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uBlock Origin の試験的な Manifest V3 対応版「uBO Minus」

著者:headless
2022年9月10日 19:18
uBlock Origin を開発する Raymond Hill (gorhill) 氏が 7 日、試験的バージョン「uBO Minus (MV3)」のソースコードを GitHub の uBlock リポジトリに追加した (コミットメッセージThe Register の記事)。

uBO Minus は Chrome 拡張機能プラットフォームの Manifest V3 (MV3) に従い、ブロッキングに declarativeNetRequest (DNR) API のみを使用するバージョンだ。これにより、幅広いデータの読み取り / 変更パーミッションが不要になるためインストール時の警告は表示されなくなるが、コスメティックフィルターやスクリプトレットの挿入、リダイレクトルールなどが使用できなくなる。これにより、「Minus」の名前の通り機能低下する結果となる。

Google はコンテンツブロッカーの動作を制限するとの批判を受けながら Manifest V2 (MV2) の終息計画を進めており、2023 年 1 月にはエンタープライズポリシーで有効化しない限り MV2 拡張機能は使用できなくなる。Hill 氏は MV2 バージョンの代わりに MV3 バージョンを使用するべき理由は少ないと主張するものの、MV2 バージョンを選択できるのはあと数か月だ。現在のところ Chrome ウェブストアで MV3 使用をうたう広告ブロッカーは AdGuard の試験的バージョン「AdGuard Browser Extension v3」が公開されているのみだが、どうなるだろうか。

一方、Mozilla は Firefox で DNR を実装しつつ従来の webRequest によるブロッキングサポートも開発者のニーズを満たすソリューションが見つかるまで継続する計画を示している。Brave も引き続き MV2 拡張機能をサポートする計画だが、引き続き MV2 拡張機能を入手可能にするためには Chrome ウェブストアを使い続けることはできず、独自の拡張機能ストア開設が必要となる可能性もある。

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オープンソースにおける「コモンズの悲劇」を避けるためというライセンス変更

著者:headless
2022年9月10日 17:25
Lightbend は 7 日、同時実行・分散アプリケーション開発向けツールキット Akka のライセンスを Business Source License(BSL)1.1 に変更すると発表した (Lightbend のブログ記事ライセンス FAQThe Register の記事)。

MariaDB が策定した BSL は時限付きオープンソースライセンスで、設定した期間内はソースコードを提供しつつ商用利用を制限し、その後はオープンソースライセンスに移行する。Akka の場合はリリースから 3 年間は自由に非プロダクション利用を認める一方で限定的にプロダクション利用を認め、4 年目以降は Apache License Version 2.0 で利用可能になる。

Lightbend ではライセンス変更の理由として、多数がオープンソースに貢献することなく利用するオープンソースにおける「コモンズの悲劇」を避け、Akka を持続可能なオープンソースにすることを挙げている。Akka を最初に開発したときに選んだ Apache 2.0 ライセンスは小規模なプロジェクトに適しているが、大規模で世界的なプロジェクトに成長した現在はそぐわないものになっているという。

今後は Akka をプロダクション利用する場合に商用ライセンスが必要となるが、年間売上高 2,500 万ドル未満の企業には無料で商用ライセンスを提供する。スタートアップでの Akka 導入を容易にすることで、引き続きイノベーションを促進できると考えているとのことだ。

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国内の COVID-19 感染者数、累積 2,000 万人を超える

著者:headless
2022年9月10日 15:32
maia 曰く、

国内の新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 累計感染者数が 2,000 万人 (クルーズ船含む) を超えた (共同通信の記事読売新聞オンラインの記事NHK 特設サイトTBS NEWS DIG の記事)。

累計感染者数は 1 月初めに 173 万人台だったが、7 月 14 日に 1,000 万人を超えた。1 日当たりの感染者は第 6 波で最大 10 万人超、第 7 波で 26 万人超。現在は 26 日間連続で死者数が 200 人を超えており、累計死者数は 2 月 11 日に 2 万人超、9 月 1 日に 4 万人超となっている。新規感染は 8 月中にピークを過ぎて実効再生産数は 1 を切る減少局面に入っているが、年中行事的なイベントの人流含めて季節性を帯びているので、第 8 波の到来も確実視されている。

気になるのは次の流行株と目されるオミクロン BA.2.75 株 の動向だが、株の置き換わりはまだ進んでいないようだ。今季はインフルエンザの流行も復活しそうだ。

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HP Support Assistant に DLL ハイジャックの脆弱性

著者:headless
2022年9月10日 13:39
HP 製 PC にプリインストールされるサポートツール「HP Support Assistant」で DLL ハイジャックの脆弱性 CVE-2022-38395 が見つかり、HP が最新版への更新を呼びかけている (HP カスタマーサポートの記事Neowin の記事BetaNews の記事Ghacks の記事)。

DLL ハイジャックの脆弱性は HP Support Assistant が Fusion を用い、診断ツールとして HP Performance Tune-up を起動する仕組みに存在する。攻撃者はこの脆弱性を悪用することで、特権昇格が可能になるとのこと。脆弱性の影響を受けるのは HP Support Assistant バージョン 9.11 よりも前のバージョン、および Fusion バージョン 1.38.2601.0 よりも前のバージョンとなる。

現行の HP Support Assistant はバージョン 9.19.52.0 であり、かなり前に修正されていたようだ。Internet Archive のスナップショットによれば、昨年 12 月はバージョン 9.10.85.0今年 1 月にはバージョン 9.12.43.0 となっている。

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Windows 11、新規追加したMicrosoftアカウントでサインインに問題が発生していた

著者:headless
2022年9月10日 11:46
Windows 11 ビルド 22000.918 (KB5016691) で、新規追加した Microsoft アカウントの初回サインイン時に問題が発生していたそうだ (Windows 11 の既知の問題と通知Neowin の記事On MSFT の記事Windows Central の記事)。

KB5016691 は 8 月 25 日にリリースされた Windows 11 の更新プログラムのプレビュー (リリース C) だ。この更新プログラムをインストール後、Microsoft アカウントユーザーを新規追加してサインアウトまたは再起動後、追加したアカウントでのサインインが短時間できなくなっていたという。

この問題は新たに Microsoft アカウントを追加したデバイスでの初回サインインのみが影響を受け、ロック画面が表示されるまでしばらく待てばサインイン可能となる。Active Directory ドメインユーザーアカウントや Azure Active Directory アカウントには影響しないとのこと。

Microsoft はこの問題を 9 月 7 日に確認し、同日に既知の問題のロールバック(KIR) を使用して解決している。マネージドデバイスで KIR を利用するには、KIR 用グループポリシーのインストールが必要だ。

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