する項目に差し替えられている。

開発者は8月27日までに改訂版ポリシーに準拠する必要があり、以降も違反状態が続く場合は削除または無効化される可能性があるとのことだ。

すべて読む | ITセクション | Chrome | spam | デベロッパー | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
過剰なデータ収集行為が指摘されていたAvast/AVGの拡張機能、Chromeウェブストアから一時削除される 2019年12月24日
必要以上のパーミッションを要求しないことなどを定めたChrome拡張の新ユーザーデータポリシー、10月15日に適用開始 2019年07月28日
Google、拡張機能のデータアクセス制限強化などのChromeウェブストアポリシー変更を発表 2019年06月06日
Google、信頼できるChrome拡張にするための対策を発表 2018年10月07日
Google、Chrome拡張のインラインインストール廃止へ 2018年06月16日
Chromeウェブストアで怪しいサイトへ誘導しようとする「テーマ」が増加中 2018年05月30日
悪意あるコードを含む偽拡張機能、Chromeウェブストアで合計2,000万人以上がインストール 2018年04月21日
Google、Chromeウェブストアから「アプリ」セクションを削除 2017年12月12日
「Adblock Plus」の偽物がChromeウェブストアで配布される 2017年10月11日
2本のGoogle Chrome拡張機能、開発者アカウント乗っ取りでアドウェアが配信される 2017年08月05日

❌