ノーマルビュー

「シャーロック・ホームズ」シリーズ最後の作品が間もなく米国で著作権保護期間満了

著者:headless
2022年12月30日 17:34
米国で「シャーロック・ホームズ」シリーズ最後の作品の著作権保護期間が間もなく満了し、2023 年 1 月 1 日にはパブリックドメインになる (The Verge の記事)。

シャーロック・ホームズシリーズの作者アーサー・コナン・ドイルは 1930 年に死去しており、著作権保護期間が作者の死後 70 年の英国では既に全作品の保護期間が満了している。一方、米国では 1977 年までに公表された作品の著作権保護期間が公表から 95 年となるため、1927 年に公表された作品の保護期間は 2022 年末までとなる。

米国で 2023 年 1 月 1 日にパブリックドメインとなるシャーロック・ホームズシリーズ最後の作品は、短編集「シャーロック・ホームズの事件簿」収録の「The Adventure of Shoscombe Old Place (ショスコム荘)」と「The Adventure of the Veiled Lodger (覆面の下宿人)」の 2 作品。2023 年以降も著作権保護期間の続くドイル作品もあるが、ホームズに関連する作品は制作・公開しやすくなるだろう。

すべて読む | YROセクション | 書籍 | YRO | 著作権 | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
米上院議員、著作権保護期間を最長 56 年間に短縮する法案 2022年05月14日
「クマのプーさん」など 1926 年に出版された著作物が米国でパブリックドメインに 2022年01月04日
作曲家ジョージ・ガーシュインの曲の一部が再び著作権料徴収の対象に 2021年09月12日
本の未来基金、著作権保護期間中の作品を青空文庫基準で公開する新サイトを計画中 2021年01月07日
「グレート・ギャツビー」など1925年に出版された著作物が米国でパブリックドメインに 2021年01月04日
米連邦地裁、「シャーロック・ホームズ」シリーズ最後の10作品で複雑に変化したホームズの人物像が著作権保護されると主張する訴訟を棄却 2020年12月24日
「シャーロック・ホームズ」シリーズ最後の10作品で複雑に変化したホームズの人物像は著作権保護されるとの主張 2020年06月28日
政府が小説や音楽の著作権保護期間を作者の死後70年に延長する方針と報じられる 2018年02月12日
ネス湖でソナーに恐竜のような影、その正体は映画「シャーロック・ホームズの冒険」で使われるはずだった模型 2016年04月15日

eBay に出品された米軍の生体識別デバイス、2,600 人以上のデータが含まれていた

著者:headless
2022年12月30日 14:29
Chaos Computer Club (CCC) がオンラインオークションに出品された米軍の生体識別デバイス 6 台を入手して調査したところ、その 1 台には 2,632 人分の名前や国籍、写真とともに指紋データや虹彩スキャンデータが保存されていたそうだ (CCC のブログ記事The Verge の記事The New York Times の記事Ars Technica の記事)。

CCC が入手したのは 4 台の SEEK II (Secure Electronic Enrollment Kit) と 2 台の HIIDE 5 (Handheld Interagency Identity Detection Equipment)。これらのデバイスはアフガニスタンとイラクで軍人や協力者、テロリスト、指名手配者などを識別するために用いられていたものだ。CCC ではタリバンが HIIDE を入手したという報道を受けて、調査を開始した。

2,600 人分以上の生体識別データが格納されていたのは 8 月に調査を率いる CCC の Matthias Marx 氏が eBay で入手した SEEK II で、2012 年半ばにカブールとカンダハールの間で用いられたのが最後だという。データは暗号化されておらず、既知の標準パスワードを入力するだけでアクセス可能なだけでなく、データベースは標準的なものであり、データフォーマットにも変わったところはなく、分析は容易だったそうだ。

このようなデータがテロリストの手に渡れば現地の協力者などが危険にさらされる。CCC では問題を SEEK II のメーカーや米国防総省、アフガニスタンでの生体識別情報収集に協力したドイツ連邦軍に報告したが、このような情報漏洩を誰も気にしていないとのこと。報告から 2 か月半経過し、CCC ではまた別の生体識別デバイスをオンラインで注文できたといい、Marx 氏はリスクの高いデータを無責任に取り扱うことを批判している。

すべて読む | セキュリティセクション | 軍事 | セキュリティ | アメリカ合衆国 | 情報漏洩 | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
タリバン、米軍生体認証デバイスを入手か。米英の協力者あぶり出しに悪用される可能性 2021年08月20日
B-43熱核爆弾の純正ノーズコーン、ebayに出品される 2020年12月14日
Wikileaks、40 万ページに及ぶ米軍機密文書を公開 2010年10月27日
WikiLeaks、アフガン紛争に関連する大量の米軍機密文書を公開 2010年07月28日
Wikileaks にイラク民間人へのヘリ攻撃動画をタレ込んだ人物、逮捕される 2010年06月07日
eBay に出品された中古ハードディスクから米軍機密情報見つかる 2009年05月12日
MI6の機密入りデジカメ、eBayで販売される 2008年10月02日
ヤフオクに米軍のヘリシミュレータ?が出品される 2007年03月09日

❌