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Debian、公式イメージのインストーラーで非自由なファームウェアを同梱可能に

著者:headless
2022年10月8日 19:11
Debian プロジェクトが採決を行い、公式イメージのインストーラーで非自由な (プロプライエタリの) ファームウェアを同梱可能にした (決議案採決結果The Register の記事)。

Debian では長らく非自由ファームウェアのサポートを避けてきたが、このようなファームウェアバイナリなしではモダンなコンピューターが完全に動作しなくなってきているというのが提案理由だ。

選択肢は大きく 3 つに分けられる。
  1. 非自由ファームウェアを含む唯一のインストーラー
  2. 非自由ファームウェアを含むインストーラーと含まないインストーラーの両方
  3. 非自由ファームウェアを含むインストーラーを認めない

実際のオプションは以下のような 7 つとなる。

  1. 唯一のインストーラー
  2. 両方のインストーラーで非自由ファームウェアを含む方を推奨
  3. 両方のインストーラーを提示可能にする
  4. 非自由ソフトウェアを含むインストーラーを Debian の一部と認めない
  5. 非自由ファームウェアを含められるよう Debian 社会契約を変更、唯一のインストーラー
  6. 非自由ファームウェアを含められるよう Debian 社会契約を変更、両方のインストーラー
  7. どれも該当しない

採決を勝ち抜いたのはオプション 5。Debian 社会契約の 5 番に「非自由ファームウェアを必要とするハードウェアを Debian で使用可能にするため、Debian の公式メディアには Debian の一部ではないファームウェアが同梱される可能性がある」といった趣旨の文言を追加し、同梱されるファームウェアバイナリはシステムの判断によりデフォルトで有効化されるといった声明を出すことになっている。

これにより、次期 Debian 12 (コードネーム: Bookworm) では、公式メディアに非自由ファームウェアが同梱可能となる。

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2002 年以来初めてロシアの宇宙飛行士が米宇宙船に搭乗する Crew-5 ミッション、打ち上げ成功

著者:headless
2022年10月8日 17:18
NASA と SpaceX は日本時間 6 日、Crew Dragon 宇宙船で国際宇宙ステーション (ISS) にクルーを輸送する Crew-5 打ち上げミッションを実施した (NASA のプレスリリースSpaceX の打ち上げ情報Ars Technica の記事動画)。

ケネディ宇宙センター LC-39A で Falcon 9 ロケットによる打ち上げが行われたのは日本時間 6 日 1 時。打ち上げは成功し、日本時間 7 日 6 時 1 分 ISS にドッキングした。Falcon 9 ロケット第 1 段はドローン船 Just Read the Instructions 上に着陸し、回収にも成功している。

Crew-5 ミッションで ISS へ向かったのは NASA のニコール・マン宇宙飛行士とジョシュ・カサーダ宇宙飛行士、JAXA の若田光一宇宙飛行士、ロスコスモスのアンナ・キーキナ宇宙飛行士の 4 人。NASA とロスコスモスはソユーズに米宇宙飛行士が乗り、米民間宇宙船にロシアの宇宙飛行士が乗る座席交換計画を進めていた。

ウクライナでの緊張を受けて実現は疑問視されていたが、7 月には NASA とロスコスモスが座席交換に正式合意。キーキナ宇宙飛行士は 2002 年のスペースシャトルミッション以来、初めて米宇宙船に搭乗したロシアの宇宙飛行士となった。

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デジタル庁、2022 年度のガバメントクラウド対象クラウドサービスを発表

著者:headless
2022年10月8日 15:25
miishika 曰く、

デジタル庁は 10 月 3 日、2022 年度のガバメントクラウド (Gov-Cloud) 対象クラウドサービスを発表した (PDF)。

前年度から対象となっている Amazon Web Services と Google Cloud Platform に加え、Microsoft Azure と Oracle Cloud Infrastructure が新たに選定された。

ちなみに、AC0x01 のコメントによれば、

日本企業は技術要件を満たせなかったのかまたはそれ以外の理由か不明ですが、応札しなかったとのことでした。

とのこと。

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Windows 11 バージョン 22H2、更新プログラムのチェックを実行したすべての対象デバイスに提供拡大

著者:headless
2022年10月8日 13:32
Microsoft が Windows 11 バージョン 22H2 (2022 Update) のロールアウト状況を更新し、「更新プログラムのチェック」を実行したすべての対象デバイスに提供を拡大すると発表した (Windows 11 バージョン 22H2 の既知の問題と通知 米国英語版Neowin の記事Ghacks の記事Windows Central の記事)。

ただし、ソフトウェアの非互換性など、アップグレードにより重大な問題が発生する可能性のあるデバイスではセーフガードホールドが適用され、問題が解決するまでバージョン 22H2 は提供されない。現在セーフガードホールドの対象となっている問題は、インストール済みプリンターの一部で既定の設定のみが許可される問題と、Intel Smart Sound Technology ドライバーと Windows 11 の互換性の問題だ。

バージョン 22H2 の新機能を利用したいユーザーは設定の「Windows Update」で「更新プログラムのチェック」をクリックすればいい。適用の準備が整ったデバイスでは「ダウンロードしてインストール」と表示されるので、クリックすればアップグレードを実行できる。

Windows 10 デバイスについては PC Health Check アプリを使用するか、Windows 11 の要件を確認することでアップグレード可能かどうかを確認できるという以前のままの説明が残されているが、手元の Windows 10 デバイスでは少し前から Windows Update に「Windows 11, version 22H2の準備ができました」と表示されている。

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2022 年ノーベル平和賞はベラルーシ・ロシア・ウクライナの人権活動家・団体が受賞

著者:headless
2022年10月8日 11:39
2022 年のノーベル平和賞は、ベラルーシの人権活動家アレス・ビアリャツキ氏とロシアの人権団体 Memorial、ウクライナの人権団体 Center for Civil Liberties がそれぞれ 3 分の 1 を受賞した (プレスリリース)。

受賞者はそれぞれの母国で市民社会を代表しており、長年にわたって権力批判の権利や市民の基本的権利を促進してきた。また、戦争犯罪や人権侵害、権力乱用の記録に並外れて尽力しており、これらを合わせて平和と民主主義に対する市民社会の重要性を示したとのこと。

ビアリャツキ氏は 1980 年代半ばのベラルーシにおける民主運動の先導者の一人であり、母国の民主主義の促進と平和的な進歩に人生を捧げてきた。2011 年から 2014 年に投獄され、2020 年に再び逮捕されたビアリャツキ氏は現在も裁判を受けられないまま拘束されているが、屈服することなくベラルーシでの人権と民主主義を守り続けている。

Memorial はスターリン時代の圧政被害者が忘れ去られないようにしたいと考える旧ソ連の人権活動家により 1987 年に設立。ソ連崩壊後のロシアで最大の人権団体となった Memorial はロシアでの圧政や人権侵害の記録も行ってきた。ロシア政府は「外国の手先」として Memorial に解散や記録センターの閉鎖を命じたが、Memorial は閉鎖を拒否している。

Center for Civil Liberties はウクライナにおける人権と民主主義発展のため、2007 年にキーウで設立された。センターはウクライナの市民社会強化を支持し、ウクライナを本格的な民主主義国家にするため当局に圧力をかけた。ロシアのウクライナへの侵略開始以降はウクライナ市民に対するロシアの戦争犯罪の特定と記録にも取り組んでいる。

ノルウェー・ノーベル委員会は 2022 年ノーベル平和賞の授賞により、ベラルーシとロシア、ウクライナにおける人権と民主主義、隣国との平和的共存の傑出した推進者を称えたいとのことだ。

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