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Received — 2026年3月2日 新星進学ゼミ

学力は遺伝か環境か論争 小中学校で差が出る

2026年3月2日 11:48
慶応大学名誉教授の安藤寿康氏が先導している「学力は遺伝か環境か論争」は、今までの主観的な主張とはことなり、データ数が膨大なエビデンスに基づいているので説得力がある。
彼が提示しているデータで興味深いのは、学力に与える要因が小学生と中学生でかなり異なることだ。
学力の決定要因
小学生 遺伝25% 家庭環境60%
中学生 遺伝15% 家庭環境70%
ここで注意が必要なのが家庭環境で、これは厳密な意味では「共有家庭環境」という定義だ。
その意味は「家族を真似させようとする環境」と定義されている。
つまり、「家族の構成員である親と子供が共通する価値観や行動規範を持つように,同調圧力が働いている環境」という意味である。
ずばり言ってしまうと「学歴によって今よりも上の階層に上がれるように、勉学に励もう」と家族全員が思っている環境である。
このデータで注目すべきべき事は、小学生よりも中学生の方が家庭環境の方が比重が高く、遺伝要素は15%に過ぎないという点だ。
これはこのように解釈すべきだ。
小学生は親が着火して火を起こしてやるが、本人の意欲はそこまで燃え上がっていない。
一方で中学生は、親によって起こされた火が本人の意欲を燃え上がらせて、自主的な向学心を掻き立てている。
本人がその気になって勉強し始めると、親の遺伝のような他力的要素を凌ぐ効果を発揮している。
本人がその気になると家庭もさらに総出で支援体制を強化するので、家庭環境がより一層学力向上にプラスに働いていく。
科目の中でも、数学は後天的な技能で練習によって大幅に得点力が伸びていく。
数学は入試のカギとなる科目で、これが努力で一番伸びるのはありがたい。
数学力のカギは何といっても「計算力」で、特に暗算力が強いと回答の先を見通す力が着くので、暗算力を強化するのが効果的だ。















 
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