小説を読まない中学生に薦める一冊「本をつんだ小舟」宮本輝
2026年4月5日 21:45
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静岡県公立高校入試問題の添削を通じて、多くの中学生が物語や小説を全く読んでいない実態が明らかになった。特に国語の読解力は表面的で深く理解できていない。
この状況に対して、「本をつんだ小舟」(宮本輝著)を薦める。これは宮本自身が中学高校生時代に読んだ作品を集め、読み方を解説した書籍である。特に宮本輝の「蛍川」と「泥の河」などの代表作も含まれている。
この本は、中学生にとって小説を読む機会が非常に少ない時代に、精神的に成熟するための貴重な材料となる。また、ゲームに時間を費やす代わりに、小説を通じて多様な人生経験を得ることが重要であると指摘している。
さらに、静岡県立中学では一部の生徒が非常に高い教養を有しており、「お子ちゃま集団」と呼ばれる状況もある。このような環境で勉強するためには、知的精神的な水準を上げる努力が必要だという。
この状況に対して、「本をつんだ小舟」(宮本輝著)を薦める。これは宮本自身が中学高校生時代に読んだ作品を集め、読み方を解説した書籍である。特に宮本輝の「蛍川」と「泥の河」などの代表作も含まれている。
この本は、中学生にとって小説を読む機会が非常に少ない時代に、精神的に成熟するための貴重な材料となる。また、ゲームに時間を費やす代わりに、小説を通じて多様な人生経験を得ることが重要であると指摘している。
さらに、静岡県立中学では一部の生徒が非常に高い教養を有しており、「お子ちゃま集団」と呼ばれる状況もある。このような環境で勉強するためには、知的精神的な水準を上げる努力が必要だという。
大問1の物語文、大問2の評論文とも「読みが表面的で浅い」ので作者や著者の「いいたいことの核心」がつかめていない。
これから判るのは、そもそも今の中学生は物語も小説も全く読まないという事実だ。
読んだ経験が極めて少ないので、読むコツがわかっていない。
高校入試に出る物語文や小説は、全て主人公が小学生か中学生に限定されている。
年齢が近いので、主人公の心情や考えが理解しやすいと配慮された出題だ。
だが、中学生はむしろ年齢が離れている「大人の読む小説」を読むべきなのである。
大人のために書かれた小説であっても、中学高校生が読んで十分に理解できる小説がある。
その代表格が宮本輝である。
彼の小説は高校入試や中学入試に頻繁に採用されている。
特に多いのが「蛍川」と「泥の河」で主人公は前者が中学生,後者が小学生だ。
この宮本輝が日本と世界の代表的な小説の中から選りすぐって、そのあらすじと読み解き方を紹介した本に「本をつんだ小舟」(文芸春秋)がある。
特にこの本を薦めるのは、宮本輝自身が中学高校生時代に読んだ本に限定してあるからだ。
収録してある作品のレベルを考えるとなんと早熟な中学生だと思われるが、その当時読んだ感想がそのまま綴られている。
宮本氏が少年時代に乱読、濫読、溺読したのは必ずしも幸せではなかった、いやはっきり言って不幸だった境遇から逃れるためでもあった。
そのときの辛さの記憶と作品を読んだ時の記憶が縦糸と横糸となって、読む者の心に強い感銘を与えてくれる珠玉の一冊だ。
中学時代に小説、特に名作と言われる傑作を読む機会を逃すと、高校大学時代にはほとんど読む機会が無い。
今の高校大学生はゲ-ムをやる時間はあっても、小説を読む時間は作らない。
ゲ-ムの中に人生は無い。
様々な人生を小説を通して体験することで、精神的に成熟していくことが出来る。
小説を読まずに大人になると「幼児性」が抜けない「お子ちゃま青年」、さらにはただの「ガキおやじ」のまま周囲から浮いた存在として生きていくことになる。
来年には高校生になる現中3生、とくに男子は、精神年齢が小学校3,4年生のままである。
靜高の公立中生の中には驚くべき高い教養と知性を兼ね備えた生徒がいる。
彼らから「附中のお子ちゃま集団」と馬鹿にされないように、知的精神的水準を上げる努力をしよう。