ノーマルビュー

米国、人工涙液が関係するとみられる超多剤耐性緑膿菌アウトブレイク

著者:nagazou
2023年3月21日 08:05
headless 曰く、

米疾病予防センター (CDC) によると、米国で人工涙液が関係しているとみられる超多剤耐性緑膿菌アウトブレイクが発生しているそうだ (CDC のアウトブレイク情報Ars Technica の記事)。

アウトブレイクの発生している株は VIM 型メタロβラクタマーゼおよび GES 型βラクタマーゼ産生カルバペネム耐性緑膿菌 (VIM-GES-CRPA) だという。3 月 14 日時点では 16 の州で 68 人の患者が確認されており、1 人が死亡、8 人が失明、4 名が眼球摘出手術を受けたとのこと。患者の多くは人工涙液の使用を報告しており、37 人が 4 つの医療施設クラスターに結び付けられている。

患者から報告のあった人工涙液のブランドは 10 種類以上、中には複数ブランドの人工涙液を使用している患者もいる。ただし、EzriCare Artificial Tears という市販の防腐剤無添加製品が最も多く報告されたブランドであり、4つのクラスターで唯一共通のブランドとのこと。患者から提供された ErziCare の開封済みボトルから回収された VIM-GES-CRPAはアウトブレイク株と一致しており、未開封ボトルのテストも進められているとのことだ。

この製品については VIM-GES-CRPA 汚染の恐れがあるとして Global Pharma Healthcare が 2 月からリコールを実施しており、日本でも厚生労働省の「あやしいヤクブツ連絡ネット」が個人輸入において注意すべき医薬品に挙げている。

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時間当たりのブルーライト照射量、7割以上がスマホ・パソコンのほうが太陽光が強いと誤解

著者:nagazou
2023年3月21日 07:08
第一三共ヘルスケアが実施したブルーライトによる肌への影響に関する意識調査によると、7割以上が「スマホ・パソコンのブルーライト照射量が太陽光よりも強い」と誤解していることが判明したという(第一三共ヘルスケアリリース調査の詳細[PDF])。

調査によると、ブルーライトから連想するものは「スマホ・パソコンなどのデジタル機器」が89.3%と大多数を占めた。その一方で「太陽光」を連想した人はわずか3.8%しかいなかったという。ブルーライトの影響が最も大きいものとしては「太陽光」と回答をした人はわずか2.8%しかおらず約9割が「スマホ・パソコン」と回答したとしている。

ブルーライトによる影響としては「視力」が73.3%を示した。肌への影響を連想する人は1割程度しかいなかったという。同社はブルーライトの影響を正しく理解して、ブルーライトによる肌への影響へも配慮するよう警告している。

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トルコでのボツリヌス神経毒素胃内注射によるボツリヌス症の症例

著者:nagazou
2023年3月21日 06:00
headless 曰く、

欧州疾病予防管理センター (ECDC) によると、ボツリヌス神経毒素 (BoNT) の胃内注射によるボツリヌス症の症例が 67 件報告されているそうだ (ECDC のニュース記事Ars Technica の記事)。

BoNT 注射は肥満治療としてトルコの私立病院で行われたもので、症例はトルコ (53 件) のほか、ドイツ (12 件) とオーストリア (1 件)、スイス (1 件) で報告されているという。現在確認されている情報によれば、すべての患者は 2 月 22 日から 3 月 1 日の間に治療を受けており、60 件はイスタンブール、3 件はイズミルの病院だったことが確認されているとのこと。

症状は軽症から重症まで幅広く、数名が入院し、集中治療室でボツリヌス抗毒素による治療を受けている患者もいるそうだ。現在のところ病院での治療に問題があったのか、使用した製品に問題があったのかは判明していないが、トルコ当局の調べによると BoNT 製品は認可された製品ではあったものの、胃内注射による肥満治療用としては使用が許可されていなかったとのこと。その結果、各病院の担当科は診療停止が命じられ、関係者への調査が行われている。

ECDCではボツリヌス症リスクが高いことからトルコでのBoNTによる肥満治療を避けるよう強く推奨しており、該当期間にイスタンブールやイズミルで同治療を受けた人に対しては医師に相談するよう推奨している。

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JAXAとGPI、宇宙からの観測により海上風速データを可視化。洋上風力発電に活用

著者:nagazou
2023年3月21日 05:06
JAXAは13日、再生可能エネルギー事業者のグリーンパワーインベストメント(GPI)と協定を締結し、宇宙からの観測により海上風速データを「風の地図」として可視化し、洋上風力発電事業での適地選定の効率化に向けた検証を実施すると発表した。宇宙からの観測により風の地図の作成は日本初の試みだという。両者が結んだのは「超広帯域電波デジタル干渉計(SAMRAI)の洋上風力発電分野利用の検討」に関する協定(グリーンパワーインベストメントリリースUchuBiz環境ビジネスオンライン)。

JAXAの「SAMRAI」を搭載した衛星群から、マイクロ波計測技術により全天候海上風速データを取得して作成する。 SAMRAIは超広帯域での電波スペクトルの観測であることから、雲や雨など天候の影響を受けずに精度の高い海上風速を観測できるとされる。これにより、洋上風力発電事業での適地選定の効率化に向けた検証を実施していくとしている。

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