ノーマルビュー

ロシアの多目的実験モジュール、国際宇宙ステーションに無事到達できるか

2021年7月24日 17:38
AC0x01 曰く、

ロスコスモスは 21 日、国際宇宙ステーション (ISS) 用の多目的実験モジュール「Nauka」の打ち上げをバイコヌール宇宙基地で実施した。複数のメディアが打ち上げ成功を報じたが、その後 Nauka のメインエンジンが起動していないらしいことが発覚した。これに伴い、Nauka と交換で廃棄予定の Pirs モジュールの分離も延期されているようである。(Space.com の記事)。

Nauka は元々 1995 年に Zarya (ISS最初のモジュール) のバックアップとして開発が始まったが、Zarya の打ち上げ成功後、科学モジュールへと改装され 2007 年に打ち上げられることになっていた。計画は延期が続き、その間にロシアは 2025 年の ISS 撤退を表明などもしたが、Nauka は最終的に ISS に向け打ち上げられることとなった(NASASpaceFlight.com の記事)。

現在はリカバリー操作を試みているということだが、十数年を掛けて打ち上げ失敗というのは避けて欲しいところである。

ロスコスモスによれば、ミッションコントロールが22日に実施した軌道修正マヌーバーで 2 回のエンジン噴射を行い、正常に動作することを確認したそうだ。23 日にはさらなる軌道修正を実施しており、24日にも実施予定とのこと。NASA のブログ記事によれば、来週のドッキングに向けて準備を進めているという。別のブログ記事で Pirs の分離・軌道離脱スケジュールは日本時間 24 日夜となっているが、Space.com によると再延期されて 25 日になったとのことだ。

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